
5歳は文字や数への興味が高まり、複雑なお話の筋も理解できるようになる時期です。テーマ性のある物語や、知的好奇心を刺激する科学・自然の絵本、少し長い読み物にも挑戦できます。自分で文字を追って読もうとする姿も見られ、読書の芽が育ちます。友だちや家族との関わりを描いた絵本は、心の成長を支えます。このページでは、5歳の発達に合ったおすすめ絵本を、のびタネ分野やテーマ別に紹介します。
「感性・色・音」を育てる絵本は、音楽・色・かたち・アートなど、感じる力と表したい気持ちを刺激します。0〜6歳は美しいものや心が動く体験をたっぷり味わいたい時期。鮮やかな色づかいやリズミカルな言葉、自由な絵に触れることで、感性が豊かに育ち、自分なりに表現する楽しさが芽生えます。読み終えたあとに描いたり歌ったりと、遊びが広がるのも魅力です。このページでは、感性をはぐくむ年齢別のおすすめ絵本を紹介します。
5歳の感性・色・音を伸ばす絵本を選ぶときは、次の4つを軸にすると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
迷いの道で、目が宝探し気分に!
絵を眺める楽しさが何度も訪れる一冊です
ページをめくるたびに、迷路のように入り組んだ道や不思議な建物、だまし絵のような風景が広がっていく一冊です。線と色だけで描かれた静かな世界の中に、よく見ると小さな人や動物、思いがけない仕掛けが隠れていて、指でたどりながら探す楽しさがあります。文章による説明はほとんどなく、絵そのものが物語となって語りかけてくるつくりなので、大人と子どもが同じ絵を見ながら「これは何だろう」「ここに道が続いているね」と自由に言葉を交わす時間が生まれます。答えを急がず何度も見返すことで新しい発見があるため、絵をじっくり眺めるのが好きな子や、想像を広げることに興
絵本の分野
本の特徴
月夜のめがねで世界が変わる!
想像力がふくらむファンタジーです
月の光が照らす夜の情景を舞台に、不思議なめがねをめぐって展開する幻想的な物語です。詩的な文章と静かな絵が、現実と空想の境目をやわらかくつなぎ、夜の世界に対する子どもの想像力をやさしく刺激します。4〜6歳になり物語の奥行きを楽しめるようになった子どもにとって、目に見えないものへの興味や、月夜の不思議さを味わうきっかけとなる作品です。読み聞かせの時間には、声のトーンを落として静かに読むことで、眠る前のひとときにふさわしい落ち着いた雰囲気をつくることができます。古くから親しまれてきた味わい深い童話です。
絵本の分野
本の特徴
黒いクレヨンが大活躍する瞬間!
どんな色も役に立つことを学ぶ絵本です
たくさんの色鉛筆の中で、黒い色だけがなんだか元気がなさそうにしています。他の色たちがそれぞれの持ち味を発揮して絵を描いていく様子の中で、黒はどんな役目を見つけていくのか、色や形の面白さを感じながら見守れる展開です。やさしい絵とテンポのよい言葉が重なり合い、色そのものを楽しむ気持ちが育つ年齢の子どもにぴったりの内容になっています。読み聞かせでは思わずくすっと笑えるユーモアがあり、読んだあとにクレヨンや色鉛筆を手に取りたくなるような、親しみやすい時間を作ってくれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
小さな王さまの冒険が心をときめかす!
ファンタジーの世界へ連れていく傑作です
北欧の自然を舞台に、木いちごの季節に現れるという小さな王さまをめぐって紡がれる幻想的な物語です。森や草花、季節の移ろいが美しく描かれ、空想の世界と現実の暮らしが重なり合うような不思議な雰囲気が漂います。詩的な言葉づかいと繊細な絵が、子どもの豊かな想像力を優しく刺激してくれる一冊です。少し長めのお話をじっくり聞ける年齢の子どもにぴったりで、読み聞かせの時間には、季節の匂いや光を感じながら、非日常の世界にゆったりと浸る贅沢なひとときを親子で味わうことができます。
絵本の分野
本の特徴
あなたって、誰?
言葉の不思議がいっぱい!
自分らしさを感じ、
言葉の面白さに目覚める絵本です
「あなた」という呼びかけから始まり、生き物や物、様々な存在に語りかけるような言葉とともに、独特な絵が次々に展開していきます。ストーリーを追うというよりも、言葉の響きやリズム、絵の不思議な雰囲気を味わう一冊で、読むたびに違った印象を受けるかもしれません。声に出して読むと言葉の面白さがより伝わり、子どもが「あなた」という言葉の広がりを感じ取るきっかけにもなります。答えのはっきりしない絵本だからこそ、親子で自由に感じたことを話し合う時間が生まれ、想像力や言葉の感覚を育む読み聞かせにぴったりです。
絵本の分野
本の特徴
アルファベットがへそまがりで楽しい!
言葉への興味が自然に広がる遊び心いっぱいの絵本です
アルファベットの形を手がかりに、見立てや発見の面白さを楽しめる知育絵本です。ふつうのABCの本のように単純に文字と単語を並べるのではなく、ページをめくるたびに文字の形が思いがけないものに変身したり、隠れていたりする仕掛けが施されています。文字そのものの造形の美しさやユーモアに気づかせてくれる構成で、英語やひらがなに親しみ始めた子どもの好奇心をくすぐります。大人が一緒に眺めても新しい発見があり、文字を「読む」だけでなく「見る」楽しさを親子で分かち合える読み聞かせの時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
月が見守る夜の物語!
季節の移ろいと自然への想像力が広がる一冊です
夜空に浮かぶ月が静かに見守る中で繰り広げられる、季節の移ろいを感じさせる物語です。昼間とは違う夜の世界の静けさや、月明かりに照らされた景色の美しさが、やさしい語り口とともに描かれていきます。小さな子どもにとって夜は不思議でどこか怖さも伴うものですが、この絵本を通じて月や星が寄り添ってくれる安心感を味わうことができます。眠る前の読み聞かせにぴったりで、穏やかな気持ちのまま一日を締めくくる時間をつくってくれます。季節の変化を感じ取る感性を育てるきっかけにもなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
懐かしい童謡の世界が絵で蘇る!
子どもの頃の思い出と言葉が結びつく一冊です
日本や世界の童謡・歌にまつわる情景を、絵とともにたどっていく一冊です。歌詞の中に描かれた風景や季節、暮らしのひとこまが、豊かな絵によって立ち上がり、読む人の中に懐かしさや発見をもたらします。文字を読むというより、絵と言葉のリズムを味わいながらページをめくる本なので、耳で聞く音の楽しさと目で見る絵の美しさを同時に楽しめます。歌をすでに知っている子はもちろん、初めて出会う子にとっても、言葉やメロディへの興味を広げるきっかけになります。親子で一緒に口ずさみながら眺めるのに向いた、静かで味わい深い時間を作ってくれる絵本です。
絵本の分野
本の特徴
クレヨンたちの冒険、
仕掛けでさらに楽しい!
色彩と創造の喜びが心に残る絵本です
自分の役目を終えて絵から抜け出したクレヨンたちが、持ち主の子どものもとへ再び戻ってくるまでの出来事を描いたお話です。それぞれの色のクレヨンには個性があり、旅の途中で見聞きしたことやちょっとした出来事を通して、色とりどりの表情やユーモアが伝わってきます。以前の作品を知っている子はもちろん、初めて出会う子にも、クレヨンという身近な道具に命が宿ったような楽しさが新鮮に映るでしょう。読み聞かせでは、色や絵を描くことへの興味を自然に引き出しながら、大切なものが戻ってくる喜びをやさしく感じ取れる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
黒くんと白くんが、
絵の具と仲良し大作戦!
色の組み合わせの喜びに目覚める一冊です
まっくろな体をした「くろくん」と、小さな「しろくん」が出会い、いっしょに過ごすうちに生まれる関係を描いたお話です。色というシンプルな要素を通して、見た目の違う者同士がどう関わり合うのかが、温かみのあるユーモラスな展開で語られます。色や形の違いに興味を持ち始める年齢の子どもにとって、色の面白さを感じながら物語の世界に入り込める内容になっています。読み聞かせでは、色の変化や登場人物の表情を指さしながら親子で会話が広がりやすく、想像力や感性を育む時間になります。やさしい絵柄が繰り返し読みたくなる魅力を持つ、長く愛されている作品です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番朝日新聞社 | 4〜6歳 | 形しかけ探す・見つける | ||
| 2 | 定番童心社 | 4〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 3 | 定番学研教育みらい幼児教育事業部 | 3〜6歳 | 色友だちユーモア | ||
| 4 | 定番集英社 | 4〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 音リズムことば | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | ことば形英語 | ||
| 7 | 定番こぐま社 | 3〜6歳 | 寝かしつけきせつ物語 | ||
| 8 | 講談社 | 4〜6歳 | 音リズムことばきせつ | ||
| 9 | 定番WAVE出版 | 3〜6歳 | 色ユーモア物語 | ||
| 10 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 色友だち物語 |
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 「感性・色・音」を育てる絵本とはどんな絵本ですか?
A. 音楽・アート・感じる力を育てる絵本です。読み聞かせを通じて、感性・色・音の力を遊びの中で自然に伸ばせます。このページでは年齢に合わせたおすすめを紹介しています。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。