
3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「きせつ」の絵本を探すときは、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶことを意識しつつ、春夏秋冬の変化や行事を、絵で楽しめる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、3歳の発達と「きせつ」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
3歳できせつの絵本を選ぶときは、季節の行事や自然に親しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
優しさが、神様の心を動かす!
他者への思いやりの大切さを学ぶ名作です
貧しいけれど心優しい老夫婦が、雪の中で困っているお地蔵さまに笠をかぶせてあげる、日本の昔話の名作です。瀬田貞二の語りと赤羽末吉による力強く温かみのある絵が組み合わさり、静かな雪景色の中に思いやりの心がじんわりと広がっていく様子を丁寧に描いています。3〜6歳の子どもにも聞き取りやすい言葉遣いで、誰かのために行動することの尊さを自然に伝えてくれます。年末年始や雪の季節の読み聞かせにもふさわしい、世代を超えて愛される一冊です。
絵本の分野
本の特徴
心優しいおじいさんに、
しあわせが訪れる!
昔話の温もりと思いやりが心に残る絵本です
雪深い里で暮らす貧しい老夫婦が笠を売りに出かける「かさじぞう」と、十二支の動物たちの順番がどのように決まったのかを描く「じゅうにしのはじまり」を収めた、3・4歳頃から楽しめる昔話絵本です。わかりやすく親しみやすい語り口と絵によって、冬の情景や年中行事、干支の由来といった日本の伝統文化に自然に触れることができます。シリーズの他の巻と合わせて読み聞かせを重ねることで、昔話特有のリズムを楽しむ習慣や豊かな感情表現が少しずつ育まれていきます。
絵本の分野
本の特徴
春の日差しの中で見つかる、
本当のいいこと!
やさしい心と思いやりを育む一冊です
あたたかな春の日、女の子の心にふっとわきあがるうれしい気持ちを、やさしい言葉と絵でつづった一冊です。小さな出来事の中に「いいことって、こういうことかもしれない」と感じる瞬間が重ねられ、読み進めるうちに、日々のささやかな喜びに気づかされます。派手な事件は起こりませんが、そのぶん子どもの素直な感覚に寄り添う静かな時間が流れます。3〜6歳の子にとっては、自分の身の回りにも同じような「いいこと」があるかもしれないと想像するきっかけになり、思いやりの気持ちや、うれしいという感情そのものに触れる機会にもなります。
絵本の分野
本の特徴
嵐の夜に生まれた、予想外の友情!
世代を超えて愛される物語の続編です
やぎのメイとおおかみのガブ、種族も立場もちがう二匹が友情を育んできたシリーズの一冊です。今回は雪の降る季節が舞台となり、二匹の関係を試すような出来事が待ち受けています。周りの仲間たちとの関わりのなかで、信じることや友だちを想う気持ちがあらためて描かれ、これまでの巻を読んできた子には二匹のその後が気になる展開になっています。会話文が中心のテンポのよい文章なので、声を変えながら読み聞かせをすると臨場感が生まれ、親子で物語の世界に入り込めます。立場のちがう相手を思いやる心や、困難の中でも友情を貫くことの大切さを、自然と感じ取れる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
季節を親子で感じられる!
好奇心と探究心を伸ばす一冊です
文字を使わず、雨が降り始めてから晴れるまでの一日を、緻密で温かみのある絵だけで描いた作品です。子どもたちが長靴とレインコートで水たまりに飛び込んだり、雨宿りをしたり、虹を見つけたりする様子が細部まで丁寧に描かれ、ページをめくるたびに新しい発見があります。文字がないからこそ、読み聞かせる大人も子どもも自由に言葉を添えながら絵を眺めることができ、雨の日ならではの小さな楽しみに気づかせてくれます。梅雨時や雨の日の室内時間に、親子でじっくり絵を追いながら会話を広げるのにぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
身近な虫のふしぎに夢中!
好奇心と探究心を伸ばす一冊です
草むらや花壇、木のかげなど、身近な場所に隠れているむしたちを一緒にさがしていく絵本です。よく見るとページのすみにひそんでいる小さな生き物や、季節ごとに姿を見せるむしの様子が描かれ、探しながら自然と観察の目が育っていきます。ただ名前を覚えるだけでなく「どこにいるかな」「なにをしているのかな」と考えながらページをめくる楽しさがあり、親子で声をかけ合いながら読み進めることで、絵本の中の世界と実際の外遊びがつながっていきます。3〜6歳ごろの、身の回りの生き物に興味を持ち始める子どもにぴったりで、読み聞かせのあとにお散歩や庭先でむしさがしをして
絵本の分野
本の特徴
おじいさんの優しさが、雪の夜に輝く!
思いやりと感謝の心が深く刻まれる日本の名作です
貧しい暮らしをしているおじいさんとおばあさんが、雪の降る日に売り物の笠を作って町へ出かけるところから物語が始まります。道端に並ぶお地蔵さまの姿を見たおじいさんが、寒さをしのがせてあげようとする姿から、思いやりの心が丁寧に描かれていきます。昔ながらの日本の暮らしや雪景色の情景が絵から伝わり、季節感を味わいながら人を思う気持ちについて考えるきっかけになります。読み聞かせでは、素朴な語り口と静かな絵の力によって、子どもも大人も自然と物語の世界に引き込まれ、親から子へ語り継がれてきた昔話の温かさをじっくり感じられる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
力とやさしさ、どちらが勝つ?!
古くから愛される教訓を心に届ける一冊です
旅人のコートを脱がせようと力比べをする北風と太陽の姿を通して、力ずくのやり方と穏やかな働きかけの違いを描くイソップ童話の名作です。びゅうびゅう吹きつける北風と、じんわり温める太陽、それぞれの様子が親しみやすい絵で表現され、小さな子どもにもその違いが自然に伝わります。3〜6歳の読み聞かせにちょうどよい長さとテンポで、優しさや工夫の大切さを説教くさくなく感じ取れる物語なので、親子で何度も声に出して読みたくなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
芋ほり遠足の感動がよみがえる!
秋の自然と食べ物への興味が育つ一冊です
園や学校の子どもたちが遠足でさつまいも掘りに出かける様子を、軽やかなリズムの言葉と生き生きとした絵で描いた一冊です。土の中から次々と顔を出すおいもや、手や服を土だらけにしながら夢中で掘り進める子どもたちの表情から、秋の実りを収穫する喜びが伝わってきます。掘ったあとにおいもをどう食べるのか想像が膨らむ場面もあり、食べ物がどこから来るのかを自然と学べる内容になっています。季節の行事や食育をテーマにした読み聞かせに向いており、収穫の季節に読むと一層楽しめる作品です。
絵本の分野
本の特徴
身近な虫のふしぎに夢中!
考える力が自然と身につく一冊です
山の奥のふしぎな家から聞こえるのは何の音?大人気「100かいだてのいえ」シリーズ第5弾。今回の舞台は森にそびえる大きな木。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | きせつ思いやり物語 | ||
| 2 | 定番講談社 | 3〜5歳 | きせつ物語シリーズ | ||
| 3 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | きせつ感情物語 | ||
| 4 | 定番講談社 | 3〜6歳 | どうぶつきせつ物語 | ||
| 5 | 定番評論社 | 3〜6歳 | きせつ雨の日 | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | むし・いきものきせつ探す・見つける | ||
| 7 | 定番小峰書店 | 3〜6歳 | きせつ思いやり物語 | ||
| 8 | 定番童心社 | 3〜6歳 | きせつ物語 | ||
| 9 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 食育きせつユーモア | ||
| 10 | 定番偕成社 | 3〜6歳 | むし・いきもの数形 |
きせつの絵本は、春夏秋冬の自然の移り変わりや、お正月・節分・夏祭りといった行事を通じて、暮らしの中の季節感を育てます。今の季節に合わせて読むと、絵本の世界と実際の体験が重なり、季節を待つ楽しみが生まれます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 季節の絵本はいつ読むのがいいですか?
A. その季節や行事の少し前から読むのがおすすめです。「もうすぐ〇〇だね」と期待がふくらみ、実際の体験がより豊かになります。
Q. 3歳に「きせつ」の絵本は向いていますか?
A. 3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「きせつ」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は3歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。