
5歳は物語の流れを理解し、知識や社会性への関心が深まる時期です。「数」の絵本を探すときは、少し長めの物語や図鑑、考える絵本を選ぶことを意識しつつ、生活や遊びの中で、自然に数を楽しめる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、5歳の発達と「数」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
5歳で数の絵本を選ぶときは、数や数えることに親しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
時計の読み方をすらすら習得できる!
数字への興味が自然に育つ一冊です
時計の読み方に親しむシリーズの続編で、数字や時間の感覚を身につけ始める4〜6歳の子どもに向けた内容です。丁寧に描かれた絵とともに、日常生活のなかで時計に興味を持ち始めた子が、遊び感覚で時間の仕組みに触れられるよう工夫されています。「今何時かな」と生活の中で時計を意識するきっかけになり、読み聞かせを通して数や時間への関心を自然に育てていける一冊です。シリーズを通して読むことでより理解が深まる、長く親しまれてきた内容です。
絵本の分野
本の特徴
百万匹のねこに会える、夢の世界!
数への興味と想像力が広がる絵本です
おじいさんが選んだのは、なんと100万匹ものねこ。福音館書店から出ているこの作品は、世界中で読み継がれてきた定番の絵本で、繰り返しの言葉のリズムと壮大な数の広がりが、3〜6歳の子どもの想像力を大きく刺激します。読み聞かせでは「100まんびきってどれくらい」と親子で数の大きさに驚きながら、ことばのおもしろさとお話の世界を一緒に楽しめます。古びない魅力を持つ一冊として、家庭の本棚に長く置いておきたい作品です。
絵本の分野
本の特徴
遊びながら数に強くなる!
考える力が自然と身につく一冊です
主人公のもとに届いた不思議な手紙をきっかけに、地面の下から始まる100階建ての家をどんどん上へのぼっていくお話です。10階ごとに違う生きものたちが暮らしていて、そこでの暮らしぶりや部屋の様子がページをめくるたびに変わっていくので、次の階に何がいるのか気になって、子どもは自分からページをめくりたがります。ページが縦に開く珍しい造りになっており、階段をのぼる感覚をそのまま体験できるところも楽しい工夫です。数を数えたり順番を意識したりする力が自然と育つほか、階ごとの部屋の形や住人の暮らしを想像する楽しさも味わえます。
絵本の分野
本の特徴
時計の針と生活がつながる瞬間!
子どもの世界が広がる学習絵本です
時間の読み方を学べる絵本で、福音館書店の「とけいのほん」シリーズ第1弾にあたります。松井紀子の親しみやすい絵とともに、時計の長い針と短い針の役割や、生活の場面に合わせて時刻を読む練習ができる構成になっており、3〜6歳の数や時間の感覚がじょじょに育っていく時期にぴったりです。おうちの時計を指さしながら「今何時かな」と問いかけたり、生活の中の時間の流れと結びつけたりしながら読み進めると、数への興味がより深まっていきます。
絵本の分野
本の特徴
時計を作る?ジョニーの秘密の工房へ!
ものづくりへの憧れと工夫する喜びが伝わる一冊です
時計づくりが大好きな男の子ジョニーは、いつも大きな時計や仕組みのことを夢中で考えています。まわりの大人たちは彼の話を半分しか信じてくれませんが、ジョニーは自分の空想の世界を大切に育てていきます。日常のなかにある小さな夢中や思い込みが、ユーモラスな筆致で温かく描かれ、子どもらしい発想の豊かさがそのまま肯定される物語です。3歳から6歳ごろの、何かに夢中になったり空想を膨らませたりする時期の子どもにとっては、自分の姿と重なる部分が多く、共感しながら楽しめる内容になっています。
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本の特徴
身近な虫のふしぎに夢中!
考える力が自然と身につく一冊です
山の奥のふしぎな家から聞こえるのは何の音?大人気「100かいだてのいえ」シリーズ第5弾。今回の舞台は森にそびえる大きな木。
絵本の分野
本の特徴
時間が身近になる、楽しい発見!
時計の仕組みを自然に学べる一冊です
朝起きてから夜眠るまで、子どもの一日の暮らしにそって時計の針が進んでいく様子を見せてくれる絵本です。ごはんの時間、遊ぶ時間、お出かけの時間など、身近な生活の場面と時計の形がひとつずつ結びついていくので、数字や時間の概念にまだなじみのない小さな子でも「なんじ」という感覚を自然につかんでいけます。読み聞かせのときに実際の時計を指さしながらページをめくると、絵本の中の時間と現実の時間がつながっていく楽しさを味わえます。時計の読み方を覚え始める前段階として、生活リズムを言葉にする練習にもなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
1粒から始まる数の冒険物語!
算数への興味が自然に広がる名作です
インドを舞台にした、数の不思議を伝える昔話仕立ての一冊です。わずか1粒のお米が、ある約束によって少しずつ、そしてやがて驚くほどの数に増えていく様子を、細やかで美しい絵とともにたどっていきます。数字が2倍、また2倍と重なっていくときの大きさの変化を、物語を追いながら自然に感じ取れる構成になっており、算数への興味の入り口としても親しみやすい内容です。数の感覚がまだつかみにくい年齢の子どもも、絵と話の流れを楽しむうちに、数の増え方の面白さに引き込まれていく読み聞かせの時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
穴をくぐるしかけで、
変身の喜びが味わえる!
食べることへの興味が広がり、
数への親しみが深まる絵本です
小さなあおむしが月曜日から次々と食べ物を食べていき、やがて姿を変えていくまでを描いたロングセラー絵本です。鮮やかな色彩の絵と、ページに開いた穴をたどる楽しいしかけが特徴で、2〜5歳の子どもは指でなぞったり数えたりしながら夢中になります。曜日や数、食べ物の名前に興味を持ち始める時期にもぴったりで、自然や生き物への関心を広げるきっかけにもなります。何度読んでも新しい発見があり、読み聞かせのたびに親子で一緒に数えたり食べ物を当てたりする楽しい時間を過ごせます。
絵本の分野
本の特徴
すごろくで冒険、ドキドキがいっぱい!
遊びながら数える力が身につく一冊です
すごろくの形式で進んでいく探検の物語で、わんぱくな仲間たちと一緒にマスを進みながら、次々と現れる出来事や仕掛けを楽しめる内容になっています。ページをめくるごとに新しい場面が広がり、数を数えたりコマを進める感覚を味わったりしながら、物語の世界を冒険していく構成が魅力です。4〜6歳の、数や順番、ルールのある遊びに関心を持ち始めた子どもにとって、遊びと物語が一体になった体験は新鮮に映るでしょう。読み聞かせだけでなく、実際にすごろくのように指でなぞりながら進める楽しみ方もでき、親子で盛り上がれる時間になります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 4〜6歳 | 数シリーズ | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 4〜6歳 | どうぶつ数物語 | ||
| 3 | 定番偕成社 | 3〜6歳 | 数形シリーズ | ||
| 4 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 数シリーズ | ||
| 5 | 定番こぐま社 | 4〜6歳 | 数ユーモア物語 | ||
| 6 | 定番偕成社 | 3〜6歳 | むし・いきもの数形 | ||
| 7 | 定番あかね書房 | 3〜6歳 | 数生活 | ||
| 8 | 定番光村教育図書 | 4〜6歳 | 数物語 | ||
| 9 | 定番偕成社 | 2〜5歳 | 食育むし・いきもの数 | ||
| 10 | ひさかたチャイルド | 4〜6歳 | 数物語冒険 |
数の絵本は、計算を覚えさせるためではなく、「いくつ?」「どっちが多い?」と数えたり比べたりする楽しさを育てます。生活や遊びの場面で数に触れる経験は、就学後の算数的なセンスの土台になります。問いかけながら読むと、考える楽しさが伝わります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 数の絵本は何歳から楽しめますか?
A. 1〜2歳から、絵を一緒に「いち、に」と数えるだけでも楽しめます。年齢が上がるにつれて、量を比べたり順番を考えたりと、楽しみ方が広がります。
Q. 5歳に「数」の絵本は向いていますか?
A. 5歳は物語の流れを理解し、知識や社会性への関心が深まる時期です。「数」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、少し長めの物語や図鑑、考える絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は5歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。