
2歳は言葉が一気に増え、自己主張も出てくる時期です。短いお話やくり返しのあるリズミカルな絵本、食事や着替えなど生活のワンシーンを描いた絵本で、ことばと好奇心がぐんと広がります。「いやいや」が増える時期でもあり、気持ちに寄り添う絵本や生活習慣の絵本が毎日の助けに。自分でめくったりセリフをまねたりと、絵本への関わりも積極的になります。このページでは、2歳にぴったりの読み聞かせしやすいおすすめ絵本を、のびタネ分野やテーマ別に紹介します。
2歳は言葉が一気に増える時期。イヤイヤも出る今は、短いお話と生活の絵本がおすすめです。
絵本の分野
本の特徴
二匹の友情と、
焼きたてカステラの香りが蘇る!
冒険心と友情の大切さを学べる、
心がぽかぽか温まる一冊です
野ねずみのぐりとぐらが森で見つけた大きな卵をどうやって運び、どんな料理にしようかと知恵を出し合う様子を描いた、日本を代表する定番絵本です。二匹の息の合ったやり取りや工夫する姿は、想像力が育まれていく2〜5歳の子どもたちの好奇心をくすぐります。焼き上がりを待つわくわくした気持ちや、森の仲間たちと分け合う温かさも自然に伝わってきます。読み聞かせを通して、友だちと協力する楽しさや食べることの喜びを親子で味わえる、世代を超えて愛される一冊です。
絵本の分野
本の特徴
穴をくぐるしかけで、
変身の喜びが味わえる!
食べることへの興味が広がり、
数への親しみが深まる絵本です
小さなあおむしが月曜日から次々と食べ物を食べていき、やがて姿を変えていくまでを描いたロングセラー絵本です。鮮やかな色彩の絵と、ページに開いた穴をたどる楽しいしかけが特徴で、2〜5歳の子どもは指でなぞったり数えたりしながら夢中になります。曜日や数、食べ物の名前に興味を持ち始める時期にもぴったりで、自然や生き物への関心を広げるきっかけにもなります。何度読んでも新しい発見があり、読み聞かせのたびに親子で一緒に数えたり食べ物を当てたりする楽しい時間を過ごせます。
絵本の分野
本の特徴
友だちづきあいのヒントが満載!
気持ちに寄り添い、
心を育てる一冊です
元気いっぱいの猫の女の子ノンタンが、誕生日を迎えて友だちみんなでお祝いする様子を描いた、シリーズでおなじみのキャラクターが登場する絵本です。誕生日ならではのわくわくした気持ちや、友だちと一緒に祝ってもらう嬉しさが、テンポのよい言葉とにぎやかな絵で描かれています。自分や友だちの誕生日を意識し始める年齢の子どもにとって、お祝いすることの楽しさや、友だちを思う気持ちを自然に感じられる内容です。誕生日の読み聞かせにぴったりで、繰り返し読みたくなる親しみやすさも魅力です。
絵本の分野
本の特徴
トイレへの一歩を楽しく後押し!
トイレへの一歩を応援する一冊です
ぞうやねずみ、鳥や虫など、さまざまな生き物たちのうんちの形や大きさを軽やかなユーモアとともに紹介していく絵本です。生き物によってうんちの見た目や仕方がまったく違うことを知ることで、からだのしくみや生き物への興味が自然に広がっていきます。トイレトレーニングの時期にある子にとっては、うんちを恥ずかしいものではなく身近で面白いものとして受け止められるきっかけにもなります。読み聞かせでは思わず笑ってしまう場面も多く、親子で声を出して楽しみながら、生き物と自分のからだについて話すきっかけになる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
パンツ探しで、
くすくす笑いが止まらない!
ユーモアと意外性で、
読む喜びが広がる絵本です
お気に入りのパンツをなくしてしまったしろくまが、あちこちを探しながらいろいろなパンツに出会っていくお話です。しましま柄やドット柄、思いもよらない形のパンツまで次々に登場し、ページをめくるたびに何が出てくるか分からない意外性とユーモアが詰め込まれています。しかけを開く楽しさもあいまって、子どもたちは笑いながら夢中でページを進めていきます。トイレトレーニングの時期とも重なりやすいテーマなので、パンツへの親しみを持つきっかけにもなり、読み聞かせでは親子で声をあげて笑い合えるにぎやかな時間になります。
絵本の分野
本の特徴
世代を
超えて愛される14ひきシリーズ!
家族の朝ごはんが心あたたまる定番です
野ねずみの14ひき家族が、朝ごはんの準備から食卓を囲むまでの様子を丁寧に描いた作品です。畑で食材を集めたり、みんなで手分けをしたりしながら食事を整える過程が、岩村和朗ならではの緻密で温かな絵で表現されています。家族みんなで食べることの喜びや、当たり前の日常のありがたさが伝わってくる内容で、3〜6歳の子どもが生活習慣や食への関心を育むきっかけにもなります。朝の時間や食事前の読み聞かせにもふさわしい、シリーズを代表する一冊です。
絵本の分野
本の特徴
大きなかぶに立ち向かう、
心がほっこり温まる物語!
力を合わせることの素晴らしさを学べる一冊です
おじいさんが育てた大きなかぶを、家族みんなで力を合わせて抜こうとする物語です。おばあさん、まご、犬、猫、ねずみまでが次々に加わり、小さな力が積み重なって大きな力になっていく展開は、2〜5歳の子どもにとって心地よい繰り返しとして楽しめます。声に出して一緒に「うんとこしょ、どっこいしょ」と唱えたくなる、読み聞かせにぴったりのロングセラー絵本です。協力することの大切さを、楽しい雰囲気の中で自然に感じ取れる一冊で、初めての昔話体験にも向いています。
絵本の分野
本の特徴
おふろが楽しみになる!
おふろが楽しみになる一冊です
ワニのわにわにはおふろが大好き。お湯につかり、おもちゃで遊び、せっけんのあぶくをとばし、シャワーをマイクに歌までうたうのです!読み聞かせに最適な大型絵本。
絵本の分野
本の特徴
大家族の温かさと、
自然の恵みが詰まった絵本!
家族の絆と食の大切さを感じる、
ロングセラーです
大家族の野ねずみたちが暮らす人気シリーズの一冊で、家族総出で長いやまいもを掘り出そうと力を合わせる様子を描いたお話です。土を掘り進める作業の大変さや、みんなで協力しながら収穫を喜び合う姿を通じて、3〜6歳の子どもは自然の恵みや家族で力を合わせることの意味を自然と感じ取ることができます。細やかに描かれた野山の風景を眺めながら、食べ物がどのように育ち食卓に届くのかを親子で話し合うきっかけにもなる、季節の恵みを感じられる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
形あそびで観察力が育つ!
考える力が自然と身につく一冊です
まる、しかく、さんかくという三つの形を、太い輪郭とはっきりした色使いのシンプルな絵で見せてくれる一冊です。ページをめくるたびに同じ形がくり返し登場するので、子どもは自然と形の特徴をつかみ、身のまわりにある丸いものや四角いもの、三角のものを指さして教えてくれるようになります。文字も少なく展開も静かなので、絵本にまだ慣れていない小さな子との読み聞かせにもぴったりで、親子で「まるはどれかな」と問いかけながらゆっくり言葉を交わす時間になります。形という抽象的な概念を、難しい説明なしに絵と言葉だけで感じ取れるところが魅力で、数や図形への興味の入
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 食育どうぶつ友だち | ||
| 2 | 定番偕成社 | 2〜5歳 | 食育むし・いきもの数 | ||
| 3 | 定番偕成社 | 2〜6歳 | 友だちプレゼント誕生日 | ||
| 4 | 定番福音館書店 | 2〜6歳 | トイトレむし・いきもの | ||
| 5 | 定番ブロンズ新社 | 2〜5歳 | どうぶつユーモアしかけ | ||
| 6 | 定番童心社 | 2〜5歳 | 食育かぞく物語 | ||
| 7 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 音リズムどうぶつことば | ||
| 8 | 定番福音館書店 | 2〜6歳 | おふろ | ||
| 9 | 定番童心社 | 2〜5歳 | 食育かぞくきせつ | ||
| 10 | 定番福音館書店 | 2〜6歳 | 形 |
2歳は、自我が育ち、気持ちやこだわりを表すことが増えていく時期です。とくに相性のよい3つの分野から、それぞれおすすめの3冊を紹介します。
自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい2歳には、気持ちを代弁してくれる絵本が合いやすいです。「そうだよね」と気持ちを受けとめてもらえる体験が安心につながります。
「自分でやりたい」気持ちが育つ2歳には、生活習慣をテーマにした絵本もおすすめです。絵本の主人公と一緒に、着替えやお片づけに挑戦したくなります。
お友だちとのかかわりが少しずつ増える2歳には、順番やあいさつが出てくる絵本も合いやすいです。絵本を通して、ルールやかかわり方を自然に感じられます。
一覧は、2歳がちょうど読みごろの絵本を優先し、多くの家庭で読み継がれてきた定番度の高い順に並べています。赤ちゃん絵本から物語絵本への橋渡しの時期なので、短いお話と生活習慣の絵本をバランスよく本棚に置くのがおすすめです。イヤイヤ期の毎日でも、絵本の時間が親子の落ち着けるひとときになります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 2歳の絵本選びで大切なことは?
A. 2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶとよいでしょう。無理に「学ばせる」より、親子で楽しむ時間そのものを大切にしてください。
Q. イヤイヤ期で読み聞かせを嫌がるときは?
A. 無理に誘わず、子どもが選んだ本を読む・途中でやめてもよしとするなど、主導権を子どもに渡すとうまくいくことがあります。気持ちを代弁してくれる絵本は、機嫌のよい落ち着いた時間に読んでおくのがおすすめです。
Q. 2歳にはお話の絵本と図鑑のどちらがいいですか?
A. どちらか一方に決める必要はありません。短い物語で気持ちのやりとりに触れつつ、好きな乗り物や動物の図鑑で「もっと知りたい」を満たすなど、子どもの興味に合わせて両方を楽しめます。
Q. 2歳で言葉がゆっくりでも絵本は役立ちますか?
A. 言葉の育ちには個人差が大きい時期です。絵本はたくさんの言葉に触れる機会になりますが、効果を焦る必要はありません。気になることがあれば、健診や自治体の相談窓口も活用してください。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。