
3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「生活」の絵本を探すときは、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶことを意識しつつ、起床・食事・着替え・外出・就寝など身近な生活が描かれた絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、3歳の発達と「生活」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
3歳で生活の絵本を選ぶときは、日常生活の流れや習慣に親しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
一人で初めてのおつかい、
ドキドキが詰まってる!
子どもの勇気と親の優しい見守りが伝わる絵本です
小さな女の子が、初めて一人でお使いに出かける様子を描いたロングセラー絵本です。慣れない道を歩き、お店の人とやり取りをする中で、緊張したり不安になったりしながらも、頑張って役目を果たそうとする姿が丁寧に描かれます。3〜5歳ごろは、家族の役に立ちたいという気持ちや、知らない場所へ踏み出すどきどき感が芽生える時期。読み聞かせを通して、子どもが感じる誇らしさや心細さに寄り添いながら、生活の中での小さな成長を親子で一緒に見つめられる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
人間とどうぶつ、それぞれの家の秘密!
身近な住まいを新しい視点で知る一冊です
人はなぜ家に住むのか、雨や風、暑さ寒さから身を守るためにどんな工夫が凝らされてきたのかを、身近な暮らしの視点からやさしく紐解いていく一冊です。屋根や壁、窓など住まいを形づくる部分に目を向けながら、世界にはさまざまな形の家があることも伝わる内容になっています。小さな子どもにとって当たり前すぎて意識しない「家」というものを、あらためて発見の対象として見つめ直すきっかけになります。読み聞かせを通じて、自分の家や暮らしについて親子で話すきっかけが生まれ、身近な環境への興味や社会性を育む時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
色も形も自由に変わるファミリー!
親子で世代を超えて愛される一冊です
体を自由に変えられる不思議な一家が、自分たちにぴったり合う住まいを見つけようと、街のあちこちを訪ね歩くお話です。既製の家では家族の個性や暮らし方に合わず、それぞれの工夫や希望を出し合いながら、自分たちらしい住まいのかたちを探していく様子が描かれます。2〜5歳の子どもには、丸くやわらかい姿の家族が次々と形を変える楽しさとともに、家族で何かを一緒に考え、決めていく過程の面白さが伝わります。読み聪かせでは、どんな家がいいかを子どもと一緒に想像しながら話せるので、暮らしや家族について考える温かなきっかけになる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
時間が身近になる、楽しい発見!
時計の仕組みを自然に学べる一冊です
朝起きてから夜眠るまで、子どもの一日の暮らしにそって時計の針が進んでいく様子を見せてくれる絵本です。ごはんの時間、遊ぶ時間、お出かけの時間など、身近な生活の場面と時計の形がひとつずつ結びついていくので、数字や時間の概念にまだなじみのない小さな子でも「なんじ」という感覚を自然につかんでいけます。読み聞かせのときに実際の時計を指さしながらページをめくると、絵本の中の時間と現実の時間がつながっていく楽しさを味わえます。時計の読み方を覚え始める前段階として、生活リズムを言葉にする練習にもなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
大きくなることって、
実はこんなに素敵!
成長への不安が期待に変わる、
ロングセラーの傑作です
背が伸びたり、字が読めるようになったり、一人でお泊まりができたり。子どもが「おおきくなる」というのは、どういうことなのかを、暮らしの中のささやかな場面を積み重ねながら見つめていく一冊です。できることが増える喜びだけでなく、涙や戸惑いも含めて成長として描かれているのが印象的で、読み聞かせの時間には、子ども自身が今の自分を振り返るきっかけになります。大人にとっても、我が子の成長を改めて愛おしく感じられる、静かに心に残る内容です。2〜5歳の生活の節目節目で、繰り返し開きたくなる絵本です。
絵本の分野
本の特徴
園での思い出が、心にそっと残る!
新しい世界への一歩を応援する卒園の友になる絵本です
園でのいろいろな遊びや行事、友だちと過ごした毎日を振り返りながら、卒園を迎える子どもたちの気持ちを描いた絵本です。楽しかった思い出と、仲間と離れる少しの寂しさ、そして新しい場所へ踏み出す喜びが、あたたかな言葉とともにつづられていきます。うたとしても親しまれてきた作品で、リズムよく声に出して読める文章が魅力です。3〜6歳の子にとっては、自分の園生活を重ね合わせながら聞ける内容で、卒園を控えた時期に読むと特別な気持ちで受け止められるでしょう。親子で一緒に園での日々を語り合うきっかけにもなり、節目の贈り物としても長く選ばれてきた一冊です。
絵本の分野
本の特徴
目、耳、手…からだの
部分が擬人化して大活躍!
自分のからだへの興味と理解が広がる絵本です
目や耳、手や足など、からだのいろいろな部分が「みなさん」として登場し、それぞれがどんな働きをしているのかをユーモラスに問いかけてくる一冊です。からだの動きと心の動きがどうつながっているのかを、身近な言葉と絵でやさしく考えさせてくれます。難しい説明ではなく、身近な自分のからだに目を向けながら「どうしてそう感じるのだろう」と想像を広げられる構成になっています。2〜5歳の子どもにとっては、自分の体の部分を指さして確かめながら聞ける親しみやすさがあり、自分の存在やからだへの興味を育むきっかけになります。
絵本の分野
本の特徴
冬の季節が、こんなに豊かに見える!
寒い日も外で遊ぶ勇気がわいてくる一冊です
冷たい北風が吹く季節を舞台に、寒さの中でも工夫をしながら元気に過ごす子どもたちの姿が描かれます。手をこすったり、体を動かしたり、友だちと一緒に遊んだりする中で、寒さそのものが少し楽しいものに変わっていく様子が、やさしい語り口で綴られています。2〜5歳の子どもにとっては、冬の生活の中で感じる寒さや戸外遊びの経験と重なりやすく、共感しながら聞くことができます。読み聞かせを通して、季節の変化を肌で感じる楽しさや、体を動かすことで気持ちが前向きになる感覚を、親子で分かち合える一冊です。
絵本の分野
本の特徴
どんぐりたちと一緒に、
四季を巡る1年間の旅!
季節の変化と自然のリズムが自然と身につく一冊です
どんぐりの粒たちが暮らす小さな村を舞台に、1月から12月まで、季節がめぐる様子をたどっていく絵本です。お正月のにぎやかな支度、春になると芽吹く様子、夏祭りのような行事、秋の実りや冬支度など、どんぐりむらの住人たちがそれぞれの月をどんなふうに過ごしているのかが、あたたかい絵とともに描かれていきます。人間の暮らしとどこか重なる部分もあり、子どもたちは身近な季節の変化を、どんぐりたちの姿を通して自然に感じ取ることができます。2〜5歳の子には、月ごとのページをめくりながら「今はどの季節かな」と話しかけると、行事や自然への興味が広がるきっかけに
絵本の分野
本の特徴
どちらからでも読める!
動物たちの命の物語!
環境への気づきが自然に芽生える一冊です
山から下りてきた生きものたちと、人間が捨てたゴミが出会うところから始まる物語です。迫力のある力強い絵で、動物たちの驚きや戸惑いが伝わり、ページをめくるうちに自然と人間の暮らしのつながりが見えてきます。この本は前から読んでも後ろから読んでも成り立つ独特のつくりになっており、読む順番を変えることで違った印象や気づきが生まれるのも魅力です。3歳から6歳の子には、まず絵の迫力や生きものたちの表情を楽しむところから入り、成長するにつれてゴミ問題という社会的なテーマを自分ごととして考えるきっかけになります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | かぞく生活物語 | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 図鑑生活 | ||
| 3 | 定番講談社 | 3〜6歳 | かぞく生活物語 | ||
| 4 | 定番あかね書房 | 3〜6歳 | 数生活 | ||
| 5 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 感情生活物語 | ||
| 6 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 友だち生活保育園 | ||
| 7 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 図鑑生活 | ||
| 8 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 友だちきせつ生活 | ||
| 9 | 定番学研プラス | 3〜6歳 | きせつ生活シリーズ | ||
| 10 | 定番童心社 | 3〜6歳 | どうぶつ生活物語 |
生活の絵本は、起きる・食べる・着替える・寝るといった毎日のくらしを楽しく描き、生活リズムや自立心を育てます。主人公と一緒に「できた!」を体験することで、いやがりがちな場面もすんなり受け入れられることが多く、毎日の習慣づくりの味方になります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 生活習慣が身につかないときどうすれば?
A. 絵本の主人公をまねっこする形で誘うとうまくいきやすいです。「〇〇ちゃんみたいにやってみる?」と声をかけ、できたらたっぷりほめてあげましょう。
Q. 3歳に「生活」の絵本は向いていますか?
A. 3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「生活」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は3歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。