
3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「友だち」の絵本を探すときは、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶことを意識しつつ、貸し借り・順番・けんか・仲直りを自然に考えられる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、3歳の発達と「友だち」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
3歳で友だちの絵本を選ぶときは、友だち関係や人との関わりを描いた絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
働き者の象が、ようちえんを開園!
個性を生かすことの素晴らしさが伝わる一冊です
体が大きすぎて幼稚園に入れてもらえなかったぞうのぐるんぱは、いろいろな仕事に挑戦しますが、そのたびに何かがうまくいきません。それでもあきらめずに次々と場所を訪ね歩くうちに、思いがけない形で自分の居場所を見つけていきます。友だちとの関わりが増え、得意なことや不得意なことに気づき始める3〜5歳の時期に寄り添う内容で、失敗しても大丈夫だという安心感を伝えてくれます。あたたかみのある絵とゆったりした語り口で、繰り返し読みたくなる読み聞かせの時間を作ってくれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
黒いクレヨンが大活躍する瞬間!
どんな色も役に立つことを学ぶ絵本です
たくさんの色鉛筆の中で、黒い色だけがなんだか元気がなさそうにしています。他の色たちがそれぞれの持ち味を発揮して絵を描いていく様子の中で、黒はどんな役目を見つけていくのか、色や形の面白さを感じながら見守れる展開です。やさしい絵とテンポのよい言葉が重なり合い、色そのものを楽しむ気持ちが育つ年齢の子どもにぴったりの内容になっています。読み聞かせでは思わずくすっと笑えるユーモアがあり、読んだあとにクレヨンや色鉛筆を手に取りたくなるような、親しみやすい時間を作ってくれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
おしいれから始まる、
忘れられない大冒険!
友情と勇気の大切さを、
手に汗握る体験で学ぶ一冊です
お昼寝前に、ミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生に叱られておしいれに入れられてしまいます。そこで出会ったのは、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんでした。 ふたりをやっつけようと、追いかけてくるねずみばあさん。でも、さとしとあきらは決してあきらめません。手をつないで走りつづけます―。80ページものボリュームがありながら、かけぬけるように展開するふたりの大冒険。1974年の刊行以来多くの子どもたちが夢中になり、版を重ねてきました。累計230万部を超えるロングセラー絵本。
絵本の分野
本の特徴
へんてこな先生たちが大活躍!
家族の絆と想像力が広がる一冊です
変幻自在な姿を持つ個性豊かな一家が、学校という場を舞台にさまざまな出来事を通して子どもたちと関わっていく様子を描いたシリーズの一冊です。学校生活の中で起こる小さな出来事や、友だちとの関わり方、みんなで協力する楽しさが、ユーモラスな展開とともに描かれており、2〜5歳の子どもが集団生活や社会性について自然に興味を持つきっかけになります。想像力をかき立てる自由な姿の変化も魅力で、これから幼稚園や保育園に通い始める子どもとの読み聞かせにもぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
あぶさんとぶたさん、ぶつかった!
違いを認め合う喜びが伝わる、
ロングセラーの傑作です
引っ越してきたばかりの女の子が、新しい町でひとりぼっちを感じながら過ごす中で、遠くから聞こえてくる小さな汽車の音に心を惹かれていくお話です。知らない土地での心細さや、日常の中にある小さな発見が、静かで丁寧な絵とともに描かれています。友だちがまだいない不安や、それでも世界を少しずつ知っていく喜びが伝わり、環境の変化を経験したことのある子どもは主人公に自分を重ねやすいでしょう。読み聞かせでは、ページをゆっくりめくりながら、音や気配に耳をすます時間を一緒に味わうことができ、静かな余韻とともに心が動く読書体験になります。
絵本の分野
本の特徴
森の友達が花冠で迎えてくれる!
友情と思いやりの温かさが満ちた一冊です
森の中で暮らす動物たちと心を通わせてきた男の子が、再びその森を訪れて仲間たちと過ごす一日を描いた物語です。ゾウが男の子の笑顔をいちばんだとほめたり、動物たちが彼のために花の冠を作ってくれたりと、あたたかな交流の場面が丁寧に描かれています。特別な出来事が大きく起こるわけではなくても、森の中でのささやかな触れ合いが積み重なり、読む人の心にじんわりと残る味わいがあります。3歳から6歳の子には、自然の中の生き物たちとの友情を身近に感じる機会となり、読み聞かせのひとときは穏やかで優しい気持ちに包まれる時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
そらまめくんの
新しいベッドはふわふわ!
思いやりと優しさの大切さが伝わる物語です
畑で育つそらまめくんが、大切にしているふかふかのベッドをめぐって繰り広げる、身近な仲間たちとのやりとりを描いた物語です。自分だけの特別な場所やものへの愛着、それを誰かと分け合うことのむずかしさや喜びが、優しいタッチの絵とともに伝わってきます。2〜5歳の子どもは、自分のお気に入りの毛布やおもちゃを思い浮かべながら、そらまめくんの気持ちに共感しやすいでしょう。読み聞かせの時間には、大切なものを守る気持ちと、友だちを思いやる気持ちの両方について、親子で自然に話すきっかけが生まれます。
絵本の分野
本の特徴
ようちえんへの不安が安心に変わる!
新しい環境への第一歩を優しく支える一冊です
ぬいぐるみのこぐまくんと仲良しのともちゃんが、初めて幼稚園に通い始める毎日を描いたお話です。新しい環境に飛び込むときの少し不安な気持ちや、少しずつ先生やお友だちに慣れていく様子が、ともちゃんの目線を通して丁寧に描かれています。こぐまくんという心強い存在がそばにいることで、初めての場所への緊張がやわらいでいく過程も温かく伝わってきます。これから幼稚園や保育園に通い始める子どもにとって、自分の気持ちと重ね合わせやすい内容で、読み聞かせが新しい生活への小さな安心につながる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
お手紙のやりとりで、
友情がどんどん広がる!
コミュニケーションの楽しさが伝わる一冊です
人気の絵本シリーズに登場する子どもたちのもとに、また新しいお手紙が届くところから始まる物語です。おともだちとのやりとりや日常のちょっとした出来事を通して、手紙を書いたりもらったりするときのわくわくする気持ちが丁寧に描かれています。友だち関係や気持ちのやり取りに関心が育つ3歳頃から、共感しながら楽しめる内容です。読み聞かせでは、登場人物たちの温かい交流に触れながら、親子で「お手紙をもらったらうれしいね」といった会話が自然に生まれる、心温まるひとときになります。
絵本の分野
本の特徴
どんぐりたちの園生活、始まります!
集団の中での思いやりを学ぶ時間です
どんぐりの実たちが通う「どんぐりえん」を舞台にした、にぎやかな保育園生活のお話です。どんぐりの子どもたちが登園してからお友だちと過ごす一日には、遊びや行事、ちょっとしたいざこざなど、保育園に通う子どもにとって身近な出来事がたくさん詰まっています。丸くてかわいらしいどんぐりのキャラクターたちの姿を通して、集団生活の楽しさやお友だちとの関わり方を自然に感じ取ることができます。これから保育園に通い始める子や、すでに通っている子にとっても、自分の毎日と重ね合わせながら親しみをもって聞ける内容です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜5歳 | どうぶつ友だち保育園 | ||
| 2 | 定番学研教育みらい幼児教育事業部 | 3〜6歳 | 色友だちユーモア | ||
| 3 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 友だち思いやり物語 | ||
| 4 | 定番講談社 | 3〜6歳 | かぞく友だち物語 | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 友だち感情物語 | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | どうぶつ友だち物語 | ||
| 7 | 定番小学館 | 3〜6歳 | 友だち感情物語 | ||
| 8 | 定番福音館書店 | 3〜5歳 | 友だち保育園物語 | ||
| 9 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | ことば友だち物語 | ||
| 10 | 定番学研マーケティング | 3〜6歳 | 友だち保育園物語 |
友だちの絵本は、貸し借りや順番、けんかと仲直りといった、人との関わりの中で起きる出来事を物語で描きます。正解を教え込むより、登場人物の気持ちを一緒に考えることで、相手の立場を想像する力が育ちます。集団生活が始まる前後の子の心の支えになります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 友だちとうまく遊べない子に読ませるべき?
A. 「こうしなさい」と教えるためより、登場人物の気持ちを一緒に味わうために読むのがおすすめです。物語を通じて、自分や友だちの気持ちに気づくきっかけになります。
Q. 3歳に「友だち」の絵本は向いていますか?
A. 3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「友だち」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は3歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。