【数】の絵本の選び方10選|数えられる=分かっているではない
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対象読者
- 「数」がテーマの絵本を知りたい
- 子どもに数を伝えたい
- 読み聞かせのコツを知りたい
本記事の内容
- 「数えられる」と「分かっている」の違い
- 数の絵本の選び方
- 数量感覚が育つ読み方
- 算数の先取りは必要?
順番に解説します!
↓
「いち、に、さん…」と
10まで言えるようになると、
数が分かったように見えます。
でも、おやつを3つ数えてもらうと
指と数がずれる——これはよくある姿です。
唱えられることと、数が分かることは別。
絵本はその橋渡しに向いています。
「数えられる」と「分かっている」の違い

数を唱えるのは歌を覚えるのに近い行為です。
順番として音を覚えているだけで、
量と結びついているとは限りません。
数が分かっているというのは、
次の3つがそろった状態を指します。
- 1対1で対応させられる(ものを1つ指すごとに1つ数える)
- 最後に言った数が全体の数だと分かる(「さん」で終わったら3個)
- 多い・少ないが比べられる
絵本が効くのは、
絵の数を実際に指で追えるからです。
数字だけのドリルではこの練習になりません。
数の絵本の選び方

① 数えるものが絵の中にある本を選ぶ
数字が大きく書いてあるだけの本より、
実際に数えられるものが描かれた本を選びます。
指で追える絵があることが条件です。
② まずは5まで、次に10まで
いきなり10までの本を選ばなくて構いません。
5までを確実にのほうが、
数量感覚は育ちます。
③ 増える・減るが起きる物語を選ぶ
「1匹ふえた」「1つ食べた」という
変化のある話は、
たし算・ひき算の下地になります。
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数量感覚が育つ読み方

ポイントは読むより一緒に触ることです。
- 絵を指で押さえながら一緒に数える(大人が指を動かす)
- 数え終わったら「ぜんぶで3こだね」と全体の数を言う
- 「どっちが多い?」と見比べる場面をつくる
できていなくても訂正を急がないでください。
間違えた数え方も通過点です。
やり直させるより、
もう一度こちらが数えて見せるほうが早く進みます。
絵本を閉じたあとも、
おやつ・階段・お風呂と、
数える場面は日常にいくらでもあります。
算数の先取りは必要?

必要ありません。
就学前に足し算ができることより、
数が量として実感できていることのほうが、
あとから効きます。
先取りで計算だけ覚えると、
「なぜそうなるか」を飛ばしてしまい、
文章題でつまずくことがあります。
就学前に育てておきたいのは、
計算力ではなくこちらです。
- 3個と5個、どちらが多いか感覚で分かる
- ものを配って同じ数に分けられる
- 「あと2つ」が想像できる
どれも絵本と日常のやりとりで育ちます。
まとめ

ポイント
- 唱えられることと数が分かることは別
- 絵の中に数えられるものがある本を選ぶ
- 10までより5までを確実に
- 一緒に指で追い、最後に全体の数を言う
- 計算の先取りより数量の実感を優先する
よくある質問

数の絵本は何歳から?
2歳ごろから、
3〜5までの少ない数の絵本を楽しめます。
1対1で数えられるようになるのは3〜4歳が目安ですが、
個人差が大きい部分です。
数えるとき、指と数がずれてしまいます
その時期は自然な姿です。
大人が子どもの指を一緒に動かして、
1つ指すごとに1つ数えるテンポを見せてあげてください。
数か月単位でそろってきます。
10より大きい数はいつから?
10までが確実になってからで十分です。
先に大きい数を唱えられても、
量の感覚が伴わなければ算数の力にはつながりません。
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