
5歳は文字や数への興味が高まり、複雑なお話の筋も理解できるようになる時期です。テーマ性のある物語や、知的好奇心を刺激する科学・自然の絵本、少し長い読み物にも挑戦できます。自分で文字を追って読もうとする姿も見られ、読書の芽が育ちます。友だちや家族との関わりを描いた絵本は、心の成長を支えます。このページでは、5歳の発達に合ったおすすめ絵本を、のびタネ分野やテーマ別に紹介します。
5歳は文字や数への興味が高まる時期。知的好奇心を刺激する絵本で読書の芽が育ちます。
絵本の分野
本の特徴
おふろが楽しみになる!
おふろが楽しみになる一冊です
ぼくがおふろに入っていると、かめ、ペンギン、おおきなくじらまでが次々にあらわれて、いっしょに湯船ではしゃぎます。日常のおふろが、そのまま空想の世界につながっていく気持ちよさがあります。数をかぞえる場面もあり、おふろの時間が楽しみになります。
絵本の分野
本の特徴
世代を超えて愛される、
楽しいパン屋さんの秘密!
ユニークなパンと家族の絆を描く名作絵本です
森の中にあるパン屋さんを舞台に、そこで暮らす四羽の子どもたちが、それぞれ思い思いの意見を出し合いながら、変わった形のパンをたくさん考えていくお話です。動物の顔をしたパンや乗り物の形をしたパンなど、次々に生まれるユニークなパンの数々は見ているだけで楽しく、お店の賑わいや働く様子も丁寧に描かれています。家族で協力して物事に取り組む温かさや、工夫することの面白さが伝わる内容で、読み聞かせでは子どもと一緒に好きなパンを探したり選んだりする会話が弾みます。長く読み継がれてきた定番の一冊です。
絵本の分野
本の特徴
何度も生まれ変わるねこの
物語に涙が止まらない!
命と愛について深く考える時間が生まれる一冊です
何度も死んでは生き返り、そのたびに違う飼い主のもとで暮らしてきた一匹の猫の物語です。誰にも愛されても満たされなかった猫が、あるとき出会いを通して変わっていく様子が描かれ、生きることや愛すること、命の重みについて静かに問いかけてきます。3〜6歳ごろから感情や想像力が豊かになっていく子どもに向けて、親しみやすい絵と言葉で深いテーマを届けてくれる一冊です。読み聞かせのあとに親子で感想を語り合う時間も生まれやすい物語です。
絵本の分野
本の特徴
世界の名作アンデルセン童話、決定版!
親指サイズの女の子の旅にときめく一冊です
花の中から生まれた小さなおやゆびひめが、思いがけない出来事の連続に巻き込まれながら旅を続けていく、世界中で長く親しまれてきた童話です。ふくろうやねずみ、もぐらなど個性豊かな生きものたちとの出会いが次々と描かれ、繊細で美しい絵がその不思議な世界観を引き立てます。2〜6歳という幅広い年齢の子どもがそれぞれのペースで物語に入り込み、小さな主人公の心細さや驚きに寄り添いながら想像を広げられる一冊です。読み聞かせを通して、豊かな感情の育ちにもつながっていきます。
絵本の分野
本の特徴
嵐の夜、予想外の
出会いが心を揺さぶる!
友情の本当の意味を考える、
深い感動の絵本です
嵐の夜、真っ暗な小屋の中で偶然出会ったやぎとおおかみが、互いの姿が見えないまま言葉を交わし、不思議と心を通わせていくお話です。本当は食べる側と食べられる側という立場でありながら、声だけを頼りに芽生えていく友情の気配に、読み手はどきどきしながら引き込まれていきます。3〜6歳の子どもにとっては、緊張感のある展開を通して信頼や思いやりという感情の存在を感じ取る良い機会になるでしょう。続きが気になる長く愛されてきたシリーズとして、親子で繰り返し手に取りたくなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
日本の心が息づく、
時代を超えた冒険譚!
勇気と仲間の大切さを学べる、
名作昔話です
日本を代表する昔話「ももたろう」を、武田美穂の絵と石崎洋司の文で描いた4・5歳からの昔話絵本です。桃太郎が犬・猿・キジと力を合わせて鬼退治に向かう痛快な物語は、勇気や仲間との協力の大切さを自然に感じさせてくれます。動物の仲間たちが登場する展開は子どもの想像力を刺激し、力を合わせて困難に立ち向かう姿は社会性の芽生えにもつながります。誰もが知る定番の昔話だからこそ、読み聞かせの時間に安心感を持って楽しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
小さなボクの大冒険が始まる!
勇気と機転の大切さを学ぶ昔話です
小さな体で大きな鬼に立ち向かう「いっすんぼうし」を、4・5歳の子どもが物語の世界にじっくり浸れるように再話した昔話絵本です。堀川理万子さんの情感豊かな絵と、令丈ヒロ子さんによる読みやすい文章が、勇気や知恵の面白さを丁寧に伝えます。昔話ならではの起伏のある展開は、子どもの想像力を広げるとともに、主人公の気持ちに寄り添いながら聞く体験を通して感情の育ちにもつながります。就学前の読み聞かせにふさわしい、日本の昔話シリーズの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
時計の読み方をすらすら習得できる!
数字への興味が自然に育つ一冊です
時計の読み方に親しむシリーズの続編で、数字や時間の感覚を身につけ始める4〜6歳の子どもに向けた内容です。丁寧に描かれた絵とともに、日常生活のなかで時計に興味を持ち始めた子が、遊び感覚で時間の仕組みに触れられるよう工夫されています。「今何時かな」と生活の中で時計を意識するきっかけになり、読み聞かせを通して数や時間への関心を自然に育てていける一冊です。シリーズを通して読むことでより理解が深まる、長く親しまれてきた内容です。
絵本の分野
本の特徴
竹から生まれた姫君の秘密!
日本の古典をたっぷり味わえる絵本です
竹の中から生まれた美しい姫が、多くの人々に愛されながら成長し、やがて月とのつながりの中で不思議な運命をたどっていく、日本で古くから語り継がれてきた物語を描いた一冊です。3〜6歳の子どもにとって、現実離れした出来事や切なさを感じさせる展開は想像力を大きく広げるきっかけになります。美しい語り口と丁寧な絵によって昔話の世界観がしっかりと伝わり、読み聞かせを通して親子で日本の伝統的な物語文化に触れる貴重な時間を持つことができます。
絵本の分野
本の特徴
豆の上で繰り広げられる優雅な冒険!
こころの優しさの大切さが伝わる一冊です
雨の晩に城を訪れたひとりの娘が、本物のお姫様かどうかを確かめるため、幾重にも重ねた布団の下にえんどうまめを一粒忍ばせるという、ユーモラスな発想が光る昔話です。ちょっと意外な試し方に驚きながら、3〜6歳の子どもが想像力を働かせて物語の世界を楽しめます。繊細さとは何か、本当らしさをどう見分けるのかといった問いを親子で自然に語り合うきっかけにもなり、愉快で不思議な余韻が残る読み聞かせの時間をつくってくれます。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 4〜6歳 | おふろ | ||
| 2 | 定番偕成社 | 4〜6歳 | ユーモアシリーズ | ||
| 3 | 定番講談社 | 4〜6歳 | どうぶつ感情物語 | ||
| 4 | 定番金の星社 | 4〜6歳 | 物語冒険ファンタジー | ||
| 5 | 定番講談社 | 4〜6歳 | どうぶつ友だち物語 | ||
| 6 | 定番講談社 | 4〜6歳 | どうぶつ物語冒険 | ||
| 7 | 定番講談社 | 4〜6歳 | 物語冒険シリーズ | ||
| 8 | 定番福音館書店 | 4〜6歳 | 数シリーズ | ||
| 9 | 定番童心社 | 4〜6歳 | 物語ファンタジー | ||
| 10 | 定番小学館 | 4〜6歳 | ユーモア物語ファンタジー |
5歳は、物語の流れを理解し、知識や社会性への関心が深まる時期です。とくに相性のよい3つの分野から、それぞれおすすめの3冊を紹介します。
知識への関心が深まる5歳には、自然や科学のふしぎを伝える絵本が合いやすいです。物語と知識の両方を楽しめる1冊が、好奇心をさらに広げてくれます。
社会性への関心が深まる5歳には、友だちやルールをテーマにした絵本もおすすめです。物語の流れを理解できるようになり、登場人物の行動から学ぶことも増えていきます。
じっくり考えることが楽しくなる5歳には、数や論理を扱った絵本も合いやすいです。答えを考えながら読み進める体験が、思考力を育てるきっかけになります。
一覧は、5歳の読みごろに合う絵本を優先して並べています。対象年齢が下の本にかたよらないよう、5歳前後が中心の本から選べる構成です。文字への興味が高まるこの時期は、読み聞かせに加えて「自分で読む」経験も少しずつ始まります。じっくり聞ける長めの物語と、知的好奇心に応える絵本を組み合わせるのがおすすめです。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 5歳の絵本選びで大切なことは?
A. 5歳は物語の流れを理解し、知識や社会性への関心が深まる時期です。少し長めの物語や図鑑、考える絵本を選ぶとよいでしょう。無理に「学ばせる」より、親子で楽しむ時間そのものを大切にしてください。
Q. ひらがなが読めるようになっても読み聞かせは続けるべきですか?
A. 自分で読める字が増えても、耳で聞いて理解できるお話のレベルはそれより高いのが一般的です。読み聞かせなら少し難しめの物語も楽しめるので、自分読みと並行して続ける価値があります。
Q. 絵本から児童書への移行はいつごろですか?
A. 決まった時期はありません。5歳ごろから文章の多い絵本や幼年童話を楽しめる子が増えますが、絵本を卒業する必要はなく、並行して楽しむ家庭が多いです。子どもが最後まで聞きたがる長さを目安にしてください。
Q. 5歳にはどんな絵本が合いますか?
A. 物語の筋を理解できるようになるので、テーマ性のあるお話や科学・自然の絵本、ことば遊びの絵本が合いやすい時期です。このページの一覧は5歳の読みごろに合う絵本を優先して紹介しています。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。