
2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「ことば」の絵本を探すときは、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶことを意識しつつ、短い言葉やくり返しで、耳に残りやすい絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、2歳の発達と「ことば」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
2歳でことばの絵本を選ぶときは、言葉の発達や語彙の広がりにつながる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
大きなかぶに立ち向かう、
心がほっこり温まる物語!
力を合わせることの素晴らしさを学べる一冊です
おじいさんが育てた大きなかぶを、家族みんなで力を合わせて抜こうとする物語です。おばあさん、まご、犬、猫、ねずみまでが次々に加わり、小さな力が積み重なって大きな力になっていく展開は、2〜5歳の子どもにとって心地よい繰り返しとして楽しめます。声に出して一緒に「うんとこしょ、どっこいしょ」と唱えたくなる、読み聞かせにぴったりのロングセラー絵本です。協力することの大切さを、楽しい雰囲気の中で自然に感じ取れる一冊で、初めての昔話体験にも向いています。
絵本の分野
本の特徴
50音と動物たちとの出会いで、
言葉がぐんぐん増える!
遊びながら日本語の基礎が身につく一冊です
あいうえおを楽しく学べる定番の言葉の絵本で、ひらがなひとつひとつに合わせて動物や身近なものが色鮮やかに描かれています。1〜4歳の子どもが言葉の音とかたちに親しむ最初の一歩として親しみやすく、絵を見ながら声に出すことで自然と五十音に触れられる構成になっています。読み聞かせでは、絵を指さしながら一緒に文字を読み上げることで、ことば遊びの感覚で覚える楽しさが生まれます。文字への興味が芽生え始めた子どもとの時間を豊かにし、繰り返し開くうちに好きな文字やお気に入りの絵ができていく、親子で長く楽しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
ことば遊びで想像が広がる!
形と言葉の楽しさが一度に学べる絵本です
「さよならさんかくまたきてしかく」というおなじみの言葉遊びの歌をもとに、ページをめくるたびに三角、四角、丸などの形が次々に連想でつながっていく絵本です。ただ言葉の響きを楽しむだけでなく、四角のページには四角い形をしたものがたくさん描かれているなど、絵の中に形探しの楽しみも隠れています。声に出して読むとリズムがよく、まだ長いお話が難しい2歳ごろの子から、形の名前や仲間分けに興味が出てくる年齢まで幅広く楽しめます。読み聞かせでは自然と親子で一緒に声を合わせたくなり、言葉のリズムと形の発見という二つの遊びが同時に味わえる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
かえるがみえる、かえるが
ふえる、言葉の響きが楽しい!
日本語の魔法を遊びながら体験できる傑作です
「かえるがみえる」「かえるにあえる」「かえるがかえる」「かえるがふえる」と、似た響きの言葉が次々に連なりながら、かえるの国の物語が語られていくことば遊び絵本です。ユーモラスな絵とともに読み進めるうちに、意味だけでなく音のおもしろさそのものを楽しめる仕掛けになっています。2〜5歳の子にとっては、まだ耳から入る言葉の響きに敏感な時期。声に出して読んでもらうことで、日本語のリズムや韻の心地よさを自然と体に感じ取れるでしょう。読み聞かせの場では、繰り返しのフレーズに子どもが笑ったり真似して言ったりと、親子で言葉を楽しむにぎやかなひとときになり
絵本の分野
本の特徴
描きうたで、遊びながら字を学ぼう!
言葉のリズムと創作の楽しさが広がる絵本です
顔や体を描きながら歌う「えかきうた」を、やさしい絵とともに紹介する一冊です。丸や線を組み合わせているうちに、いつのまにか動物や人の顔ができあがっていく過程を、声に出しながら楽しめます。リズムに合わせて指を動かしたり、実際に紙に描いてみたりすることで、言葉と手の動き、絵が結びついていく体験になります。まだ上手に描けない小さな子でも、歌うようにまねをするだけで一緒に参加できるのが魅力です。読み聞かせの合間に体を動かす時間としても取り入れやすく、親子で声を合わせるひとときを作ってくれます。
絵本の分野
本の特徴
ころんでさかさに
なると言葉も逆さまに!
言葉遊びの楽しさが広がる傑作絵本です
ぱんだがころんでしまったところから始まる、逆さ言葉のリズムを楽しむ絵本です。「かにがころんでてれわらい」など、動物たちが転んだ拍子に飛び出すことばあそびが次々と展開し、読むたびに音の響きの面白さに気づかされます。ページをめくるごとに新しい動物が登場し、思わず声に出したくなる言葉のリズムと、転んでも笑ってしまうような愉快な雰囲気が広がります。2歳から5歳ごろの、言葉の音そのものに興味を持ち始める時期の子どもにぴったりで、意味よりも響きやテンポを体で感じながら楽しめる内容です。
絵本の分野
本の特徴
つるつる、つるがくう、かめがいう!
言葉の心地よいリズムが身につく名作です
「そばをつるつるつるがくう」など、似た音の言葉が次々に登場し、口に出して読むとつい笑ってしまうことば遊びの絵本です。意味よりも音のおもしろさが先に立つ文章なので、まだ長いお話が難しい年齢の子でも、リズムに乗って一緒に声を出す楽しさを味わえます。読み聞かせでは、大人が調子よく読むほど子どもが真似したがり、何度も同じページを読んでとせがまれることも多いでしょう。声に出す遊びを通して言葉の響きに親しみ、耳と口の両方で日本語のおもしろさを発見できる一冊です。親子でかけあうように読むと、絵本の時間がぐっとにぎやかになります。
絵本の分野
本の特徴
しりとりで広がる、
自然いっぱいの冒険!
言葉と物語が一緒に育つ幼い時期の相棒です
「ぶた」「たぬき」「きつね」「ねこ」としりとりでつながる名前を持った子どもたちが、野原や草むらでのびのびと遊ぶ様子を描いた一冊です。しゃぼん玉を飛ばしたり、おにごっこをしたり、めいろのような道で遊んだりと、体を動かす遊びが次々に登場し、たっぷり遊んだあとにはそれぞれお母さんにおんぶされて帰っていく、あたたかな締めくくりが待っています。しりとりのリズムを楽しみながら言葉の感覚を育てられるうえ、シンプルな絵と繰り返しの構成が小さな子どもにも心地よく、親子で声に出して読みたくなる、遊びと安心感が詰まった作品です。
絵本の分野
本の特徴
あいうえおが、楽しく身につく!
言葉への興味の第一歩を踏み出す絵本です
やわらかな水彩の絵とともに、あ・い・う・え・おから始まる五十音の世界にふれていく一冊です。ひとつひとつの文字に、子どもたちの暮らしや自然の風景を思わせる情景が添えられ、ページをめくるたびに新しい言葉と出会えます。まだ文字を読めない小さな子には絵を楽しみながら音の響きを聞く時間になり、ひらがなに興味を持ち始めた子には文字と言葉を結びつける手助けになります。声に出して読んであげることで、リズムよく言葉が耳に残り、自然と発語や語彙のひろがりにもつながっていきます。
絵本の分野
本の特徴
動物たちが歌う、
リズムいっぱいの音楽会!
言葉のリズムを楽しむ喜びが育つ一冊です
詩のような言葉と自由な絵が響きあい、まるで音や歌が展覧会のように並んでいく、ことば遊びを楽しむ絵本です。意味を追うだけでなく、声に出したときの響きやリズムそのものを味わう構成になっており、読み聞かせる大人も思わず節をつけたくなります。筋を追う物語ではないので、小さな子どもは音の面白さだけを純粋に楽しめますし、少し大きな子は言葉の意外な組み合わせに笑い出すこともあるでしょう。何度も開いて好きなページから読める気軽さも魅力で、就寝前の短い時間にも、親子でのんびり声を交わす時間にもぴったりの一冊です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 音リズムどうぶつことば | ||
| 2 | 定番童心社 | 2〜5歳 | どうぶつことばひらがな | ||
| 3 | 定番こぐま社 | 2〜5歳 | ことば形ユーモア | ||
| 4 | 定番こぐま社 | 2〜5歳 | どうぶつことばユーモア | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 音リズムことば形 | ||
| 6 | 定番童心社 | 2〜5歳 | ことばユーモア | ||
| 7 | 定番こぐま社 | 2〜5歳 | 音リズムことばユーモア | ||
| 8 | 定番こぐま社 | 2〜5歳 | ことば友だちユーモア | ||
| 9 | 定番童心社 | 2〜5歳 | ことばひらがなきせつ | ||
| 10 | 定番理論社 | 2〜5歳 | 音リズムことばユーモア |
ことばの絵本は、子どもが毎日たくさんの言葉に出会い、「聞く・話す・伝える」力の土台を育てます。身近なものの名前やくり返しのフレーズは耳に残りやすく、まねっこや指さしのやりとりを通じて語彙が自然に増えていきます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 言葉が増える読み聞かせのコツはありますか?
A. 絵を指さして「わんわんだね」と名前を添えたり、子どもの言葉をくり返してあげると効果的です。一方的に読むより、やりとりを楽しむことが言葉を引き出します。
Q. 2歳に「ことば」の絵本は向いていますか?
A. 2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「ことば」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は2歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。