
6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「食育」の絵本を探すときは、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶことを意識しつつ、苦手克服を急がせず、食べ物の楽しさが伝わる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、6歳の発達と「食育」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
6歳で食育の絵本を選ぶときは、食べることに興味を持てる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
ぼくがラーメンを食べている間、
みんなは…?!
世界中で起こる出来事がつながる視点が広がる一冊です
ぼくがラーメンを食べているそのとき、遠い国では同じ時間を過ごしているほかの子どもたちがいる。ある子は笑い、ある子は泣き、ある子はつらい状況の中にいるかもしれない。同じ地球の上で、同じ瞬間にいろいろな暮らしがあることを、身近な食事の場面から静かに気づかせてくれる一冊。3〜5歳ごろは自分の世界しか見えにくい時期だが、遠くにいる誰かに思いをはせるきっかけになる。読み聞かせでは、いつもの食卓の風景から一歩広い世界へと親子の会話が広がり、思いやりの芽を育む時間になる。
絵本の分野
本の特徴
りんごがもしかして何かも
しれない…?!
「もしかして」から広がる、
無限の想像力が花開く一冊です
テーブルの上に置かれた一つのりんご。それを見た男の子は「これは本当にりんごなのだろうか」と考え始め、もしかしたら中に小さな種の家族が住んでいるかもしれない、実はりんごの形をした何か別のものかもしれないと、次々に自由な空想を広げていきます。ひとつのものごとをいろいろな角度から見つめ直す面白さが、ユーモラスな絵とともに描かれ、当たり前だと思っていたことを疑ってみる楽しさに気づかせてくれます。身の回りのものを見る目が少し変わるようなきっかけになる一冊で、読み聞かせのあとには親子で「これは何かもしれない」と想像を広げる会話が自然と生まれ、考え
絵本の分野
本の特徴
カレーライスが
教えてくれる人生の大切さ!
心が温かくなる、
世代を超えて愛される傑作です
湯気の立つカレーライスをきっかけに、家族の思い出や人生の中で本当に大切なものを見つめ直していく物語です。ありふれた食卓の風景の中に、忘れられない出来事や温かな気持ちが重なり合い、静かに心に響いていきます。派手さはなくとも、丁寧に描かれた表情や情景が、読む人の記憶や感情に寄り添う一冊です。3〜6歳の子には、家族との時間の大切さを感じるきっかけとなり、読み聞かせでは大人自身も懐かしさや温かさを覚える時間になるでしょう。親子で食卓を囲む時間について語り合うきっかけにもなります。
絵本の分野
本の特徴
芋ほり遠足の感動がよみがえる!
秋の自然と食べ物への興味が育つ一冊です
園や学校の子どもたちが遠足でさつまいも掘りに出かける様子を、軽やかなリズムの言葉と生き生きとした絵で描いた一冊です。土の中から次々と顔を出すおいもや、手や服を土だらけにしながら夢中で掘り進める子どもたちの表情から、秋の実りを収穫する喜びが伝わってきます。掘ったあとにおいもをどう食べるのか想像が膨らむ場面もあり、食べ物がどこから来るのかを自然と学べる内容になっています。季節の行事や食育をテーマにした読み聞かせに向いており、収穫の季節に読むと一層楽しめる作品です。
絵本の分野
本の特徴
頭の上に木が生えちゃった!
奇想天外な世界観が子どもの笑顔を引き出す絵本です
欲張りな男が柿の種を飲み込んでしまったことから、頭の上にぐんぐん柿の木が育っていくという、なんとも愉快な出来事が起こります。頭から木が生え、実がなり、まわりの人たちが集まってくる様子は、常識では考えられないのに絵の力でぐいぐい引き込まれる面白さがあります。力強くのびのびとした絵が、ばかばかしくも痛快な展開を生き生きと伝え、読む子どもたちを笑いの世界へ連れていきます。3歳から6歳ごろの子どもは、体に木が生えるという突拍子もない設定そのものを純粋に面白がり、想像をふくらませながら聞き入ることでしょう。
絵本の分野
本の特徴
おばけと揚げ物が織りなす、
驚きと笑いの物語!
ユーモアあふれる展開で、
想像の翼が広がる一冊です
おばけの世界にも、揚げたてのてんぷらをめぐる楽しい出来事があります。ふとした思いつきから始まる料理と、それをおいしそうに頬張るおばけたちの姿は、見ているだけで笑いがこみ上げてくるようなおかしみに満ちています。人間の世界とは少し違う、おばけならではの発想や暮らしぶりも垣間見えて、想像力をくすぐられます。読み聞かせでは、子どもと一緒に声を出して笑える時間になり、食べることの楽しさや、ちょっとした失敗も笑い話に変わる軽やかさを感じられる作品です。4〜6歳の子どもにぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
友だちを思う気持ちが詰まったケーキ!
相手のことを考える優しさが育つ一冊です
みんなで分け合うはずの美味しそうなケーキを前にして、食べたい気持ちをぐっと抑えなければならない場面が描かれるお話です。目の前にあるごちそうを我慢することの難しさや、誰かのためにその気持ちを飲み込む葛藤が、子どもにも身近な感覚として伝わってきます。日常でよくある「欲しいけれど我慢する」という経験を絵本の中で疑似体験することで、思いやりや自制心について親子で話し合うきっかけが生まれます。読み聞かせの後には、自分だったらどうするかを聞いてみると会話が広がり、心の成長を後押しする時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
キャベツが友だちって、こんなに素敵!
予想外の関係を愛おしく思う想像力が育つ一冊です
ぶたやまさんが大きなキャベツを見つけると、その中からひょっこり顔を出したのはキャベツそっくりの「キャベツくん」。食べようとするぶたやまさんに、キャベツくんは不思議なことを言い出して、思いもよらない展開になっていきます。ナンセンスで自由な発想がつぎつぎに広がる世界は、常識にとらわれない発想の面白さを子どもに伝えてくれます。声に出して読むとリズムよく笑いが生まれる場面が多く、読み聞かせの時間が親子でくすくす笑い合うひとときになるでしょう。3〜5歳の子どもが「なんで?」を楽しみながら想像力を伸ばすのにぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
働く喜びを教えてくれる温かい物語!
自分でやることの大切さが伝わる絵本です
小さな赤いめんどりが、仲間の動物たちに手伝いを頼みながら畑仕事やパン作りに取り組んでいくイギリス生まれの物語です。頼まれても知らんぷりをする仲間と、こつこつ働くめんどりの姿を通して、働くことの意味や仲間との関わり方が、素朴な語り口の中で自然と伝わってきます。繰り返しのやりとりはリズムがよく、小さな子どもでも物語の流れを追いやすいのが魅力です。2〜5歳の子どもには、身近な生活の場面に重ねながら聞ける親しみやすさがあり、読み聞かせでは登場する動物たちの掛け合いを一緒に楽しみながら、働くことや分かち合うことについて考える時間になります。
絵本の分野
本の特徴
かえるとカレーライス、
奇想天外な出会い!
想像力をくすぐるユーモアあふれる一冊です
かえるがカレーライスを食べていると、そこにやかんや自動車、果ては空飛ぶ乗り物までが次々に登場し、絵の世界がどんどん自由に広がっていくお話です。ふつうなら考えられない組み合わせや展開が、なんの説明もなく次々と現れる不思議な世界を、子どもはそのまま楽しむことができます。言葉のリズムと大胆な絵の勢いが一体になった作品で、意味を追うよりも感覚で味わう絵本です。読み聞かせでは、大人が理屈をつけずにページをめくることで、子ども自身が驚きや笑いを見つける時間になります。初めて出会うナンセンスの世界として、想像する力をのびのびと刺激してくれる一冊です
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 教育画劇 | 5〜6歳 | 食育思いやり物語 | ||
| 2 | 定番ブロンズ新社 | 4〜6歳 | 食育ユーモア物語 | ||
| 3 | 講談社 | 5〜6歳 | 食育かぞく感情 | ||
| 4 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 食育きせつユーモア | ||
| 5 | 教育画劇 | 4〜6歳 | 食育ユーモア物語 | ||
| 6 | 定番ポプラ社 | 3〜6歳 | 食育ユーモア物語 | ||
| 7 | 定番教育画劇 | 3〜6歳 | 食育思いやり感情 | ||
| 8 | 定番文研出版 | 3〜6歳 | 食育どうぶつユーモア | ||
| 9 | 定番こぐま社 | 3〜6歳 | 食育どうぶつ物語 | ||
| 10 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 食育どうぶつユーモア |
食育の絵本は、「食べなさい」と促すためではなく、食べ物や食事の時間そのものを楽しいと感じてもらうための一冊です。おいしそうな絵や、食べ物が主役のワクワクするお話は、苦手なものへの心のハードルをそっと下げてくれます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 好き嫌いが多い子にも効果はありますか?
A. 絵本で「この食べ物、おもしろい」と感じることが第一歩です。すぐ食べられるようにならなくても、食べ物への親しみが少しずつ好き嫌いをやわらげていきます。
Q. 6歳に「食育」の絵本は向いていますか?
A. 6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「食育」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は6歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。