
6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「きせつ」の絵本を探すときは、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶことを意識しつつ、春夏秋冬の変化や行事を、絵で楽しめる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、6歳の発達と「きせつ」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
6歳できせつの絵本を選ぶときは、季節の行事や自然に親しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
冬の美しさが言葉と絵に輝く!
季節の自然観察と創意を育む絵本です
冬の澄んだ空気の中で、氷や霜が織りなす自然の美しさを背景に、季節の移ろいを感じさせる物語が描かれます。寒さの厳しい時期ならではの静けさや、そこに宿るささやかな驚きや発見が丁寧に語られ、自然の姿を想像しながら味わう楽しさがあります。四季の中でもとりわけ冬という季節に焦点を当てているため、寒い時期に読むといっそう情景が心に響きやすく、読み聞かせを通して季節感を豊かに感じ取る機会になります。落ち着いた語り口の物語なので、じっくり聞く力がついてきた年齢の子どもと静かに向き合う時間にふさわしい一冊です。
絵本の分野
本の特徴
いじめられた子が、
本当の自分を見つける物語!
内面の美しさと成長の喜びを感じる絵本です
兄弟たちから邪険にされ、ひとりぼっちで家を出たあひるの子が、いくつもの季節を越えながら自分らしい姿へと近づいていく様子を描いた物語です。孤独や悲しみ、不安といった気持ちの動きが丁寧に描かれており、3〜6歳の子どもが登場人物の心情に寄り添いながら想像力を働かせるきっかけになります。つらい出来事の先に何があるのかを一緒に想像しながら、親子でゆっくりとページをめくり、心に残る読み聞かせのひとときを過ごせる名作です。
絵本の分野
本の特徴
一本の木が見つめる、
人生のストーリー!
クリスマスの本当の意味を感じさせる絵本です
アンデルセンの名作童話をもとに、もみの木が一年を通してどのように過ごしていくのかを描いた物語です。季節が移り変わるなかで木が見せるさまざまな姿を通して、3〜6歳の子どもが自然の変化や物事への向き合い方について感じたり考えたりするきっかけになります。クリスマスの季節に読むのにふさわしい一冊で、静かな雰囲気のなかでじっくりと物語に浸る読み聞かせの時間を作ってくれます。冬に繰り返し手に取りたくなる、長く読み継がれてきた作品です。
絵本の分野
本の特徴
銀色に輝く不思議な国へ、
一気に引き込まれる!
ファンタジーな冒険が、
創造の翼を広げる絵本です
雪や氷におおわれた北の国を舞台に、寒さの中に息づく不思議な生きものたちや、きらめく銀色の炎のイメージが広がっていく物語です。凍える風や静まりかえった雪原の描写を通して、厳しい季節の中にある美しさや神秘が語られ、読む子どもの想像の世界を大きく広げてくれます。ふだん目にすることのない極北の自然を舞台にした幻想的な展開は、現実にはない情景を思い描く楽しさを教えてくれるでしょう。3〜6歳の子どもにはやや長さや奥深さのある内容ですが、絵と言葉の織りなす世界にじっくり浸ることで、想像力や物語を味わう力が育まれます。
絵本の分野
本の特徴
橋の上で出会う、
おじさんの不思議な話!
心優しくなる、
生命の大切さが静かに伝わる名作です
学校帰り、橋の上でひとり川を眺めていた少年が、通りかかったおじさんからふしぎな話を聞かせてもらうところから物語は始まります。静かな川辺の情景とともに語られる不思議な話は、いのちや時間のつながりについて、子ども自身の感じ方で受け止められるように描かれています。派手な展開ではなく、じんわりと心に残るような静かな時間が流れるお話で、4〜6歳の子どもと一緒に読むと、聞き終えたあとにふと会話が生まれるかもしれません。親子でゆっくり向き合いたい夜の読み聞かせにおすすめの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
かこさとし最後の贈り物、ついに公開!
平和の大切さを感じる、
世代を超えた名作です
長く世に出ることのなかった作品で、作者が幼い頃に実際に経験した太平洋戦争中のできごとをもとに描かれています。秋の景色の中で暮らす人々の毎日に、少しずつ戦争の影が忍び寄っていく様子が、静かな筆致でつづられます。小さな子どもにとっては難しく感じられる場面もあるかもしれませんが、平和について家族で考えるきっかけになる一冊です。読み聞かせの後には、季節の移ろいや暮らしの大切さについて、親子で言葉を交わす時間を持ってみてはいかがでしょうか。戦争を知らない世代に静かに語りかけてくる、深い余韻の残る作品です。
絵本の分野
本の特徴
上方落語の傑作が、
愉快な絵本に大変身!
親も子も爆笑できる、
ナンセンスの魔力を味わえる一冊です
落語のようなおかしみにあふれる関西弁の語り口で、じゃそうべえたちが繰り広げるにぎやかな春のできごとを描いた一冊です。桜が咲きほこる花見の場に集まった愉快な仲間たちが、次々と巻き起こす騒動やとぼけたやりとりが、テンポよく展開していきます。力強く生き生きとした絵と、声に出して読みたくなるようなリズミカルな文章が組み合わさり、読み聞かせをする大人も思わず笑ってしまうような場面がたくさん詰まっています。3歳から6歳ごろの子どもにとっては、耳なじみのよい言葉のひびきや、賑やかな絵の中に隠れたおもしろさを見つける楽しさが味わえるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
雄大な自然に生きるシカの
姿に心つかまれる!
親子で動物と自然への思いを深める時間です
広大な草原に暮らす一頭のシカの成長を見つめる物語です。厳しい自然の中で生きる知恵を身につけながら、たくましく育っていく姿が丁寧に描かれます。季節の移ろいや、他の動物たちとの関わりも織り込まれ、命の営みの厳かさと美しさを静かに伝えてくれます。動物の生き方を通して自然界の摂理に触れる内容なので、4〜6歳の子どもが物語に感情移入しながら、思いやりや強さについて考えるきっかけになるでしょう。読み聞かせでは、親子でシカの姿を思い浮かべながら、自然の壮大さを感じる穏やかなひとときになります。
絵本の分野
本の特徴
銀色のキツネが起こす、ドミノの魔法!
想像と冒険心がふくらむ物語です
雪深い森を舞台に、知恵と美しさで知られる一匹の銀ギツネの姿を通して、動物たちが厳しい自然の中でどう生き抜いていくのかを見つめる物語です。人間に追われながらも仲間を守り、機転をきかせて危機を乗り越えていく姿には、ただの愛らしさだけではない野生の緊張感と誇り高さが漂います。動物の生態やふるまいが丁寧に描かれているため、動物図鑑的な興味の延長として楽しめるのも魅力です。4〜6歳の子には少し長めのお話ですが、はらはらする展開に引き込まれながら、いのちの尊さや親子の絆について自然と考えるきっかけになります。
絵本の分野
本の特徴
四季を通じた大けやきの物語!
自然の移ろいを感じ、
季節への興味が広がる一冊です
長い年月を生きてきた一本の大きなけやきの木を中心に、そこに集う小さな生き物たちや、移り変わる季節の様子が丁寧に描かれた物語です。春に芽吹き、夏に葉を茂らせ、秋に色づき、冬に枝だけになる木の姿を通して、自然の循環やいのちのつながりを感じ取ることができます。木そのものが物語の軸になっている構成は、普段何気なく見ている木や自然への関心を育むきっかけになります。読み聞かせでは、季節の移ろいを言葉と絵でゆっくり味わう時間になり、外の景色を眺める時にも思い出したくなる一冊です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番岩波書店 | 5〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 2 | 定番小学館 | 4〜6歳 | どうぶつきせつ感情 | ||
| 3 | 定番岩崎書店 | 4〜6歳 | きせつクリスマス物語 | ||
| 4 | 定番福音館書店 | 5〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 5 | 定番河出書房新社 | 5〜6歳 | きせつ感情物語 | ||
| 6 | 講談社 | 6〜6歳 | かぞくきせつ物語 | ||
| 7 | 定番童心社 | 4〜6歳 | きせつユーモア物語 | ||
| 8 | 童心社 | 5〜6歳 | どうぶつきせつ物語 | ||
| 9 | 童心社 | 5〜6歳 | どうぶつきせつ物語 | ||
| 10 | 定番国土社 | 4〜6歳 | むし・いきものきせつ物語 |
きせつの絵本は、春夏秋冬の自然の移り変わりや、お正月・節分・夏祭りといった行事を通じて、暮らしの中の季節感を育てます。今の季節に合わせて読むと、絵本の世界と実際の体験が重なり、季節を待つ楽しみが生まれます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 季節の絵本はいつ読むのがいいですか?
A. その季節や行事の少し前から読むのがおすすめです。「もうすぐ〇〇だね」と期待がふくらみ、実際の体験がより豊かになります。
Q. 6歳に「きせつ」の絵本は向いていますか?
A. 6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「きせつ」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は6歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。