
のびタネえほんが選ぶ、おすすめ絵本10冊をご紹介します
4歳で思いやりの絵本を選ぶときは、人の気持ちを考えるきっかけになる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
一人で初めてのおつかい、
ドキドキが詰まってる!
子どもの勇気と親の優しい見守りが伝わる絵本です
小さな女の子が、初めて一人でお使いに出かける様子を描いたロングセラー絵本です。慣れない道を歩き、お店の人とやり取りをする中で、緊張したり不安になったりしながらも、頑張って役目を果たそうとする姿が丁寧に描かれます。3〜5歳ごろは、家族の役に立ちたいという気持ちや、知らない場所へ踏み出すどきどき感が芽生える時期。読み聞かせを通して、子どもが感じる誇らしさや心細さに寄り添いながら、生活の中での小さな成長を親子で一緒に見つめられる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
橋の上で出会う、
おじさんの不思議な話!
心優しくなる、
生命の大切さが静かに伝わる名作です
学校帰り、橋の上でひとり川を眺めていた少年が、通りかかったおじさんからふしぎな話を聞かせてもらうところから物語は始まります。静かな川辺の情景とともに語られる不思議な話は、いのちや時間のつながりについて、子ども自身の感じ方で受け止められるように描かれています。派手な展開ではなく、じんわりと心に残るような静かな時間が流れるお話で、4〜6歳の子どもと一緒に読むと、聞き終えたあとにふと会話が生まれるかもしれません。親子でゆっくり向き合いたい夜の読み聞かせにおすすめの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
平和って、こんなに素敵なんだ!
やさしさの大切さが心に届く絵本です
小さな子どもの視点から「へいわ」とはどんなことかを、素直な言葉でつづった詩のような絵本です。ごはんを食べられること、家族と眠れること、友だちと笑い合えることなど、当たり前に思える日々の場面を通して、平和の意味がやさしく浮かび上がってきます。4〜6歳の子には難しい言葉を使わずに大切なテーマに触れる機会となり、身近な幸せに気づくきっかけになります。読み聞かせでは、家庭や友だちとの日常を振り返りながら、平和について親子で言葉を交わす穏やかな時間が生まれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
京都の羅生門に住む、
ちょっと変わった鬼のお話!
優しさとユーモアが心に残る古典的傑作です
京の都の羅生門にすむ、力は強いのに心はやさしい鬼が主人公です。都見物が大好きなこの鬼は、うどん粉を顔にぬって女の人に化け、笠をかぶって町へ出かけていきます。渡辺綱と羅生門の鬼にまつわる古い言い伝えをもとにしながらも、こわいだけの鬼ではなく、どこか間の抜けた愛らしい鬼の姿が描かれ、くすっと笑えるユーモアと温かい思いやりが感じられる展開です。鬼というと怖いイメージを持ちやすい年齢の子どもたちにとって、力があっても優しい心を持つ存在に出会うことは、他者への見方を広げるきっかけになります。
絵本の分野
本の特徴
人を思いやる勇気がここにある!
名作が伝える、
やさしさの大切さです
バスの座席をめぐるある女性の静かな行動と、それを見つめる人々の姿を通して、勇気とはどういうものかを子どもにも伝わる形で描いた絵本です。実在の出来事を土台にしながら、difficultな社会背景を直接説明するのではなく、一人の人の落ち着いた強さと、その周りにいた人々の思いに焦点を当てているため、幼い子どもでも人物の気持ちに寄り添いながら物語を追うことができます。読み聞かせでは、正しいと思うことを静かに貫くとはどういうことかを親子で話し合うきっかけになり、思いやりや公正さについて考える大切な時間を作ってくれます。
絵本の分野
本の特徴
優しさが、神様の心を動かす!
他者への思いやりの大切さを学ぶ名作です
貧しいけれど心優しい老夫婦が、雪の中で困っているお地蔵さまに笠をかぶせてあげる、日本の昔話の名作です。瀬田貞二の語りと赤羽末吉による力強く温かみのある絵が組み合わさり、静かな雪景色の中に思いやりの心がじんわりと広がっていく様子を丁寧に描いています。3〜6歳の子どもにも聞き取りやすい言葉遣いで、誰かのために行動することの尊さを自然に伝えてくれます。年末年始や雪の季節の読み聞かせにもふさわしい、世代を超えて愛される一冊です。
絵本の分野
本の特徴
おしいれから始まる、
忘れられない大冒険!
友情と勇気の大切さを、
手に汗握る体験で学ぶ一冊です
お昼寝前に、ミニカーのとりっこでけんかをしたさとしとあきらは、先生に叱られておしいれに入れられてしまいます。そこで出会ったのは、地下の世界に住む恐ろしいねずみばあさんでした。 ふたりをやっつけようと、追いかけてくるねずみばあさん。でも、さとしとあきらは決してあきらめません。手をつないで走りつづけます―。80ページものボリュームがありながら、かけぬけるように展開するふたりの大冒険。1974年の刊行以来多くの子どもたちが夢中になり、版を重ねてきました。累計230万部を超えるロングセラー絵本。
絵本の分野
本の特徴
つるの恩返し、
紙芝居だからより心に響く!
感謝と思いやりが体で感じられる古典です
雪の中で助けられた鶴が、恩を返すために人の姿になって恩人のもとを訪れるという、日本人になじみ深い昔話を紙芝居の形で伝える一冊です。静かな冬の情景と、恩人への感謝の気持ち、そして秘めた約束が守られるかどうかというはらはらする展開が、絵の場面転換とともに語られていきます。3〜6歳の子どもには、優しさや思いやりが巡っていく物語の温かさが心に残りやすく、紙芝居ならではの間や声の抑揚を楽しみながら聞くことができます。読み聞かせでは、めくるたびに変わる場面に引き込まれ、家族や友だちを思いやる気持ちについて自然と語り合うきっかけにもなります。
絵本の分野
本の特徴
春の日差しの中で見つかる、
本当のいいこと!
やさしい心と思いやりを育む一冊です
あたたかな春の日、女の子の心にふっとわきあがるうれしい気持ちを、やさしい言葉と絵でつづった一冊です。小さな出来事の中に「いいことって、こういうことかもしれない」と感じる瞬間が重ねられ、読み進めるうちに、日々のささやかな喜びに気づかされます。派手な事件は起こりませんが、そのぶん子どもの素直な感覚に寄り添う静かな時間が流れます。3〜6歳の子にとっては、自分の身の回りにも同じような「いいこと」があるかもしれないと想像するきっかけになり、思いやりの気持ちや、うれしいという感情そのものに触れる機会にもなります。
絵本の分野
本の特徴
特別な友だちからの
手紙が心を揺さぶる!
相手を思いやる気持ちが育つ絵本です
体がつながって生まれてきた双子の兄弟の日々の暮らしや思いを、手紙という形を借りて伝える絵本です。困難を抱えながらも懸命に生きる姿や、周りの人々との関わりが率直な言葉でつづられており、命の大切さや、人と人とが支え合うことの意味について考えるきっかけを与えてくれます。読み聞かせを通して、自分とは違う境遇にある人への想像力や思いやりの気持ちが育まれていくことが期待できる内容です。少し重いテーマも含みますが、年齢に応じて大人が言葉を補いながら読むことで、深い対話につながる一冊です。
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜5歳 | 思いやり生活物語 | ||
| 2 | 定番河出書房新社 | 4〜6歳 | 思いやり感情物語 | ||
| 3 | ブロンズ新社 | 4〜6歳 | 思いやり感情物語 | ||
| 4 | 定番こぐま社 | 4〜6歳 | 思いやりユーモア物語 | ||
| 5 | 定番光村教育図書 | 4〜6歳 | 思いやり感情 | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 思いやり物語 | ||
| 7 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 友だち思いやり物語 | ||
| 8 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 思いやり物語 | ||
| 9 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 思いやり感情 | ||
| 10 | 童心社 | 4〜6歳 | 思いやり感情 |
4歳は想像力が広がり、文字・数・ルールにも興味が出てくる時期です。「思いやり」の絵本を探すときは、考える楽しさや、言葉遊びのある絵本を選ぶことを意識しつつ、正解を教え込むより、登場人物の気持ちを一緒に考えられる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、4歳の発達と「思いやり」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
思いやりの絵本は、「やさしくしなさい」と教えるためではなく、登場人物の気持ちを想像する経験を通じて、他者を思う心を育てます。困っている人や悲しんでいる人の気持ちに気づき、自分にできることを考える。その積み重ねが、本物のやさしさにつながります。
のびタネえほんでは、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 思いやりはどう育てればいいですか?
A. 絵本で「この子はどんな気持ちかな?」と一緒に考えることが第一歩です。気持ちを想像する経験を重ねることが、行動としてのやさしさにつながっていきます。
Q. 4歳に「思いやり」の絵本は向いていますか?
A. 4歳は想像力が広がり、文字・数・ルールにも興味が出てくる時期です。「思いやり」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、考える楽しさや、言葉遊びのある絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は4歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。