
「社会性」を育てる絵本は、友だちや家族との関わり、順番やルール、約束やゆずりあいといったテーマを物語で描きます。0〜6歳は人とのつながりを学びはじめる時期。登場人物のやりとりを通じて、思いやりや協力する気持ち、ルールを守る大切さを自然に身につけられます。集団生活が始まる前後の子にとって、友だちづきあいのヒントが詰まった一冊は心強い味方に。このページでは、社会性をはぐくむ年齢別のおすすめ絵本を紹介します。
友だち・家族・ルールとのかかわり方を学ぶ力。思いやりと協調が育ちます。
絵本の分野
本の特徴
一人で初めてのおつかい、
ドキドキが詰まってる!
子どもの勇気と親の優しい見守りが伝わる絵本です
小さな女の子が、初めて一人でお使いに出かける様子を描いたロングセラー絵本です。慣れない道を歩き、お店の人とやり取りをする中で、緊張したり不安になったりしながらも、頑張って役目を果たそうとする姿が丁寧に描かれます。3〜5歳ごろは、家族の役に立ちたいという気持ちや、知らない場所へ踏み出すどきどき感が芽生える時期。読み聞かせを通して、子どもが感じる誇らしさや心細さに寄り添いながら、生活の中での小さな成長を親子で一緒に見つめられる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
世代を
超えて愛される14ひきシリーズ!
家族の朝ごはんが心あたたまる定番です
野ねずみの14ひき家族が、朝ごはんの準備から食卓を囲むまでの様子を丁寧に描いた作品です。畑で食材を集めたり、みんなで手分けをしたりしながら食事を整える過程が、岩村和朗ならではの緻密で温かな絵で表現されています。家族みんなで食べることの喜びや、当たり前の日常のありがたさが伝わってくる内容で、3〜6歳の子どもが生活習慣や食への関心を育むきっかけにもなります。朝の時間や食事前の読み聞かせにもふさわしい、シリーズを代表する一冊です。
絵本の分野
本の特徴
嵐の夜、予想外の
出会いが心を揺さぶる!
友情の本当の意味を考える、
深い感動の絵本です
嵐の夜、真っ暗な小屋の中で偶然出会ったやぎとおおかみが、互いの姿が見えないまま言葉を交わし、不思議と心を通わせていくお話です。本当は食べる側と食べられる側という立場でありながら、声だけを頼りに芽生えていく友情の気配に、読み手はどきどきしながら引き込まれていきます。3〜6歳の子どもにとっては、緊張感のある展開を通して信頼や思いやりという感情の存在を感じ取る良い機会になるでしょう。続きが気になる長く愛されてきたシリーズとして、親子で繰り返し手に取りたくなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
大家族の温かさと、
自然の恵みが詰まった絵本!
家族の絆と食の大切さを感じる、
ロングセラーです
大家族の野ねずみたちが暮らす人気シリーズの一冊で、家族総出で長いやまいもを掘り出そうと力を合わせる様子を描いたお話です。土を掘り進める作業の大変さや、みんなで協力しながら収穫を喜び合う姿を通じて、3〜6歳の子どもは自然の恵みや家族で力を合わせることの意味を自然と感じ取ることができます。細やかに描かれた野山の風景を眺めながら、食べ物がどのように育ち食卓に届くのかを親子で話し合うきっかけにもなる、季節の恵みを感じられる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
優しさが、神様の心を動かす!
他者への思いやりの大切さを学ぶ名作です
貧しいけれど心優しい老夫婦が、雪の中で困っているお地蔵さまに笠をかぶせてあげる、日本の昔話の名作です。瀬田貞二の語りと赤羽末吉による力強く温かみのある絵が組み合わさり、静かな雪景色の中に思いやりの心がじんわりと広がっていく様子を丁寧に描いています。3〜6歳の子どもにも聞き取りやすい言葉遣いで、誰かのために行動することの尊さを自然に伝えてくれます。年末年始や雪の季節の読み聞かせにもふさわしい、世代を超えて愛される一冊です。
絵本の分野
本の特徴
朝の出かけ際、楽しく笑える!
毎日の挨拶が自然と身につく一冊です
「いってらっしゃい」「いってきまーす」という毎日交わされるあいさつを題材にした、林明子の温かい絵と神沢利子の言葉が響き合う絵本です。1〜4歳の子どもにとって身近な生活のワンシーンをユーモラスに描いており、お出かけや見送りの場面を通して、家族や周囲の人とのやり取りの楽しさを感じ取ることができます。繰り返しのフレーズが心地よく、読み聞かせをしているうちに子ども自身も一緒に声を出したくなるような、生活習慣や社会性が自然と育まれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
こぐまちゃんと
ボールの掛け合いが最高!
世代を超えて愛される読み聞かせの定番です
「こぐまちゃん」シリーズの一冊で、こぐま社の絵本らしいシンプルな線と鮮やかな色使いが小さな子どもの目を引く作品です。ボールという身近な遊び道具を題材に、こぐまちゃんの動きや表情が生き生きと描かれ、1歳から4歳頃の子どもが繰り返し楽しめる内容になっています。短い文章とわかりやすい展開なので、初めての読み聞かせにも向いており、親子でボール遊びのまねをしながら読むこともできます。友だちとものを共有したり一緒に遊んだりする社会性の芽生えにもそっと寄り添ってくれる絵本です。
絵本の分野
本の特徴
お母さんとのお出かけが、
子どもの目線で生き生き!
親も思わずクスッと笑う、
日常の大切さを感じる一冊です
お母さんと一緒にパンを買いに出かけたしろくまちゃんの、ちょっとした冒険を描くロングセラー絵本です。抱っこでポストに手紙を入れたり、ケーキを買ってもらえず泣いてしまったり、帰り道の公園ですべり台に夢中になったり。日常のささやかな出来事の積み重ねが、2〜4歳の子どもの毎日そのものと重なり、強い共感を呼びます。若山憲の温かい絵柄とシンプルな言葉が心地よく、親子でのお出かけ前後の読み聞かせにもぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
ちいさな勇気が、大きな力に変わる!
協力することの素晴らしさが伝わる一冊です
小さな黒い魚が、兄弟たちを大きな魚に食べられてひとりぼっちになりながらも、広い海を旅しながら様々な生き物と出会い、やがて仲間たちと知恵を出し合って大きな魚に立ち向かおうとする姿を描いた名作です。詩的な響きを持つ文章と美しいコラージュの絵が調和し、4〜6歳の子どもにも仲間と力を合わせることの意味や工夫することの大切さが自然に伝わります。読み聞かせの場では海の色彩の豊かさに引き込まれ、親子で静かに絵を見つめ合う穏やかな時間が生まれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
友情か、食欲か。二ひきの答えは?!
教科書の名作が、
心に問いかける一冊です
嵐の晩に声だけで心を通わせたヤギとオオカミが、翌日の晴れた日にとうとうお互いの姿を目にしてしまうところから始まる物語です。本来なら食べる側と食べられる側であるはずの二匹が、これまで育んできた気持ちとどう向き合うのか、揺れ動く胸の内が描かれていきます。前作を読んだ子どもたちが気になっていたその後を追える一冊で、友情と本能のはざまで戸惑う姿は、3歳から6歳の子にも「なかよし」とはどういうことかを考えるきっかけを与えてくれます。読み聞かせでは、次はどうなるのだろうという緊張感と温かさが入り混じる、忘れがたい時間になりそうです。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | かぞく生活物語 | ||
| 2 | 定番童心社 | 2〜5歳 | 食育かぞく物語 | ||
| 3 | 定番講談社 | 4〜6歳 | どうぶつ友だち物語 | ||
| 4 | 定番童心社 | 2〜5歳 | 食育かぞくきせつ | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | きせつ思いやり物語 | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | かぞく生活ユーモア | ||
| 7 | 定番こぐま社 | 1〜3歳 | 友だちユーモアシリーズ | ||
| 8 | 定番こぐま社 | 2〜4歳 | かぞく生活シリーズ | ||
| 9 | 定番好学社 | 4〜6歳 | どうぶつ友だち物語 | ||
| 10 | 定番講談社 | 4〜6歳 | どうぶつ友だち物語 |
友だち・家族・ルールとのかかわりは、人とのつながりを描くテーマの絵本を通して身についていきます。とくに相性のよい3つのテーマから、それぞれおすすめの3冊を紹介します。
友だちをテーマにした絵本は、かかわり方の見本になります。物語の中のやりとりが、順番や貸し借りなど日々の友だちづきあいのヒントになります。
かぞくをテーマにした絵本は、身近な人との関わりを見つめ直す機会になります。家族の物語に触れることが、安心できる関係づくりの土台になります。
保育園をテーマにした絵本は、集団生活のイメージを持つきっかけになります。お友だちや先生との関わりを先に知ることで、園生活への不安がやわらぎます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 「社会性」を育てる絵本とはどんな絵本ですか?
A. 友だち・家族・ルールとのかかわりを育てる絵本です。読み聞かせを通じて、社会性の力を遊びの中で自然に伸ばせます。このページでは年齢に合わせたおすすめを紹介しています。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。