
3歳は「なぜ?」「どうして?」が増え、簡単な物語を最後まで楽しめるようになる時期です。少し長めのストーリーや、登場人物の気持ちのやりとりが描かれた絵本がおすすめ。想像力や言葉の力が伸び、お話の世界に入り込んで楽しめます。友だちとの関わりが増える時期でもあるので、社会性や感情をテーマにした絵本も役立ちます。このページでは、3歳の発達に合ったおすすめ絵本を、のびタネ分野やテーマ別にわかりやすく紹介します。
「感情」を育てる絵本は、うれしい・かなしい・おこる・くやしいといったさまざまな気持ちを物語で描き、感情に名前をつけて受けとめる力を育てます。0〜6歳は自分の気持ちとの付き合い方を学ぶ時期。登場人物に共感することで、自分や友だちの気持ちを想像し、思いやる心が育ちます。読み聞かせのあとに「どんな気持ちだったかな?」と話すと、気持ちを言葉にする練習にもなります。このページでは、心の育ちを応援する年齢別のおすすめ絵本を厳選して紹介します。
3歳の感情を伸ばす絵本を選ぶときは、次の4つを軸にすると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
布のおもちゃと女の子の、
心が通う冒険物語!
友情と別れ、
そして再会の喜びが詰まった絵本です
ぬいぐるみのきつね「こん」と女の子あきが、電車に乗っておばあちゃんの家を目指す旅の途中で起こる出来事を描いた物語です。大切な相棒を守ろうとするあきの気持ちや、道中で芽生える心細さと勇気が丁寧に描かれており、2〜5歳の子どもは自分のお気に入りのぬいぐるみと重ねながら聞き入ることができます。旅先で出会う人々とのふれあいも温かく、支え合うことの大切さがやさしく伝わってきます。親子で寄り添いながら読むことで、安心感とともに小さな冒険の高揚感も味わえる名作です。
絵本の分野
本の特徴
おじいちゃんのおおらかさに、
心がほぐれる!
親世代も共感できる、
人情味あふれる傑作です
長谷川義史によるロングセラー絵本で、豪快でおおらかなおじいちゃんが「いいから、いいから」と何でも受け止めてくれる姿がユーモラスに描かれます。失敗しても叱られず、大きな心で包み込まれる安心感は、3〜6歳の子どもの感情や社会性を育む土台になります。関西弁を思わせるおおらかな語り口が親しみやすく、読み聞かせをするうちに親子で自然と笑顔になれる作品です。家族のつながりの温かさを感じさせてくれる、シリーズ化された人気の一冊です。
絵本の分野
本の特徴
妹の入院を通して、
兄弟の絆が育まれる!
家族への思いやりと成長を学ぶ名作です
『あさえとちいさいいもうと』でおなじみの筒井頼子と林明子のコンビによる、きょうだいの気持ちに寄り添うロングセラー絵本です。いもうとが入院することになり、残された子どもが感じる不安や寂しさ、そして家族を思う気持ちが、やさしい文章と林明子の温かい絵で描かれます。きょうだいがいる家庭では、下の子の入院や不在という非日常の出来事に、上の子がどう向き合うかを一緒に考えるきっかけになるでしょう。2歳から5歳頃の、家族の変化に敏感になる時期の子どもに寄り添う一冊で、読み聞かせを通して思いや
絵本の分野
本の特徴
はみがきタイムが楽しくなる!
はみがき習慣の心強い味方になる一冊です
はいしゃさんに行ったわにさんと、わにを前にした歯医者さん。ふたりとも内心びくびくで、同じせりふを同時につぶやきます。こわいのはお互いさまだと気づくおかしさがあり、歯医者に行くのがこわい子の気持ちをやわらげてくれます。
絵本の分野
本の特徴
怒った気持ちを存分に表現する主人公!
子どもの本当の気持ちに寄り添える絵本です
怒りん坊のそうちゃんの気持ちを丁寧にすくいとった、3〜5歳向けの物語絵本です。子どもならではの「怒ってるんだもん」という素直な感情の動きが、渡辺洋二の絵と筒井頼子の文によって温かく描かれています。癇癪や不機嫌といった扱いにくい感情も、絵本の中でそのまま受け止めてもらえることで、読んでいる子ども自身も安心できるような内容です。感情を言葉にすることが少しずつできるようになる年齢の子どもと、親子で気持ちについて話すきっかけにもなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
動物たちの可愛らしい日常に、
クスッと笑える!
心がほっこりする読み聞かせの時間です
いたずら好きなラッコやうさぎ、ゴリラの親子など、個性豊かな動物たちが登場する短いお話が集まった一冊です。宝探しや虹、卵の色、きょうだいの誕生といった出来事を通して、驚きや喜び、少し不思議な出来事が次々と描かれ、飽きずに耳を傾けられる構成になっています。ユーモラスな語り口と生き生きとした動物の姿が、聞く子どもの想像力や気持ちの動きを自然に引き出してくれます。一話ごとが短めなので、寝る前や隙間時間の読み聞かせにも取り入れやすく、繰り返し読むうちにお気に入りの話が見つかる楽しさも味わえます。
絵本の分野
本の特徴
優しいオバケが、友だちづくり奮闘中!
違いを受け入れる心が育つ絵本です
どこか間の抜けた愛嬌のある姿で登場するオバケちゃんが、怖さよりも親しみとユーモアたっぷりに繰り広げる物語です。2〜5歳の子どもが自分の気持ちを重ねやすいやりとりが描かれているので、おばけが少し苦手な子どもでも安心して物語の世界に入っていけます。読み聞かせの場面では思わずくすっと笑ってしまう描写が多く、親子で声を出して笑い合いながら過ごせる時間になります。楽しく読み進めるうちに、うれしい・こわい・ほっとするといった気持ちの動きについても自然と話し合えるきっかけをくれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
おしいれから始まる、
忘れられない大冒険!
友情と勇気の大切さを、
手に汗握る体験で学ぶ一冊です
お昼寝前に、ミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生に叱られておしいれに入れられてしまいます。そこで出会ったのは、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんでした。 ふたりをやっつけようと、追いかけてくるねずみばあさん。でも、さとしとあきらは決してあきらめません。手をつないで走りつづけます―。80ページものボリュームがありながら、かけぬけるように展開するふたりの大冒険。1974年の刊行以来多くの子どもたちが夢中になり、版を重ねてきました。累計230万部を超えるロングセラー絵本。
絵本の分野
本の特徴
おじいちゃんの返事は、いつも優しい!
世代を超えて愛される家族物語です
長谷川義史による人気シリーズ「いいからいいから」の第3作です。おおらかで懐の深いおじいちゃんが、孫たちの困った出来事やハプニングに「いいから、いいから」と笑って受け止めてくれる、あたたかくユーモラスな物語が続きます。3〜6歳の子どもにとって、失敗しても大丈夫だと感じられる安心感は大きな魅力で、家族の関係性をやさしく描いた内容は保護者にも共感を呼びます。親子で笑いながら読める、気負わず楽しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
動物たちの心の揺らぎが、
深く心に響く!
やさしさとは何かを問いかける、
感情豊かな物語です
「ひとりぼっちのガブ」「メイはなんにもこわくない」「ごちそうがいっぱい」「だれもしらないヒーロー」「しろいやみのはてで」の五編を収めた短編集で、木村裕一の物語とあべ弘士の絵が織りなす人気シリーズです。動物たちのあいだに生まれる友情や葛藤、切なさやおかしみが一編ごとに描かれ、3〜6歳の子どもから大人まで幅広く心に響きます。一話ずつ完結しているので、夜寝る前に少しずつ読み進めるのにも向いており、登場人物の気持ちの揺れ動きを親子で感じながら、感情の豊かさに触れられる読み聞かせの時間
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 感情物語冒険 | ||
| 2 | 定番絵本館 | 3〜6歳 | かぞくユーモア物語 | ||
| 3 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 4 | 定番偕成社 | 3〜6歳 | はみがき | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 3〜5歳 | かぞく感情物語 | ||
| 6 | 定番ポプラ社 | 3〜6歳 | どうぶつユーモア物語 | ||
| 7 | 定番講談社 | 3〜6歳 | ユーモア物語ファンタジー | ||
| 8 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 友だち思いやり物語 | ||
| 9 | 定番絵本館 | 3〜6歳 | かぞくユーモア物語 | ||
| 10 | 定番講談社 | 3〜6歳 | どうぶつ感情物語 |
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 「感情」を育てる絵本とはどんな絵本ですか?
A. 気持ちを知り、表し、受けとめる力を育てる絵本です。読み聞かせを通じて、感情の力を遊びの中で自然に伸ばせます。このページでは年齢に合わせたおすすめを紹介しています。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。