
5歳は文字や数への興味が高まり、複雑なお話の筋も理解できるようになる時期です。テーマ性のある物語や、知的好奇心を刺激する科学・自然の絵本、少し長い読み物にも挑戦できます。自分で文字を追って読もうとする姿も見られ、読書の芽が育ちます。友だちや家族との関わりを描いた絵本は、心の成長を支えます。このページでは、5歳の発達に合ったおすすめ絵本を、のびタネ分野やテーマ別に紹介します。
「自然・科学」を育てる絵本は、動植物や天気、季節、身のまわりのしくみへの興味を引き出します。0〜6歳は「なぜ?」「どうして?」があふれる好奇心の時期。観察する目や不思議に気づく感性、考えて確かめる力が育ちます。虫や植物、食べ物のひみつなど、子どもの身近な「ふしぎ」を扱った絵本は自然や科学への入り口にぴったり。親子で一緒に発見を楽しめます。このページでは、探究心をはぐくむ年齢別のおすすめ絵本を厳選して紹介します。
5歳の自然・科学を伸ばす絵本を選ぶときは、次の4つを軸にすると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
はみがきタイムが楽しくなる!
はみがき習慣の心強い味方になる一冊です
なぜ歯をみがくのか、みがかないとどうなるのかを、絵と短いことばでたどっていきます。虫歯のしくみや歯の役割まで踏みこむので、「言われたからみがく」ではなく自分でわかって歯をみがけるようになります。歯みがきをいやがる時期に読みたい一冊です。
絵本の分野
本の特徴
四季を通じた大けやきの物語!
自然の移ろいを感じ、
季節への興味が広がる一冊です
長い年月を生きてきた一本の大きなけやきの木を中心に、そこに集う小さな生き物たちや、移り変わる季節の様子が丁寧に描かれた物語です。春に芽吹き、夏に葉を茂らせ、秋に色づき、冬に枝だけになる木の姿を通して、自然の循環やいのちのつながりを感じ取ることができます。木そのものが物語の軸になっている構成は、普段何気なく見ている木や自然への関心を育むきっかけになります。読み聞かせでは、季節の移ろいを言葉と絵でゆっくり味わう時間になり、外の景色を眺める時にも思い出したくなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
地球が回って季節は巡る、
その仕組みが分かる!
自然界の営みへの驚きと興味が広がる絵本です
朝がきて夜がくる、そして春から夏、秋、冬へと季節がめぐっていく。子どもたちが当たり前のように過ごしているその移り変わりが、実は地球が自分でくるくるまわり、さらに太陽のまわりを大きくまわっていることから起きていると、やさしい語り口で説明していきます。地球だけでなく太陽までもが宇宙の中で動いているという壮大な話へと広がり、身近な一日や一年の変化から宇宙そのものへと視野が広がっていく構成が魅力です。3〜6歳の子には、昼と夜、季節といった生活の中の実感を出発点にしているため理解しやすく、読み聞かせを通して空や自然への興味、科学的なものの見方の
絵本の分野
本の特徴
アリも、魚も、ぼくも、
みんなつながってる!
すべての生きもののつながりを感じる絵本です
庭にいるアリも海を泳ぐ魚も、そして私たち人間も、もとをたどれば同じいのちの仲間であることを、やさしい語り口と絵で伝えてくれる一冊です。大昔に生まれたひとつの細胞から、気の遠くなるような時間をかけて命が受け継がれ、今の自分につながっていることを、子どもにもわかる形で描いています。生き物への興味が広がる時期の子どもに、自分自身も大きないのちのつながりの一部であることを感じさせてくれる内容です。読み聞かせを通して、家族や自然への親しみや、いのちを大切にする気持ちを自然に育むきっかけになります。
絵本の分野
本の特徴
小さなおうちが見守る四季の移ろい!
ロングセラーが描く時間と自然の大切さです
丘の上に建てられた小さな家が、季節の移り変わりとともに静かに月日を過ごしていく様子を描いた物語です。まわりの木々や星空、遠くに見える街の灯りなど、のどかな風景の中で暮らす家の姿から始まり、やがて世の中の変化がその暮らしにも少しずつ近づいてきます。移りゆく時間や環境の変化をやさしい絵とともにたどれる構成なので、季節の巡りや町の成り立ちに興味を持ち始めた子どもと一緒に眺めるのにぴったりです。読み聞かせでは、絵の細部を指さしながら「昔と今」を語り合う時間にもなり、変わっていくものと変わらない大切さについて親子で感じ取れる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
切られた木の目線で世界が変わる!
想像を膨らませる喜びが広がる一冊です
森の中で一本の木が切り倒されるところから、この物語は始まります。それまで大きく枝を広げ、鳥や虫たちのすみかとなっていた木が、姿を変えていく様子を通して、いのちのつながりやものの成り立ちを子どもなりに感じ取ることができる一冊です。切り倒された木がその後どうなっていくのか、静かに想像力をふくらませながら読み進める展開は、日常ではなかなか気づけない自然の営みへの気づきを与えてくれます。3歳から6歳ごろの子どもにとっては、身近な木や自然への興味のきっかけになり、読み聞かせの時間には、絵をじっくり見つめながら親子で言葉少なに世界に入り込むような
絵本の分野
本の特徴
身近な虫のふしぎに夢中!
好奇心と探究心を伸ばす一冊です
雨がしとしと降り出すと、ちょうちょうやみつばち、蟻や小鳥たちはいったいどこへ行ってしまうのだろう。空を見上げながら、身近な生き物たちの雨宿りの場所をひとつひとつ思い浮かべていく内容で、木の葉の裏や石のすきまなど、子どもが普段の散歩で目にする風景と結びつけながら読み進められます。雨の日は外に出られずつまらないと感じがちな時期ですが、窓の外を眺めながら「あの子たちは今どうしているかな」と想像を広げるきっかけになります。4〜6歳の子どもにとっては、身の回りの自然への興味を育てるやさしい導入となり、読み聞かせの時間には、雨音を聞きながら親子で
絵本の分野
本の特徴
渡り鳥の大冒険に、
ぐんぐん引き込まれる!
野鳥への興味と自然への畏敬が育つ絵本です
季節がめぐるとともに、はるか遠くまで飛んでいく渡り鳥たちの姿を描いた絵本です。北から南へ、また南から北へと、途方もない距離を渡っていく鳥たちがどんな空を越え、どんな海を渡っていくのか、ダイナミックな絵とともに知ることができます。鳥の巣の観察でも知られる作者らしい、自然への確かなまなざしが感じられる内容で、地図や地球規模の広がりを想像する楽しさもあります。小さな子どもには鳥たちの旅のスケールの大きさが新鮮な驚きとなり、少し大きな子には地理や自然のしくみへの興味の入り口にもなるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
季節を親子で感じられる!
好奇心と探究心を伸ばす一冊です
文字を使わず、雨が降り始めてから晴れるまでの一日を、緻密で温かみのある絵だけで描いた作品です。子どもたちが長靴とレインコートで水たまりに飛び込んだり、雨宿りをしたり、虹を見つけたりする様子が細部まで丁寧に描かれ、ページをめくるたびに新しい発見があります。文字がないからこそ、読み聞かせる大人も子どもも自由に言葉を添えながら絵を眺めることができ、雨の日ならではの小さな楽しみに気づかせてくれます。梅雨時や雨の日の室内時間に、親子でじっくり絵を追いながら会話を広げるのにぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
身近な虫のふしぎに夢中!
好奇心と探究心を伸ばす一冊です
草むらや花壇、木のかげなど、身近な場所に隠れているむしたちを一緒にさがしていく絵本です。よく見るとページのすみにひそんでいる小さな生き物や、季節ごとに姿を見せるむしの様子が描かれ、探しながら自然と観察の目が育っていきます。ただ名前を覚えるだけでなく「どこにいるかな」「なにをしているのかな」と考えながらページをめくる楽しさがあり、親子で声をかけ合いながら読み進めることで、絵本の中の世界と実際の外遊びがつながっていきます。3〜6歳ごろの、身の回りの生き物に興味を持ち始める子どもにぴったりで、読み聞かせのあとにお散歩や庭先でむしさがしをして
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | はみがき | ||
| 2 | 定番国土社 | 4〜6歳 | むし・いきものきせつ物語 | ||
| 3 | 定番農山漁村文化協会 | 4〜6歳 | 図鑑きせつ宇宙 | ||
| 4 | 定番福音館書店 | 4〜6歳 | どうぶつ生活物語 | ||
| 5 | 定番ラボ教育センター | 4〜6歳 | きせつ物語英語 | ||
| 6 | 定番フレーベル館 | 4〜6歳 | むし・いきものきせつ物語 | ||
| 7 | 定番金の星社 | 4〜6歳 | むし・いきものきせつ雨の日 | ||
| 8 | 定番童心社 | 4〜6歳 | どうぶつ図鑑きせつ | ||
| 9 | 定番評論社 | 3〜6歳 | きせつ雨の日 | ||
| 10 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | むし・いきものきせつ探す・見つける |
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 「自然・科学」を育てる絵本とはどんな絵本ですか?
A. 動植物・天気・しくみへの興味を育てる絵本です。読み聞かせを通じて、自然・科学の力を遊びの中で自然に伸ばせます。このページでは年齢に合わせたおすすめを紹介しています。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。