
1歳ごろは身近なものの名前を覚え、簡単なやりとりが楽しくなる時期です。「わんわん」「ぶーぶー」など知っているものが出てくる絵本や、指さしして「あった!」と一緒に喜べる参加型の絵本が向いています。短くてリズムのよい言葉のくり返しは、まねっこ遊びにもぴったり。読み聞かせを通じて言葉が少しずつ増え、好奇心もぐんと広がります。このページでは、1歳の発達に合った読み聞かせしやすいおすすめ絵本を、のびタネ分野やテーマ別に紹介します。
1歳は参加できる絵本がおすすめ。指さしやまねっこで、言葉と好奇心がぐんと広がります。
絵本の分野
本の特徴
トイレへの一歩を楽しく後押し!
トイレへの一歩を応援する一冊です
おむつを卒業して、おまるやトイレに挑戦する小さな子どもの姿を描いた絵本です。うんちやおしっこが出る前のもぞもぞした感覚や、上手にできたときの誇らしい気持ちが、子ども自身の目線でていねいに描かれていて、これからトイレトレーニングを始める子にとって親しみやすい内容になっています。難しい言葉を使わず、繰り返しのリズムで語られるので、初めて読み聞かせる時期の子どもでも耳になじみやすいでしょう。おまるやトイレへの不安や照れくささをやわらげ、前向きな気持ちで挑戦してみようと思えるきっかけになる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
がたんごとん、心地よいリズムに
赤ちゃんもご機嫌!
繰り返しの心地よさが、
言葉への興味を育む絵本です
「がたんごとんがたんごとん」という軽快な音を立てながら走る機関車に、駅ごとにコップやスプーン、りんご、赤ちゃんや動物たちが次々と乗り込んでいく、繰り返しの心地よさが魅力の絵本です。シンプルな絵と短い言葉の積み重ねが、1歳前後の赤ちゃんから4歳頃の幼児まで無理なく楽しめる作りになっています。次は誰が乗ってくるのだろうという期待感が、ページをめくる楽しみを自然に生み出してくれるでしょう。声の抑揚をつけて読みたくなる、親子のふれあいの時間にぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
焼きたてパンケーキの
香りが漂う、親子時間!
リズムよく進む物語で、
食べることの楽しさが伝わる一冊です
しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキの生地を混ぜ、フライパンで焼き上げていく様子を描いた、人気シリーズの一冊です。「ぽたあん、ぐつぐつ、ふくふく」といった耳に心地よい擬音が繰り返し登場し、2〜4歳の子どもが自然とリズムに合わせて言葉を口ずさみたくなります。ホットケーキが焼き上がっていく過程を追ううちに、食べることへの興味や、台所に立つ大人の様子への関心が育まれていくでしょう。読み聞かせのたびに何度も「もう一回」とせがまれる、家庭の食卓とも結びつきやすい定番の一冊です。
絵本の分野
本の特徴
−
ドアの向こう、だれがいるのかな?!
やりとりと予想で、
想像力がぐんぐん育つ一冊です
コンコンとドアをノックする音が聞こえてきたら、扉の向こうにいるのはいったいだれでしょう。ページをめくる前に子どもと一緒に想像をふくらませ、めくった瞬間にわかる答え合わせがくり返される、シンプルながら引き込まれる構成の絵本です。赤ちゃんから小学校に上がる前の子まで幅広く楽しめる内容で、言葉を覚え始めた時期には動物や人の名前を言う練習にもなります。予想して当てる遊びは何度読んでも飽きがこず、親子でやりとりしながら声をかけ合う時間そのものが楽しい読み聞かせ体験になります。
絵本の分野
本の特徴
おはようから一日がはじまる!
生活のリズムが自然に身につく絵本です
こぐまちゃんが顔を洗ったり着替えたりする朝の身支度の様子を、親しみやすい絵とともに描いた絵本です。1〜3歳の子どもが自分自身の毎朝の生活と重ね合わせながら楽しめる内容になっていて、生活習慣を絵本の中の出来事として自然に感じ取れます。繰り返し読み聞かせることで、朝のしたくへの見通しが持てるようになったり、生活のリズムに親しみを覚えたりする助けにもなる一冊です。シリーズを通して長く愛されてきた定番の内容です。
絵本の分野
本の特徴
夜中に起きてる子は、もしかして…!
寝る大切さを、
ユーモアたっぷり学べる絵本です
「おばけの世界にいっといで」という少し怖くて、どこか愉快な言葉とともに、なかなか寝ない子どものもとへおばけがやってくる様子を描いた寝かしつけの絵本です。長く読み継がれてきた定番作品で、独特の間とリズムを持つ文章が、1〜3歳の子どもの心に不思議な緊張感と面白さをもたらします。「早く寝ないとおばけが来てしまうかも」とドキドキしながらも、気づけば布団に入りたくなるような読後感があり、寝る前の習慣づくりに悩む家庭でも、親子のやりとりを楽しむきっかけとして役立つ一冊です。
絵本の分野
本の特徴
豆の一家とともに、一日を過ごそう!
毎日のリズムを自然に身につける一冊です
豆の子どもたちが主人公となり、朝ご飯を食べて元気に園へ出かけ、思いきり体を動かして遊び、そしてまた夜には布団に入って眠りにつくまでの一日が、リズムのよいことばとともに描かれていきます。朝起きてから夜眠るまでという当たり前の毎日の流れが、繰り返される音やことばの心地よさによって自然と体に染み込んでいくのが魅力で、1〜4歳の子どもにとっては生活の区切りを感じ取るちょうどよい題材になっています。読み聞かせの時間には、声に出して読むうちに親子で一緒にことばのリズムを楽しめ、朝起きることや夜眠ることへの気持ちの切り替えを、絵本を通してやさしく後
絵本の分野
本の特徴
ページをめくるたび、金魚を探す喜び!
赤ちゃんから大人まで何度も読みたくなる絵本です
金魚鉢から逃げ出した小さなきんぎょを、ページの中からそっと探すしかけ絵本のロングセラーです。カーテンの模様や金魚鉢のガラス、お菓子の柄など、身近な景色に紛れ込んだきんぎょを見つける楽しさは、0〜3歳の子どもの「探す・見つける」意欲をくすぐります。五味太郎らしいシンプルで美しい色使いの絵は何度見ても飽きがこず、親子で「あ、いた」と指差しながら言葉を交わす時間は、絵本を読むことそのものの楽しさを教えてくれます。繰り返し手に取りたくなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
次々と乗りこむ動物たちに、
子どもも一緒に乗りたくなる!
ほのぼのとした交流の中で、
やさしさと想像力が育つ一冊です
松谷みよ子の文と東光寺啓の絵による、乗り物が好きな小さな子どもにぴったりのロングセラー絵本です。次々と現れる乗り物に「のせて」とお願いしながら進んでいく展開は、1〜4歳の子どもにとって心地よい繰り返しのリズムがあり、声に出して真似したくなる楽しさがあります。素朴で温かみのある絵柄は何度読んでも飽きがこず、親子で一緒に「のせて」と口ずさみながらページをめくる時間は、乗り物への興味を広げつつ、人とのやりとりの心地よさも自然に感じさせてくれます。
絵本の分野
本の特徴
イヤイヤ期、こんなに可愛らしい!
子どもの気持ちが丸ごと肯定される絵本です
「いやだいやだ」という短い言葉と力強い絵で、思いをうまく言葉にできない子どもの気持ちをそのまま描いた絵本です。何にでも「いやだ」と言いたくなる2〜4歳頃の姿がリアルに表れていて、読み聞かせのなかで子どもが自分と重ね合わせたり、親が子どもの内側にある気持ちに気づくきっかけになります。イヤイヤ期のただ中にいる親子にとって、感情を否定せず受け止め合う時間を持てる一冊で、長く読み継がれてきた定番として安心して手渡せます。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番アリス館 | 1〜3歳 | トイトレ | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | 音リズムのりもの物語 | ||
| 3 | 定番こぐま社 | 1〜4歳 | 食育音リズム生活 | ||
| 4 | 定番文化出版局 | 1〜6歳 | |||
| 5 | 定番こぐま社 | 1〜3歳 | 生活あいさつシリーズ | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | 寝かしつけどうぶつ物語 | ||
| 7 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | 寝かしつけ音リズム生活 | ||
| 8 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | どうぶつことば色 | ||
| 9 | 定番童心社 | 1〜3歳 | 音リズムどうぶつのりもの | ||
| 10 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | イヤイヤ感情ユーモア |
1歳は、身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増えていく時期です。とくに相性のよい3つの分野から、それぞれおすすめの3冊を紹介します。
身近なものへの興味が広がる1歳には、動物や乗り物などが出てくる絵本がよく合います。指さしや「これなあに?」のやりとりが、ことばを増やすきっかけになります。
まねっこが上手になる1歳には、身近な生活やしぐさが出てくる絵本もおすすめです。絵本の中の動きを真似することが、想像する力の第一歩になります。
生活の流れに親しみはじめる1歳には、食事や着替えなどをテーマにした絵本が合いやすいです。絵本をきっかけに、毎日の生活習慣を少しずつ覚えていけます。
一覧は、1歳がちょうど読みごろの絵本を優先し、定番度の高い順に並べています。ねんね期の赤ちゃん絵本から一歩進んで、お話への入り口になる一冊を探している時期にちょうど合う構成です。歩きはじめ・ことばの出はじめという大きな変化の時期なので、子どもの「もう1回!」を目安に選んでみてください。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 1歳の絵本選びで大切なことは?
A. 1歳は身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増える時期です。生活・動物・乗り物など、身近な題材で参加できる絵本を選ぶとよいでしょう。無理に「学ばせる」より、親子で楽しむ時間そのものを大切にしてください。
Q. 1歳がじっと聞いてくれず、ページをどんどんめくってしまいます
A. 1歳ではよくある姿です。順番どおりに読むことにこだわらず、子どもが開いたページの絵についてお話しするだけでも十分楽しめます。めくること自体が楽しい時期なので、丈夫なボードブックを自由に触らせてあげてください。
Q. 同じ絵本ばかり読みたがるのは大丈夫ですか?
A. くり返し読みたがるのは、内容がわかって安心したい気持ちの表れで、この時期らしい楽しみ方です。「次はこうなる」とわかって待つ経験は、言葉や記憶の育ちにもつながるといわれます。飽きるまで付き合ってあげて大丈夫です。
Q. 絵本を噛んだり破ったりしてしまうときは?
A. 口や手で確かめるのも1歳の関わり方のひとつです。破れにくいボードブックを中心にして、紙の絵本は大人と一緒のときに楽しむなど、絵本によって関わり方を分けると安心です。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。