
6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「きょうだい」の絵本を探すときは、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶことを意識しつつ、上の子・下の子それぞれの気持ちに寄り添えるお話を選ぶとよいでしょう。このページでは、6歳の発達と「きょうだい」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
6歳できょうだいの絵本を選ぶときは、きょうだいとの関係や、下の子が生まれたときの気持ちに寄り添える絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
特別な友だちからの
手紙が心を揺さぶる!
相手を思いやる気持ちが育つ絵本です
体がつながって生まれてきた双子の兄弟の日々の暮らしや思いを、手紙という形を借りて伝える絵本です。困難を抱えながらも懸命に生きる姿や、周りの人々との関わりが率直な言葉でつづられており、命の大切さや、人と人とが支え合うことの意味について考えるきっかけを与えてくれます。読み聞かせを通して、自分とは違う境遇にある人への想像力や思いやりの気持ちが育まれていくことが期待できる内容です。少し重いテーマも含みますが、年齢に応じて大人が言葉を補いながら読むことで、深い対話につながる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
妹の入院を通して、
兄弟の絆が育まれる!
家族への思いやりと成長を学ぶ名作です
『あさえとちいさいいもうと』でおなじみの筒井頼子と林明子のコンビによる、きょうだいの気持ちに寄り添うロングセラー絵本です。いもうとが入院することになり、残された子どもが感じる不安や寂しさ、そして家族を思う気持ちが、やさしい文章と林明子の温かい絵で描かれます。きょうだいがいる家庭では、下の子の入院や不在という非日常の出来事に、上の子がどう向き合うかを一緒に考えるきっかけになるでしょう。2歳から5歳頃の、家族の変化に敏感になる時期の子どもに寄り添う一冊で、読み聞かせを通して思いや
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本の特徴
お姉ちゃんの気持ちが
ふわっと伝わってくる!
兄弟姉妹の関係が優しく描かれた絵本です
姉のあさえと小さな妹の日常を描いた、林明子の柔らかな絵が印象的なロングセラー絵本です。きょうだいの間に生まれる思いやりや戸惑い、ふとした瞬間の優しさが丁寧に表現されており、2〜5歳の子どもたちが自分やきょうだいの姿と重ね合わせながら物語に入り込めます。妹や弟がいる家庭はもちろん、家族の中での感情のやり取りを学ぶきっかけとしても親しみやすく、読み聞かせを通して思いやりの気持ちが自然と育まれていく一冊です。
絵本の分野
本の特徴
双子の友情と冒険が輝く物語!
友だち関係の大切さを学べる名作です
見た目はそっくりでも性格や好みが違うふたごの女の子たちを中心に、友だちや家族との関わりの中で起こる日常のできごとを描いた物語です。似ているようでいて違う二人が、それぞれの個性を発揮しながら過ごす様子がユーモラスに、そして温かく綴られています。きょうだいならではのやり取りや、友だちとの関わりの中で生まれる小さな出来事が、子どもにとって身近に感じられる内容です。4〜6歳の子どもには、自分と誰かを比べたり違いを認めたりする気持ちの動きを、物語を通して自然に感じ取れる機会になります。
絵本の分野
本の特徴
中国の民話が紡ぐ知恵と勇気の物語!
世界の文化に触れる貴重な一冊です
むかし、ある国に生まれた九人のきょうだいは、それぞれちからもち、めのいいもの、あしのはやいものなど、ひとりひとり不思議な力を持っていました。よく似た顔をしたきょうだいたちが力を合わせ、意地悪な王さまから理不尽な命令を受けても、知恵と力で立ち向かっていく様子が、テンポのよい語り口とゆったりした力強い絵で描かれます。中国に伝わる民話をもとにした物語で、繰り返しの面白さやきょうだいそれぞれの個性が子どもの心をつかみ、次はどうなるのだろうという期待感を持って聞き進められます。
絵本の分野
本の特徴
きつねと一緒にグリム童話を再発見!
物語の豊かさに心がときめく一冊です
グリム童話の中から選ばれたお話を、独自の視点でまとめ直したシリーズの一冊です。四人の兄弟がそれぞれの得意なことを生かして力を合わせていく物語をはじめ、知恵や勇気、家族の絆が描かれるお話が収められています。昔ながらの語り口を大切にしながらも、読みやすく整えられているため、物語の世界にすっと入り込むことができます。3歳から6歳頃は、想像力が大きく広がる時期であり、兄弟や仲間との協力といったテーマを通じて、人とのつながりの大切さを感じ取ることができます。読み聞かせを通して、昔話特有の味わい深い言葉のリズムも楽しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
日本の古い物語が、今も輝く!
想像力をかき立てる物語の世界です
日本に伝わる神話をやさしく再構成したシリーズの一冊で、海の幸を得意とする兄と山の幸を得意とする弟という、性格の異なる兄弟をめぐる物語が描かれています。互いの得意なものを取り替えてみたことから始まる出来事や、海の世界とのかかわりなど、昔ながらの神話らしい不思議で豊かな展開が楽しめます。伝統的な物語に触れる機会が少ない子どもにとって、日本の神話世界へ親しみを持つきっかけになる一冊です。読み聞かせでは、兄弟それぞれの立場に気持ちを寄せながら、古くから伝わる物語の奥深さを親子で味わえるひとときになります。
絵本の分野
本の特徴
アイヌの兄妹が見つめた、静寂の物語!
文化と歴史を優しく知る時間になる絵本です
すずらんの花が咲く湖のほとりを舞台に、そこで暮らすアイヌの兄と妹の物語が静かに描かれます。北の大地の自然や人々の暮らし、そこに息づく信仰や言い伝えが、絵と文章を通してじっくりと伝わってくる一冊です。派手な展開で楽しませる絵本ではなく、湖畔の風景や季節の移ろい、兄妹の心の結びつきを味わいながら読み進めていく物語なので、4〜6歳の子には少し大人と一緒にゆっくり読んでもらうのに向いています。読み聞かせの時間には、知らない土地の文化や言葉に触れるきっかけにもなり、聞き終えたあとに親子で花や湖について話し合うような、余韻の残るひとときになるでし
絵本の分野
本の特徴
影が紡ぐ、あたたかな物語!
家族のきずなが心に残る一冊です
生まれてくる赤ちゃんの陰には、生まれなかったもうひとつの命の物語がそっと寄り添っているという、静かで詩的な語り口の絵本です。もしも違う名前だったら、もしも違う場所で育っていたら、という「もうひとつのわたし」への想像を通して、今ここにいる自分という存在の不思議さやかけがえのなさを感じさせてくれます。難しい言葉は使われていませんが、内容は詩のように深く、読み聞かせる大人自身も我が子を授かった時のことや命のつながりについてしみじみと考えさせられるはずです。3歳から6歳の子には少し早い部分もありますが、繰り返し読むうちに、自分がここにいること
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本の特徴
姉妹の絆が揺らいで、また深まる物語!
兄弟姉妹の気持ちがリアルに伝わる一冊です
いつも姉さんのそばにいて、学校へ行く時も遊ぶ時もおやつの時間も一緒に過ごしてきた妹の日常が、優しい筆致で描かれます。当たり前のように続いていた姉妹の時間に、ある変化が訪れる様子を通して、きょうだいの結びつきや成長の過程が静かに伝わってきます。3〜6歳の子には、身近なきょうだい関係や、そばにいることの大切さを感じるきっかけになる一冊です。読み聞かせでは、自分の兄弟姉妹との関係を思い浮かべながら聞き入る時間になり、親子で気持ちを共有するきっかけにもなるでしょう。長年愛されてきた物語ならではの深みがあります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 童心社 | 6〜6歳 | 思いやり感情きょうだい | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 3 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 4 | 定番あかね書房 | 4〜6歳 | かぞく友だち物語 | ||
| 5 | 定番岩波書店 | 4〜6歳 | 物語きょうだいファンタジー | ||
| 6 | 定番岩波書店 | 4〜6歳 | 物語きょうだいシリーズ | ||
| 7 | 定番あかね書房 | 4〜6歳 | 物語きょうだいシリーズ | ||
| 8 | 復刊ドットコム | 5〜6歳 | きせつ物語きょうだい | ||
| 9 | ほるぷ出版 | 5〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 10 | 定番あすなろ書房 | 3〜6歳 | かぞく感情物語 |
きょうだいの絵本は、新しい家族が増えるときの複雑な気持ちや、きょうだい同士のけんか・仲直りを自然に描きます。上の子が抱く不安や寂しさに寄り添うお話は、きょうだいができる前後の心の準備にも役立ちます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 下の子が生まれて上の子が不安定なときに読むといいですか?
A. 「同じ気持ちの子がいるんだ」と感じられるお話は、上の子の気持ちを受け止める助けになります。読んだあとに気持ちを聞いてあげると、より安心につながります。
Q. 6歳に「きょうだい」の絵本は向いていますか?
A. 6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「きょうだい」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は6歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。