
2歳は言葉が一気に増え、自己主張も出てくる時期です。短いお話やくり返しのあるリズミカルな絵本、食事や着替えなど生活のワンシーンを描いた絵本で、ことばと好奇心がぐんと広がります。「いやいや」が増える時期でもあり、気持ちに寄り添う絵本や生活習慣の絵本が毎日の助けに。自分でめくったりセリフをまねたりと、絵本への関わりも積極的になります。このページでは、2歳にぴったりの読み聞かせしやすいおすすめ絵本を、のびタネ分野やテーマ別に紹介します。
「感情」を育てる絵本は、うれしい・かなしい・おこる・くやしいといったさまざまな気持ちを物語で描き、感情に名前をつけて受けとめる力を育てます。0〜6歳は自分の気持ちとの付き合い方を学ぶ時期。登場人物に共感することで、自分や友だちの気持ちを想像し、思いやる心が育ちます。読み聞かせのあとに「どんな気持ちだったかな?」と話すと、気持ちを言葉にする練習にもなります。このページでは、心の育ちを応援する年齢別のおすすめ絵本を厳選して紹介します。
2歳の感情を伸ばす絵本を選ぶときは、次の4つを軸にすると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
友だちづきあいのヒントが満載!
気持ちに寄り添い、
心を育てる一冊です
元気いっぱいの猫の女の子ノンタンが、誕生日を迎えて友だちみんなでお祝いする様子を描いた、シリーズでおなじみのキャラクターが登場する絵本です。誕生日ならではのわくわくした気持ちや、友だちと一緒に祝ってもらう嬉しさが、テンポのよい言葉とにぎやかな絵で描かれています。自分や友だちの誕生日を意識し始める年齢の子どもにとって、お祝いすることの楽しさや、友だちを思う気持ちを自然に感じられる内容です。誕生日の読み聞かせにぴったりで、繰り返し読みたくなる親しみやすさも魅力です。
絵本の分野
本の特徴
イソップとグリムの名作を36話!
読み聞かせにぴったりの心を育てる決定版です
「アリとキリギリス」「うさぎとかめ」といったイソップ寓話から、「白雪ひめ」「赤ずきん」などのグリム童話まで、世代を超えて読み継がれてきた名作36編をまとめた一冊です。2歳から6歳頃までの、お話の世界に少しずつ入り込めるようになる時期にぴったりで、動物たちの姿を通して善悪や思いやりを自然に感じ取ることができます。短くまとまった物語ばかりなので、寝る前の読み聞かせにも取り入れやすく、親子で少しずつ古典に親しんでいく入り口としておすすめできる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
「イヤ!」の毎日に効く一冊!
イヤイヤ期の親子にそっと寄り添う一冊です
このえほんには1つだけルールがあるよ。それはこのボタンをおしちゃダメということ。このボタンのことをかんがえてもダメ。できるかな?2〜4歳児向け。
絵本の分野
本の特徴
寝ない子だった作者の、温かい告白!
子育てのモヤモヤが、
愛おしさに変わる絵本です
寝かしつけの時間を長く描き続けてきた作り手が、自身の歩みを重ねながら綴った物語です。夜、子どもを寝かせるまでのひとときを見つめ直す内容で、子育てをしてきた人にも、これから子育てをする人にも語りかけてくるような静かな余韻があります。2〜5歳の子どもと過ごす眠る前の時間に読むことで、子ども自身も安心感に包まれますが、同時に読み聞かせる大人の心にも深く残る一冊です。親子で夜のひとときを共有しながら、それぞれの立場でこの本と向き合える貴重な作品です。
絵本の分野
本の特徴
ぼくのキモチ、ちゃんと
受け止めてほしい!
子どもの気持ちと親の想いが結ぶ一冊です
小さな女の子が、お母さんと離れる場面で心細さや不安を感じながらも懸命に気持ちを立て直していく様子を描いたお話です。日常のちょっとした出来事がきっかけで芽生える「置いていかないで」という切実な思いは、多くの子どもが経験する感情そのもので、共感しながら物語の世界に入り込めます。丁寧な絵で描かれる表情や仕草からは、幼い子どもならではの揺れ動く心がまっすぐに伝わってきます。分離不安を感じやすい2歳から4歳頃の子どもに寄り添い、読み終えたあとには親子で気持ちを話し合うきっかけにもなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
もらった赤い物が、
どんどん旅に出ていく!
思いやりの心が育つ、
世代を超えて愛される名作です
3歳になったまこちゃんが誕生日に赤い帽子や赤いえりまき、赤い手袋、赤いブーツをもらい、うれしくなって森の動物たちに見せに出かけるお話です。ところが道中で困っている動物たちに出会い、まこちゃんは自分の大切な贈り物を次々に貸してあげます。かわいい色使いと繰り返しのある展開で、2〜4歳の子どもにも状況がわかりやすく、誰かに優しくすることの気持ちよさが自然に伝わってきます。誕生日という身近な出来事から、思いやりや分かち合いについて親子で語り合うきっかけになる一冊で、読み聞かせの後には自分の持ち物を誰かに貸してあげた経験を思い出すお子さんもいる
絵本の分野
本の特徴
お月さまとキツネの愛らしい出会い!
お母さんへの感謝の気持ちが芽生える一冊です
おかあさんへの気持ちをどう伝えたらいいのか、子どもなりに考えるあたたかなお話と、お月さまときつねをめぐる愛らしい空想が一冊で楽しめます。身近な家族への感謝という気持ちと、夜空を見上げて広がる自由なイメージの世界が並び、日常のなかにある小さな発見とユーモアが詰まっています。2〜5歳の子にとっては、おかあさんという存在をあらためて感じたり、月を見るときの新しい楽しみ方を知ったりするきっかけになるでしょう。読み聞かせの時間には、くすっと笑える場面と、じんわり心があたたまる場面の両方が味わえ、親子で顔を見合わせながら過ごすひとときにぴったりの
絵本の分野
本の特徴
「イヤ!」の毎日に効く一冊!
イヤイヤ期の親子にそっと寄り添う一冊です
大ベストセラー待望の第2弾。ふって、さけんで、おおさわぎ!!さわるたびに何かがおこる!!こどもが魔法使いになれる体験型絵本!3~7歳児向け。
絵本の分野
本の特徴
「イヤ!」の毎日に効く一冊!
イヤイヤ期の親子にそっと寄り添う一冊です
元気いっぱいのノンタンが、けがをしたり痛い思いをしたりする出来事を通して、痛みや優しさについて考えるお話です。友だちが困っている場面や、痛いときにどう声をかけるかといったやりとりが描かれ、子どもたちにとって身近な感覚で「思いやり」を感じ取れる内容になっています。転んだり泣いたりする場面もありますが、ノンタンらしい明るいテンポで進むので、深刻になりすぎず楽しく読めます。自分やお友だちが痛い思いをしたときの気持ちに寄り添うきっかけとして、2歳から6歳の読み聞かせにぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
999ひきがおやすみなさい、冬の夜!
幻想的な世界へ導く、
やさしい寝かしつけの一冊です
999ひきものかえるのきょうだいが登場する人気シリーズの中で、今回は冬の夜が舞台になります。寒い季節、たくさんのきょうだいたちがふとんに入って眠りにつくまでの様子が描かれ、にぎやかで温かい雰囲気が伝わってきます。数えきれないほどのかえるたちが一緒に過ごす様子は、きょうだいやお友だちとの関わりを感じ始める2〜5歳の子どもにとって親しみやすく、画面いっぱいのにぎやかさを見つける楽しみもあります。冬ならではの空気感や季節の移ろいを感じながら、就寝前のひとときにぴったりの落ち着いたお話として読み聞かせに向いています。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番偕成社 | 2〜6歳 | 友だちプレゼント誕生日 | ||
| 2 | 定番講談社 | 2〜6歳 | どうぶつ物語 | ||
| 3 | 定番サンクチュアリ出版 | 2〜6歳 | イヤイヤシリーズ | ||
| 4 | 定番文藝春秋 | 2〜5歳 | 寝かしつけかぞく物語 | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | かぞく感情物語 | ||
| 6 | 定番こぐま社 | 2〜4歳 | どうぶつ色思いやり | ||
| 7 | 定番ポプラ社 | 2〜5歳 | 感情ユーモア物語 | ||
| 8 | 定番サンクチュアリ出版 | 2〜6歳 | イヤイヤシリーズ | ||
| 9 | 定番偕成社 | 2〜6歳 | イヤイヤ友だち思いやり | ||
| 10 | 定番ひさかたチャイルド | 2〜5歳 | 寝かしつけどうぶつきせつ |
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 「感情」を育てる絵本とはどんな絵本ですか?
A. 気持ちを知り、表し、受けとめる力を育てる絵本です。読み聞かせを通じて、感情の力を遊びの中で自然に伸ばせます。このページでは年齢に合わせたおすすめを紹介しています。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。