
1歳は身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増える時期です。「ことば」の絵本を探すときは、生活・動物・乗り物など、身近な題材で参加できる絵本を選ぶことを意識しつつ、短い言葉やくり返しで、耳に残りやすい絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、1歳の発達と「ことば」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
1歳でことばの絵本を選ぶときは、言葉の発達や語彙の広がりにつながる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
ページをめくるたび、金魚を探す喜び!
赤ちゃんから大人まで何度も読みたくなる絵本です
金魚鉢から逃げ出した小さなきんぎょを、ページの中からそっと探すしかけ絵本のロングセラーです。カーテンの模様や金魚鉢のガラス、お菓子の柄など、身近な景色に紛れ込んだきんぎょを見つける楽しさは、0〜3歳の子どもの「探す・見つける」意欲をくすぐります。五味太郎らしいシンプルで美しい色使いの絵は何度見ても飽きがこず、親子で「あ、いた」と指差しながら言葉を交わす時間は、絵本を読むことそのものの楽しさを教えてくれます。繰り返し手に取りたくなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
子どもの「ママ大好き」が
ぎゅっと詰まった!
親子の絆がより深く感じられる一冊です
やさしい詩の言葉で、子どもがママを大好きだと思う気持ちがまっすぐに綴られた一冊です。抱っこされたときのぬくもりや、そばにいるだけで安心する気持ちなど、小さな子が日々感じている素直な感情が、リズムのある言葉で表現されています。難しい物語展開はなく、詩を声に出して読むだけで親子の心が近づくような内容なので、1〜4歳の子どもが言葉の響きを楽しみながら、自分の中にある「好き」という気持ちに気づくきっかけになります。読み聞かせの時間は、特別な出来事がなくても、ただそばにいることの心地よさを親子で確かめ合うひとときになるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
車の動きが目で見て楽しめる!
身近な乗り物への興味を引き出す一冊です
街中を走るさまざまな自動車たちが、シンプルで力強い絵とともに次々に登場する一冊です。乗用車やトラック、バスなど身近な乗り物が描かれ、その形や動きに小さな子どもの目が釘付けになります。言葉数を抑えた構成になっているため、まだ長い文章を聞くのが難しい年齢の子どもでも、絵を見ながら乗り物の名前や特徴を楽しく覚えていくことができます。読み聞かせの場面では「これは何の車かな」と親子で指さししながら会話を広げやすく、乗り物への興味や関心を育む最初の一冊としてもぴったりです。
絵本の分野
本の特徴
ぱんだへの大きな好きが詰まった絵本!
動物への愛情と想像の世界が広がる一冊です
愛らしいぱんだの姿や仕草を通して、食べたり遊んだりのんびり過ごしたりする様子がやさしく描かれる絵本です。ぱんだの丸い体つきや白黒の模様、笹をかじる姿など、子どもがぱんだに親しみを持てるような場面が丁寧に描かれています。2〜4歳の子どもにとってぱんだは動物園などで見る憧れの存在であり、身近な絵本の中でその姿にじっくり向き合えることは大きな喜びになります。読み聞かせでは「ぱんださん、何しているのかな」と指差しながら言葉のやりとりを楽しめ、動物への興味や想像力を優しく育む時間になります。
絵本の分野
本の特徴
くまさんくまさん、どこへいくの?!
繰り返しの心地よさで子どもの想像が膨らむ一冊です
くまさんが森や家の中でくり広げる、あたたかくてちょっとおかしな毎日を描いたお話です。ものを探したり、友だちとやりとりしたりする素朴なできごとが、やさしいくり返しの言葉とともにつづられ、小さな子どもでも安心して物語の流れを追うことができます。くまさんの表情やしぐさから気持ちを想像する楽しさがあり、読み聞かせをするたびに親子で「くまさんは今どんな気持ちかな」と話がふくらみます。生活の中の小さな発見や驚きをすなおに受け止める感性を育みたい2〜5歳の時期にぴったりで、寝る前のひとときにも落ち着いて楽しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
リズムに乗って、食べ物の楽しさ発見!
言葉の響きと食べ物への興味が広がる絵本です
食べることが大好きな子どもたちの気持ちを、リズミカルな言葉とユーモラスな絵で歌うように綴った詩の絵本です。ごはんやおやつ、身近な食べものが次々と登場し、口ずさみたくなるような軽快な調子で食べる喜びが表現されています。難しい物語ではなく、音のおもしろさと食べものへの親しみを味わえる構成で、言葉を覚え始めた2歳頃から声に出して楽しめます。読み聞かせでは、親子で一緒に声を合わせたり体を揺らしたりしながら、食事の時間がより楽しく感じられるようなひとときを作ってくれます。
絵本の分野
本の特徴
おかずたちがリズムよく踊り込む、
楽しい弁当箱の物語!
親子で一緒に繰り返しの心地よさを味わえる絵本です
おべんとうばこさんのところに、いろいろな食べものたちが「あいてますか〜」と次々にやってくる、やさしい語りかけが心地よい一冊です。おにぎりやたまごやきなど、身近な食べものが登場するたびに、おべんとうばこの中がにぎやかになっていく様子が、くり返しのリズムとともに描かれていきます。声に出して読むと自然と調子がついてくる言葉づかいなので、読み聞かせをしていると子どもも一緒に「あいてますか〜」と口ずさみたくなるはずです。1歳から4歳ごろの、食べものやお弁当に親しみを持ち始める時期にぴったりで、食育のきっかけにもなる内容です。
絵本の分野
本の特徴
楽しいしかけで何度でも遊びたくなる!
言葉の響きと発見が詰まった一冊です
ページをめくるたびに問いかけられる「あなたはだあれ?」という言葉に応えるように、さまざまな生きものや姿が登場することばあそびの絵本です。単純な問いかけと答えの繰り返しが心地よいリズムを生み、言葉を覚え始めた小さな子どもでも参加しながら楽しめる作りになっています。答えを予想したり声に出したりするやり取りは、読み聞かせをする大人と子どもとの掛け合いを自然に生み出します。初めて絵本に触れる年齢の子にもわかりやすく、繰り返し読むうちに言葉のリズムや発見する楽しさを味わえる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
三世代で一緒に歌える、
懐かしい29曲!
音楽への愛と世代を超えた繋がりが生まれる一冊です
昔から親しまれてきた童謡を中心に、たくさんの歌がやさしい絵とともに収められた一冊です。森のくまさんや一寸法師、ふしぎなポケットなど、祖父母から親、子どもへと三世代にわたって歌い継がれてきた曲が並び、ページをめくるたびに歌の世界が絵として広がっていきます。文字を読むだけでなく、絵を見ながら口ずさむことで歌のイメージがより豊かに膨らむのが特徴です。小さな子どもには音やリズムを楽しむ入り口として、少し大きな子どもには歌詞の意味や物語性を味わう機会として役立ちます。
絵本の分野
本の特徴
あおむしの正体はだれ?
想像がふくらむ!
言葉の響きを味わい、
発見の喜びが育つ絵本です
「あおむしだれのこ」という懐かしい童謡の世界を、あたたかな絵とともにたどっていく絵本です。葉っぱの上で見つけたあおむしが、いったいだれの子どもなのかを探っていく問いかけの形は、小さな子どもの好奇心をやさしく刺激します。むしや自然のいきものに親しみを持ち始める年齢の子にとって、身近な生きものの不思議さやかわいらしさを感じる入り口になるでしょう。歌うように読み進められる言葉のリズムも心地よく、読み聞かせの時間が親子でくり返し楽しめる歌あそびのようなひとときになる一冊です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | どうぶつことば色 | ||
| 2 | 定番こぐま社 | 1〜4歳 | ことばかぞく感情 | ||
| 3 | 定番こぐま社 | 1〜4歳 | ことばのりもの図鑑 | ||
| 4 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | どうぶつことば図鑑 | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | 音リズムどうぶつことば | ||
| 6 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 食育音リズムことば | ||
| 7 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 食育音リズムことば | ||
| 8 | 定番絵本館 | 1〜4歳 | 音リズムどうぶつことば | ||
| 9 | 定番こぐま社 | 1〜6歳 | 音リズムことば | ||
| 10 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 音リズムことばむし・いきもの |
ことばの絵本は、子どもが毎日たくさんの言葉に出会い、「聞く・話す・伝える」力の土台を育てます。身近なものの名前やくり返しのフレーズは耳に残りやすく、まねっこや指さしのやりとりを通じて語彙が自然に増えていきます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 言葉が増える読み聞かせのコツはありますか?
A. 絵を指さして「わんわんだね」と名前を添えたり、子どもの言葉をくり返してあげると効果的です。一方的に読むより、やりとりを楽しむことが言葉を引き出します。
Q. 1歳に「ことば」の絵本は向いていますか?
A. 1歳は身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増える時期です。「ことば」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、生活・動物・乗り物など、身近な題材で参加できる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は1歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。