
6歳は就学を控え、長めの物語や、自分で読む楽しさが芽生える時期です。深いテーマや読みごたえのある絵本、シリーズものにも挑戦できます。文字への興味が高まり、自分で声に出して読んだり、内容について感想を話したりと、読書がぐっと豊かになります。考える力や想像力、思いやりを育てる物語は、小学校生活への心の準備にも。このページでは、6歳にぴったりのおすすめ絵本を、のびタネ分野やテーマ別に紹介します。
「感性・色・音」を育てる絵本は、音楽・色・かたち・アートなど、感じる力と表したい気持ちを刺激します。0〜6歳は美しいものや心が動く体験をたっぷり味わいたい時期。鮮やかな色づかいやリズミカルな言葉、自由な絵に触れることで、感性が豊かに育ち、自分なりに表現する楽しさが芽生えます。読み終えたあとに描いたり歌ったりと、遊びが広がるのも魅力です。このページでは、感性をはぐくむ年齢別のおすすめ絵本を紹介します。
6歳の感性・色・音を伸ばす絵本を選ぶときは、次の4つを軸にすると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
冬の美しさが言葉と絵に輝く!
季節の自然観察と創意を育む絵本です
冬の澄んだ空気の中で、氷や霜が織りなす自然の美しさを背景に、季節の移ろいを感じさせる物語が描かれます。寒さの厳しい時期ならではの静けさや、そこに宿るささやかな驚きや発見が丁寧に語られ、自然の姿を想像しながら味わう楽しさがあります。四季の中でもとりわけ冬という季節に焦点を当てているため、寒い時期に読むといっそう情景が心に響きやすく、読み聞かせを通して季節感を豊かに感じ取る機会になります。落ち着いた語り口の物語なので、じっくり聞く力がついてきた年齢の子どもと静かに向き合う時間にふさわしい一冊です。
絵本の分野
本の特徴
迷いの道で、目が宝探し気分に!
絵を眺める楽しさが何度も訪れる一冊です
ページをめくるたびに、迷路のように入り組んだ道や不思議な建物、だまし絵のような風景が広がっていく一冊です。線と色だけで描かれた静かな世界の中に、よく見ると小さな人や動物、思いがけない仕掛けが隠れていて、指でたどりながら探す楽しさがあります。文章による説明はほとんどなく、絵そのものが物語となって語りかけてくるつくりなので、大人と子どもが同じ絵を見ながら「これは何だろう」「ここに道が続いているね」と自由に言葉を交わす時間が生まれます。答えを急がず何度も見返すことで新しい発見があるため、絵をじっくり眺めるのが好きな子や、想像を広げることに興
絵本の分野
本の特徴
月夜のめがねで世界が変わる!
想像力がふくらむファンタジーです
月の光が照らす夜の情景を舞台に、不思議なめがねをめぐって展開する幻想的な物語です。詩的な文章と静かな絵が、現実と空想の境目をやわらかくつなぎ、夜の世界に対する子どもの想像力をやさしく刺激します。4〜6歳になり物語の奥行きを楽しめるようになった子どもにとって、目に見えないものへの興味や、月夜の不思議さを味わうきっかけとなる作品です。読み聞かせの時間には、声のトーンを落として静かに読むことで、眠る前のひとときにふさわしい落ち着いた雰囲気をつくることができます。古くから親しまれてきた味わい深い童話です。
絵本の分野
本の特徴
黒いクレヨンが大活躍する瞬間!
どんな色も役に立つことを学ぶ絵本です
たくさんの色鉛筆の中で、黒い色だけがなんだか元気がなさそうにしています。他の色たちがそれぞれの持ち味を発揮して絵を描いていく様子の中で、黒はどんな役目を見つけていくのか、色や形の面白さを感じながら見守れる展開です。やさしい絵とテンポのよい言葉が重なり合い、色そのものを楽しむ気持ちが育つ年齢の子どもにぴったりの内容になっています。読み聞かせでは思わずくすっと笑えるユーモアがあり、読んだあとにクレヨンや色鉛筆を手に取りたくなるような、親しみやすい時間を作ってくれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
小さな王さまの冒険が心をときめかす!
ファンタジーの世界へ連れていく傑作です
北欧の自然を舞台に、木いちごの季節に現れるという小さな王さまをめぐって紡がれる幻想的な物語です。森や草花、季節の移ろいが美しく描かれ、空想の世界と現実の暮らしが重なり合うような不思議な雰囲気が漂います。詩的な言葉づかいと繊細な絵が、子どもの豊かな想像力を優しく刺激してくれる一冊です。少し長めのお話をじっくり聞ける年齢の子どもにぴったりで、読み聞かせの時間には、季節の匂いや光を感じながら、非日常の世界にゆったりと浸る贅沢なひとときを親子で味わうことができます。
絵本の分野
本の特徴
あなたって、誰?
言葉の不思議がいっぱい!
自分らしさを感じ、
言葉の面白さに目覚める絵本です
「あなた」という呼びかけから始まり、生き物や物、様々な存在に語りかけるような言葉とともに、独特な絵が次々に展開していきます。ストーリーを追うというよりも、言葉の響きやリズム、絵の不思議な雰囲気を味わう一冊で、読むたびに違った印象を受けるかもしれません。声に出して読むと言葉の面白さがより伝わり、子どもが「あなた」という言葉の広がりを感じ取るきっかけにもなります。答えのはっきりしない絵本だからこそ、親子で自由に感じたことを話し合う時間が生まれ、想像力や言葉の感覚を育む読み聞かせにぴったりです。
絵本の分野
本の特徴
きものが笑う、
ユニークな日本語の世界!
言葉遊びの楽しさと日本文化への興味が広がる絵本です
着物にまつわる言葉や柄、着付けの様子などを題材にした、日本の暮らしの文化に触れられるお話です。普段はあまり馴染みのない着物の世界が、軽妙な語り口とユーモラスな描写によって親しみやすく紹介され、色や模様の美しさ、言葉の響きの面白さに自然と耳と目が向いていきます。日本語ならではの言い回しや音の楽しさを味わいながら、伝統的なものへの興味の入り口になる一冊です。読み聞かせでは声に出して読むことでリズムの心地よさが際立ち、親子で日本の文化について会話が広がるきっかけにもなります。
絵本の分野
本の特徴
アルファベットがへそまがりで楽しい!
言葉への興味が自然に広がる遊び心いっぱいの絵本です
アルファベットの形を手がかりに、見立てや発見の面白さを楽しめる知育絵本です。ふつうのABCの本のように単純に文字と単語を並べるのではなく、ページをめくるたびに文字の形が思いがけないものに変身したり、隠れていたりする仕掛けが施されています。文字そのものの造形の美しさやユーモアに気づかせてくれる構成で、英語やひらがなに親しみ始めた子どもの好奇心をくすぐります。大人が一緒に眺めても新しい発見があり、文字を「読む」だけでなく「見る」楽しさを親子で分かち合える読み聞かせの時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
月が見守る夜の物語!
季節の移ろいと自然への想像力が広がる一冊です
夜空に浮かぶ月が静かに見守る中で繰り広げられる、季節の移ろいを感じさせる物語です。昼間とは違う夜の世界の静けさや、月明かりに照らされた景色の美しさが、やさしい語り口とともに描かれていきます。小さな子どもにとって夜は不思議でどこか怖さも伴うものですが、この絵本を通じて月や星が寄り添ってくれる安心感を味わうことができます。眠る前の読み聞かせにぴったりで、穏やかな気持ちのまま一日を締めくくる時間をつくってくれます。季節の変化を感じ取る感性を育てるきっかけにもなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
懐かしい童謡の世界が絵で蘇る!
子どもの頃の思い出と言葉が結びつく一冊です
日本や世界の童謡・歌にまつわる情景を、絵とともにたどっていく一冊です。歌詞の中に描かれた風景や季節、暮らしのひとこまが、豊かな絵によって立ち上がり、読む人の中に懐かしさや発見をもたらします。文字を読むというより、絵と言葉のリズムを味わいながらページをめくる本なので、耳で聞く音の楽しさと目で見る絵の美しさを同時に楽しめます。歌をすでに知っている子はもちろん、初めて出会う子にとっても、言葉やメロディへの興味を広げるきっかけになります。親子で一緒に口ずさみながら眺めるのに向いた、静かで味わい深い時間を作ってくれる絵本です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番岩波書店 | 5〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 2 | 定番朝日新聞社 | 4〜6歳 | 形しかけ探す・見つける | ||
| 3 | 定番童心社 | 4〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 4 | 定番学研教育みらい幼児教育事業部 | 3〜6歳 | 色友だちユーモア | ||
| 5 | 定番集英社 | 4〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 音リズムことば | ||
| 7 | ポプラ社 | 5〜6歳 | ことば色ユーモア | ||
| 8 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | ことば形英語 | ||
| 9 | 定番こぐま社 | 3〜6歳 | 寝かしつけきせつ物語 | ||
| 10 | 講談社 | 4〜6歳 | 音リズムことばきせつ |
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 「感性・色・音」を育てる絵本とはどんな絵本ですか?
A. 音楽・アート・感じる力を育てる絵本です。読み聞かせを通じて、感性・色・音の力を遊びの中で自然に伸ばせます。このページでは年齢に合わせたおすすめを紹介しています。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。