
5歳は物語の流れを理解し、知識や社会性への関心が深まる時期です。「のりもの」の絵本を探すときは、少し長めの物語や図鑑、考える絵本を選ぶことを意識しつつ、身近な乗り物や、その音・動きがわかりやすい絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、5歳の発達と「のりもの」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
5歳でのりものの絵本を選ぶときは、電車・車・バスなど乗り物が好きな子に合う絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
想像の船に乗って、冒険へ出発!
長く愛される名作で、
冒険心を刺激する一冊です
大きな客船が港を出て、海の向こうへと進んでいく様子を、力強く親しみやすい絵で描いた一冊です。汽笛を鳴らして出港する船、波を分けて進む船体、すれ違う他の船や、行く先に広がる港町の風景など、船旅にまつわる情景が次々と登場し、船が好きな子どもの心をとらえます。細部まで描き込まれた船の姿は大人が見ても見応えがあり、乗り物の仕組みや旅の雰囲気を感じ取るきっかけになります。文章は簡潔なので、小さな子でも絵を眺めながら物語の流れを追いやすく、読み聞かせでは船の汽笛や波の音を声に出して楽しむこともできます。
絵本の分野
本の特徴
大きな船に乗って、世界へ出発!
乗り物への好奇心が芽生える一冊です
大きな貨物船がどのように荷物を積み込み、海を渡って運んでいくのかを描いた乗り物絵本です。港での積み荷の様子や船の仕組みなど、普段はなかなか目にすることのない貨物船の世界を、丁寧な絵とともにたどることができます。3歳から6歳頃の乗り物好きの子どもにとっては、船の細部までじっくり眺める楽しみがあり、知的好奇心を満たしてくれる内容です。読み聞かせの時間には、船がどこへ向かい何を運んでいるのかを想像しながら、親子で海や仕事の世界へと思いを広げるきっかけになる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
バスに乗ったキャラたちの
ドキドキが伝わる!
集団での経験への期待感が膨らむ物語です
遠足の日、子どもたちを乗せたバスが元気に出発するところから始まる物語です。バスの中でのわくわくした様子や、道中で出会う景色、みんなで歌ったり声をかけ合ったりするにぎやかな雰囲気が、テンポのよい言葉とともに描かれています。集団で出かける楽しさや、順番を待つこと、友だちと一緒に過ごすことの心地よさが自然に伝わってくる内容で、遠足や園外保育を控えた子どもの気持ちを盛り上げてくれます。読み聞かせをすれば、声に出して読みたくなるリズムが心地よく、親子で遠足気分を先取りできる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
踏切がしゃべる、乗り物好きの
ドキドキが止まらない!
安全と興奮が同時に学べる体験です
駅のそばに、働き者のふみきりくんがいました。電車がくると「かんかんかん!」。赤い目玉をぴかぴかさせ遮断機をおろします。
絵本の分野
本の特徴
黒いクレヨンの冒険が次々と広がる!
誰もが友だちになれる喜びが伝わる絵本です
バスや船、新幹線といった乗り物たちが登場し、それぞれの持ち味を生かしながら賑やかに活躍する物語です。色とりどりの仲間が集まり、力を合わせたり助け合ったりする様子が描かれ、乗り物好きの子どもはもちろん、友だちとのかかわりに興味が出てきた子にも親しみやすい内容になっています。ページをめくるたびに新しい仲間が現れる構成は、次は誰が出てくるのかという期待感を生み、読み聞かせの時間を自然と盛り上げてくれます。乗り物の名前や特徴を覚え始めた2歳ごろから、物語の展開を楽しめるようになる5歳ごろまで、幅広い年齢で楽しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
雨の遠足バスに乗り込んで、
心がきらめく!
ロングセラーが教える、
気持ちの向き合い方です
雨降りの日、遠足に向かうバスが色とりどりの景色の中を走っていきます。「雨、やんだらいいな」という願いとともに、バスに乗り合わせた一人ひとりの気持ちがそっと描かれ、雨の日ならではのしっとりとした情景が広がります。楽しみにしていた予定が天気に左右されるもどかしさや、それでも前を向く気持ちなど、子どもにも身近な感情がやさしく表現されています。3〜6歳の、遠足や外出の経験を持ち始めた子どもと一緒に、天気と気持ちの結びつきについて語り合う読み聞かせの時間に向いています。
絵本の分野
本の特徴
影だけで飛ぶ不思議な飛行機、
どこへ向かう?!
見える世界を超えた創造的な思考が広がる一冊です
空を飛ぶ不思議な飛行機が、いったいどこへ向かうのか気になる物語です。現実にはなさそうな出来事が起こりながらも、どこか懐かしく温かみのある雰囲気で描かれており、想像力を刺激してくれます。3歳ごろから楽しめる内容で、飛行機や空への興味を持ち始めた子どもはもちろん、不思議なお話が好きな子どもにもおすすめです。読み聞かせでは、次のページで何が起こるのだろうと親子でわくわくしながらページをめくることになり、想像の世界を一緒に旅するような楽しいひとときを過ごせるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
お殿様が電車?ユーモアあふれる想像!
時代を超えた出会いに笑顔が止まらない一冊です
もしもお殿様がふつうの電車に乗り込んだら、いったいどうなるでしょう。刀を差したまま改札を通ろうとしたり、家来を引き連れて座席を占領しようとしたり、現代の乗客たちとお殿様のちぐはぐなやりとりが、くすくす笑いを誘います。切符の買い方や電車のマナーなど、身近なのりものの世界と、時代劇のような殿様言葉がまざり合うことで生まれる意外な面白さが、この絵本の持ち味です。電車が好きな子はもちろん、殿様や忍者といった昔の世界に興味を持ち始めた子にもぴったりで、読み聞かせでは声色を変えてお殿様のセリフを演じると、いっそう盛り上がる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
おばあちゃんとのバスの時間が特別に!
世代を超えた関係を温かく感じられる絵本です
ある日曜日、教会のあとにおばあちゃんとバスに乗って出かける男の子の物語です。車を持たないことや、周りの人と違う暮らしぶりに気づき始めた男の子に、おばあちゃんは何気ない言葉で世界の見方を教えてくれます。バスに乗り合わせる人々や町の景色を眺めながら、当たり前だと思っていたことの中にある豊かさに気づいていく過程が丁寧に描かれています。3〜6歳の子どもにとっては、家族との時間や身近な人への思いやりについて考えるきっかけになり、読み聞かせを通して穏やかで温かい気持ちを共有できる時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
トーマスと一緒に、
ひらがなの世界へ出発!
文字学習が冒険のように楽しい一冊です
汽車たちが活躍する人気のキャラクターと一緒に、ひらがなを楽しく学べる一冊です。おなじみの仲間たちが登場する場面ごとに文字が示され、絵と結びつけながら自然と読み方に親しめる作りになっています。好きなキャラクターが出てくることで文字への興味がぐっと高まりやすく、まだひらがなを読めない子どもでも、繰り返し眺めるうちに少しずつ形や音に慣れていくことができます。読み聞かせでは、好きな場面を指さしながら文字を一緒に読んだり、名前を探したりする遊びにも発展しやすく、文字学習の入り口として親子で楽しめる時間になります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番徳間書店 | 3〜6歳 | のりもの図鑑物語 | ||
| 2 | 福音館書店 | 4〜6歳 | のりもの図鑑物語 | ||
| 3 | 定番童心社 | 3〜6歳 | のりもの友だち保育園 | ||
| 4 | 定番福音館書店 | 2〜6歳 | のりもの | ||
| 5 | 定番童心社 | 3〜6歳 | のりもの友だち物語 | ||
| 6 | 定番ひさかたチャイルド | 3〜6歳 | のりもの感情雨の日 | ||
| 7 | 偕成社 | 3〜6歳 | のりものユーモア物語 | ||
| 8 | 佼成出版社 | 3〜6歳 | のりものユーモア物語 | ||
| 9 | 鈴木出版 | 5〜6歳 | のりものかぞく思いやり | ||
| 10 | 小学館 | 3〜6歳 | ことばのりものひらがな |
のりものの絵本は、電車・車・バス・はたらく車など、子どもが夢中になりやすいテーマです。「ぶーぶー」「がたんごとん」といった音や、乗り物が動くワクワク感は、言葉や好奇心を引き出します。好きな乗り物が出てくる一冊は、くり返し読みたくなる宝物になります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 乗り物好きな子をもっと夢中にさせるには?
A. 実際に見た電車やバスと絵本を結びつけると、興味がぐっと深まります。「これ、この前乗ったね」と声をかけると、絵本と現実がつながって楽しめます。
Q. 5歳に「のりもの」の絵本は向いていますか?
A. 5歳は物語の流れを理解し、知識や社会性への関心が深まる時期です。「のりもの」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、少し長めの物語や図鑑、考える絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は5歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。