
5歳は物語の流れを理解し、知識や社会性への関心が深まる時期です。「きせつ」の絵本を探すときは、少し長めの物語や図鑑、考える絵本を選ぶことを意識しつつ、春夏秋冬の変化や行事を、絵で楽しめる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、5歳の発達と「きせつ」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
5歳できせつの絵本を選ぶときは、季節の行事や自然に親しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
いじめられた子が、
本当の自分を見つける物語!
内面の美しさと成長の喜びを感じる絵本です
兄弟たちから邪険にされ、ひとりぼっちで家を出たあひるの子が、いくつもの季節を越えながら自分らしい姿へと近づいていく様子を描いた物語です。孤独や悲しみ、不安といった気持ちの動きが丁寧に描かれており、3〜6歳の子どもが登場人物の心情に寄り添いながら想像力を働かせるきっかけになります。つらい出来事の先に何があるのかを一緒に想像しながら、親子でゆっくりとページをめくり、心に残る読み聞かせのひとときを過ごせる名作です。
絵本の分野
本の特徴
一本の木が見つめる、
人生のストーリー!
クリスマスの本当の意味を感じさせる絵本です
アンデルセンの名作童話をもとに、もみの木が一年を通してどのように過ごしていくのかを描いた物語です。季節が移り変わるなかで木が見せるさまざまな姿を通して、3〜6歳の子どもが自然の変化や物事への向き合い方について感じたり考えたりするきっかけになります。クリスマスの季節に読むのにふさわしい一冊で、静かな雰囲気のなかでじっくりと物語に浸る読み聞かせの時間を作ってくれます。冬に繰り返し手に取りたくなる、長く読み継がれてきた作品です。
絵本の分野
本の特徴
上方落語の傑作が、
愉快な絵本に大変身!
親も子も爆笑できる、
ナンセンスの魔力を味わえる一冊です
落語のようなおかしみにあふれる関西弁の語り口で、じゃそうべえたちが繰り広げるにぎやかな春のできごとを描いた一冊です。桜が咲きほこる花見の場に集まった愉快な仲間たちが、次々と巻き起こす騒動やとぼけたやりとりが、テンポよく展開していきます。力強く生き生きとした絵と、声に出して読みたくなるようなリズミカルな文章が組み合わさり、読み聞かせをする大人も思わず笑ってしまうような場面がたくさん詰まっています。3歳から6歳ごろの子どもにとっては、耳なじみのよい言葉のひびきや、賑やかな絵の中に隠れたおもしろさを見つける楽しさが味わえるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
四季を通じた大けやきの物語!
自然の移ろいを感じ、
季節への興味が広がる一冊です
長い年月を生きてきた一本の大きなけやきの木を中心に、そこに集う小さな生き物たちや、移り変わる季節の様子が丁寧に描かれた物語です。春に芽吹き、夏に葉を茂らせ、秋に色づき、冬に枝だけになる木の姿を通して、自然の循環やいのちのつながりを感じ取ることができます。木そのものが物語の軸になっている構成は、普段何気なく見ている木や自然への関心を育むきっかけになります。読み聞かせでは、季節の移ろいを言葉と絵でゆっくり味わう時間になり、外の景色を眺める時にも思い出したくなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
優しさが、神様の心を動かす!
他者への思いやりの大切さを学ぶ名作です
貧しいけれど心優しい老夫婦が、雪の中で困っているお地蔵さまに笠をかぶせてあげる、日本の昔話の名作です。瀬田貞二の語りと赤羽末吉による力強く温かみのある絵が組み合わさり、静かな雪景色の中に思いやりの心がじんわりと広がっていく様子を丁寧に描いています。3〜6歳の子どもにも聞き取りやすい言葉遣いで、誰かのために行動することの尊さを自然に伝えてくれます。年末年始や雪の季節の読み聞かせにもふさわしい、世代を超えて愛される一冊です。
絵本の分野
本の特徴
月夜のめがねで世界が変わる!
想像力がふくらむファンタジーです
月の光が照らす夜の情景を舞台に、不思議なめがねをめぐって展開する幻想的な物語です。詩的な文章と静かな絵が、現実と空想の境目をやわらかくつなぎ、夜の世界に対する子どもの想像力をやさしく刺激します。4〜6歳になり物語の奥行きを楽しめるようになった子どもにとって、目に見えないものへの興味や、月夜の不思議さを味わうきっかけとなる作品です。読み聞かせの時間には、声のトーンを落として静かに読むことで、眠る前のひとときにふさわしい落ち着いた雰囲気をつくることができます。古くから親しまれてきた味わい深い童話です。
絵本の分野
本の特徴
小さな王さまの冒険が心をときめかす!
ファンタジーの世界へ連れていく傑作です
北欧の自然を舞台に、木いちごの季節に現れるという小さな王さまをめぐって紡がれる幻想的な物語です。森や草花、季節の移ろいが美しく描かれ、空想の世界と現実の暮らしが重なり合うような不思議な雰囲気が漂います。詩的な言葉づかいと繊細な絵が、子どもの豊かな想像力を優しく刺激してくれる一冊です。少し長めのお話をじっくり聞ける年齢の子どもにぴったりで、読み聞かせの時間には、季節の匂いや光を感じながら、非日常の世界にゆったりと浸る贅沢なひとときを親子で味わうことができます。
絵本の分野
本の特徴
地球が回って季節は巡る、
その仕組みが分かる!
自然界の営みへの驚きと興味が広がる絵本です
朝がきて夜がくる、そして春から夏、秋、冬へと季節がめぐっていく。子どもたちが当たり前のように過ごしているその移り変わりが、実は地球が自分でくるくるまわり、さらに太陽のまわりを大きくまわっていることから起きていると、やさしい語り口で説明していきます。地球だけでなく太陽までもが宇宙の中で動いているという壮大な話へと広がり、身近な一日や一年の変化から宇宙そのものへと視野が広がっていく構成が魅力です。3〜6歳の子には、昼と夜、季節といった生活の中の実感を出発点にしているため理解しやすく、読み聞かせを通して空や自然への興味、科学的なものの見方の
絵本の分野
本の特徴
波、貝、生き物…海の
すべてが見える世界!
自然への好奇心と観察する喜びが目覚める絵本です
広大な海の姿を、波打ち際から深い海の底まで、さまざまな角度からとらえて紹介する一冊です。海に暮らす生き物たちや、潮の満ち引き、海流の様子など、身近でありながら奥深い自然の仕組みがわかりやすく描かれており、3〜6歳の子どもが持つ「海ってどうなっているんだろう」という素朴な疑問に応えてくれます。実際に海を見たことがある子どもは記憶と結びつけながら、まだ経験のない子どもは想像を膨らませながら楽しめる内容です。読み聞かせを通して、自然の広がりとおもしろさに触れるきっかけになる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
小さなおうちが見守る四季の移ろい!
ロングセラーが描く時間と自然の大切さです
丘の上に建てられた小さな家が、季節の移り変わりとともに静かに月日を過ごしていく様子を描いた物語です。まわりの木々や星空、遠くに見える街の灯りなど、のどかな風景の中で暮らす家の姿から始まり、やがて世の中の変化がその暮らしにも少しずつ近づいてきます。移りゆく時間や環境の変化をやさしい絵とともにたどれる構成なので、季節の巡りや町の成り立ちに興味を持ち始めた子どもと一緒に眺めるのにぴったりです。読み聞かせでは、絵の細部を指さしながら「昔と今」を語り合う時間にもなり、変わっていくものと変わらない大切さについて親子で感じ取れる一冊です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番小学館 | 4〜6歳 | どうぶつきせつ感情 | ||
| 2 | 定番岩崎書店 | 4〜6歳 | きせつクリスマス物語 | ||
| 3 | 定番童心社 | 4〜6歳 | きせつユーモア物語 | ||
| 4 | 定番国土社 | 4〜6歳 | むし・いきものきせつ物語 | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | きせつ思いやり物語 | ||
| 6 | 定番童心社 | 4〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 7 | 定番集英社 | 4〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 8 | 定番農山漁村文化協会 | 4〜6歳 | 図鑑きせつ宇宙 | ||
| 9 | 定番福音館書店 | 4〜6歳 | どうぶつ図鑑きせつ | ||
| 10 | 定番ラボ教育センター | 4〜6歳 | きせつ物語英語 |
きせつの絵本は、春夏秋冬の自然の移り変わりや、お正月・節分・夏祭りといった行事を通じて、暮らしの中の季節感を育てます。今の季節に合わせて読むと、絵本の世界と実際の体験が重なり、季節を待つ楽しみが生まれます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 季節の絵本はいつ読むのがいいですか?
A. その季節や行事の少し前から読むのがおすすめです。「もうすぐ〇〇だね」と期待がふくらみ、実際の体験がより豊かになります。
Q. 5歳に「きせつ」の絵本は向いていますか?
A. 5歳は物語の流れを理解し、知識や社会性への関心が深まる時期です。「きせつ」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、少し長めの物語や図鑑、考える絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は5歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。