
2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「生活」の絵本を探すときは、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶことを意識しつつ、起床・食事・着替え・外出・就寝など身近な生活が描かれた絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、2歳の発達と「生活」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
2歳で生活の絵本を選ぶときは、日常生活の流れや習慣に親しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
14ひきの家族がせんたくを
楽しむ、温かな物語!
家族で助け合う喜びを感じられる絵本です
野ねずみの大家族が力を合わせて洗濯に取り組む一日を描いた絵本です。大きな布をみんなで運び、川で洗い、天日にしっかり干すまで、家族それぞれが自分の役割をこなしながら協力していく様子が、細やかで温かみのある絵とともに丁寧に描かれています。生活習慣を身につけ始める2〜5歳の子どもにとって、身支度やお手伝いへの興味を自然に引き出してくれる内容で、家族みんなで働く楽しさや達成感も伝わってきます。何度も開きたくなる絵の細部の多さも魅力で、親子で一緒に登場する家族を数えたり探したりしながら、繰り返し楽しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
朝の出かけ際、楽しく笑える!
毎日の挨拶が自然と身につく一冊です
「いってらっしゃい」「いってきまーす」という毎日交わされるあいさつを題材にした、林明子の温かい絵と神沢利子の言葉が響き合う絵本です。1〜4歳の子どもにとって身近な生活のワンシーンをユーモラスに描いており、お出かけや見送りの場面を通して、家族や周囲の人とのやり取りの楽しさを感じ取ることができます。繰り返しのフレーズが心地よく、読み聞かせをしているうちに子ども自身も一緒に声を出したくなるような、生活習慣や社会性が自然と育まれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
痛い思いも、学べるチャンスに変わる!
失敗を通じて、
子ども自身が気づき・工夫する力が育つ一冊です
積み木が足に落ちたり、階段から滑り落ちたり、お団子の串がささったりと、こぐまちゃんはさまざまな痛い思いを経験します。そのたびに「今度はどうすればいいのかな」と考える姿を通して、失敗から学び身を守る工夫が自然に育まれていきます。2〜4歳は生活の中で小さなけがや失敗を重ねる時期であり、こぐまちゃんの姿に自分を重ねながら、痛みや思いやりの気持ちを感じ取ることができる一冊です。生活習慣を身につけ始める子どもにぴったりの絵本です。
絵本の分野
本の特徴
お母さんとのお出かけが、
子どもの目線で生き生き!
親も思わずクスッと笑う、
日常の大切さを感じる一冊です
お母さんと一緒にパンを買いに出かけたしろくまちゃんの、ちょっとした冒険を描くロングセラー絵本です。抱っこでポストに手紙を入れたり、ケーキを買ってもらえず泣いてしまったり、帰り道の公園ですべり台に夢中になったり。日常のささやかな出来事の積み重ねが、2〜4歳の子どもの毎日そのものと重なり、強い共感を呼びます。若山憲の温かい絵柄とシンプルな言葉が心地よく、親子でのお出かけ前後の読み聞かせにもぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
14ひきの引越し作戦は、
ほのぼの冒険!
家族との絆と新しい始まりを感じる一冊です
ねずみの大家族の暮らしを描く「14ひきシリーズ」の一冊で、岩村和朗による緻密で温かみのある絵が、自然の中で生きる家族の日常を丁寧に映し出します。今回は引っ越しというテーマを通して、家族みんなで力を合わせ新しい暮らしを築いていく様子が描かれ、大勢のきょうだいが助け合う姿は見ているだけで心が温まります。2歳から5歳頃の子どもにとって、家族の一員として役割を持つことや協力する大切さを感じ取るきっかけになる絵本で、季節の変化を感じながら親子でじっくり眺めたい一冊です。
絵本の分野
本の特徴
お友だちの
お弁当から始まる想像の世界!
食べ物への興味と言葉遊びが広がる一冊です
おべんとう箱を開ける前のわくわくした気持ちを、やさしい言葉とあたたかい絵で描いた一冊です。おにぎりやおかずなど、身近な食べものが次々に登場し、何が入っているのかを想像しながらページをめくる楽しさが味わえます。日々の食事という当たり前の場面に隠れた小さな喜びを丁寧にすくい上げていて、食べることへの興味や関心を自然に育みます。読み聞かせでは食べものの名前を一緒に言ってみたり、好きな具材について話したりと、会話が広がりやすいのも魅力です。おべんとうの時間が待ち遠しくなるような、親子で楽しめる作品です。
絵本の分野
本の特徴
ぬげない、ぬげない!その先は…!
子どもの素直な気持ちがユーモアで包まれる絵本です
服を脱ごうとした男の子が、頭を通したところで身動きがとれなくなってしまいました。真っ暗な服の中で、男の子はあれこれ考えをめぐらせ、お化けになったつもりになったり、脱げないままの未来を想像したりと、次々に空想を広げていきます。着替えの途中でよくある「ぬげない」という小さな困りごとを、子どもならではの発想でユーモラスに描いた一冊で、大きな判型により絵の細部までじっくり楽しめます。イヤイヤ期や着替えを嫌がる時期のお子さんも、主人公に自分を重ねて笑いながら聞けるはずです。
絵本の分野
本の特徴
セーター、ぬげなくなっちゃった!
くすくす笑える楽しさが詰まった絵本です
お気に入りの服を着替えようとした男の子が、頭からうまく脱げなくなってしまい、身動きが取れなくなるところから始まる愉快なお話です。困った状況にもかかわらずどこかとぼけた雰囲気が漂い、次々と広がる自由な発想がユーモラスに描かれていて、思わず笑ってしまう場面がたくさんあります。着替えやちょっとした失敗にまつわる子ども自身の経験と重なりやすく、うまくいかない時の気持ちを笑いに変えて受け止める感覚を養えます。読み聞かせでは親子で一緒に声を出して笑える時間になり、2〜5歳の子の日常の小さな不安をやわらげてくれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
もったいないばあさんの、
おばあちゃんの物語!
大切なことを次の世代へ伝えたくなる絵本です
物を大切にする心を伝えてきたシリーズに登場するのは、主人公のおばあちゃんです。掃除の仕方や食べ物の扱い方、季節の知恵など、暮らしの中の「だいじなこと」がおばあちゃんから孫へと伝えられていく様子が描かれ、世代を超えて受け継がれるものの温かさが感じられます。2〜6歳の子にとっては、身の回りのものを大事にする気持ちや、家族から教わることの意味を自然に感じ取るきっかけになるでしょう。読み聞かせでは、家庭でも似たような場面がないか親子で話しながら読むと、より豊かな時間になります。長く読み継がれてきた作品ならではの安心感もあります。
絵本の分野
本の特徴
傘があれば何でもできちゃう素敵な話!
日常を魔法に変える、
想像力の力を感じる絵本です
雨の日、初めて自分の傘をさしてお出かけする女の子の姿を、静かな絵とともに描いた作品です。ぽつん、ぽつんと傘に落ちる雨のしずく、水たまりに映る景色、少しずつ強くなる雨音など、雨降りならではの音や気配が丁寧に表現されており、子どもが日常の中で感じる小さな発見や誇らしい気持ちが伝わってきます。派手な出来事は起こりませんが、傘をさして歩くというささやかな体験を通して、外の世界を見つめる目が育まれていく様子が味わい深く描かれています。2〜5歳の子どもにとっては、雨の日の外出という身近な出来事と重なりやすく、自分の経験を絵本の中に見つける喜びがあ
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番童心社 | 2〜5歳 | かぞくきせつ生活 | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | かぞく生活ユーモア | ||
| 3 | 定番こぐま社 | 2〜4歳 | 思いやり生活シリーズ | ||
| 4 | 定番こぐま社 | 2〜4歳 | かぞく生活シリーズ | ||
| 5 | 定番童心社 | 2〜5歳 | かぞく生活物語 | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 食育生活物語 | ||
| 7 | 定番ブロンズ新社 | 2〜5歳 | 生活ユーモア物語 | ||
| 8 | 定番ブロンズ新社 | 2〜5歳 | 生活ユーモア物語 | ||
| 9 | 定番講談社 | 2〜6歳 | かぞく生活 | ||
| 10 | 定番文研出版 | 2〜5歳 | 生活雨の日物語 |
生活の絵本は、起きる・食べる・着替える・寝るといった毎日のくらしを楽しく描き、生活リズムや自立心を育てます。主人公と一緒に「できた!」を体験することで、いやがりがちな場面もすんなり受け入れられることが多く、毎日の習慣づくりの味方になります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 生活習慣が身につかないときどうすれば?
A. 絵本の主人公をまねっこする形で誘うとうまくいきやすいです。「〇〇ちゃんみたいにやってみる?」と声をかけ、できたらたっぷりほめてあげましょう。
Q. 2歳に「生活」の絵本は向いていますか?
A. 2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「生活」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は2歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。