
3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「感情」の絵本を探すときは、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶことを意識しつつ、気持ちを言葉にしやすく、子どもが共感できる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、3歳の発達と「感情」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
3歳で感情の絵本を選ぶときは、うれしい・かなしい・こわいなど感情を理解できる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
布のおもちゃと女の子の、
心が通う冒険物語!
友情と別れ、
そして再会の喜びが詰まった絵本です
ぬいぐるみのきつね「こん」と女の子あきが、電車に乗っておばあちゃんの家を目指す旅の途中で起こる出来事を描いた物語です。大切な相棒を守ろうとするあきの気持ちや、道中で芽生える心細さと勇気が丁寧に描かれており、2〜5歳の子どもは自分のお気に入りのぬいぐるみと重ねながら聞き入ることができます。旅先で出会う人々とのふれあいも温かく、支え合うことの大切さがやさしく伝わってきます。親子で寄り添いながら読むことで、安心感とともに小さな冒険の高揚感も味わえる名作です。
絵本の分野
本の特徴
妹の入院を通して、
兄弟の絆が育まれる!
家族への思いやりと成長を学ぶ名作です
『あさえとちいさいいもうと』でおなじみの筒井頼子と林明子のコンビによる、きょうだいの気持ちに寄り添うロングセラー絵本です。いもうとが入院することになり、残された子どもが感じる不安や寂しさ、そして家族を思う気持ちが、やさしい文章と林明子の温かい絵で描かれます。きょうだいがいる家庭では、下の子の入院や不在という非日常の出来事に、上の子がどう向き合うかを一緒に考えるきっかけになるでしょう。2歳から5歳頃の、家族の変化に敏感になる時期の子どもに寄り添う一冊で、読み聞かせを通して思いや
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本の特徴
怒った気持ちを存分に表現する主人公!
子どもの本当の気持ちに寄り添える絵本です
怒りん坊のそうちゃんの気持ちを丁寧にすくいとった、3〜5歳向けの物語絵本です。子どもならではの「怒ってるんだもん」という素直な感情の動きが、渡辺洋二の絵と筒井頼子の文によって温かく描かれています。癇癪や不機嫌といった扱いにくい感情も、絵本の中でそのまま受け止めてもらえることで、読んでいる子ども自身も安心できるような内容です。感情を言葉にすることが少しずつできるようになる年齢の子どもと、親子で気持ちについて話すきっかけにもなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
動物たちの心の揺らぎが、
深く心に響く!
やさしさとは何かを問いかける、
感情豊かな物語です
「ひとりぼっちのガブ」「メイはなんにもこわくない」「ごちそうがいっぱい」「だれもしらないヒーロー」「しろいやみのはてで」の五編を収めた短編集で、木村裕一の物語とあべ弘士の絵が織りなす人気シリーズです。動物たちのあいだに生まれる友情や葛藤、切なさやおかしみが一編ごとに描かれ、3〜6歳の子どもから大人まで幅広く心に響きます。一話ずつ完結しているので、夜寝る前に少しずつ読み進めるのにも向いており、登場人物の気持ちの揺れ動きを親子で感じながら、感情の豊かさに触れられる読み聞かせの時間
絵本の分野
本の特徴
春の日差しの中で見つかる、
本当のいいこと!
やさしい心と思いやりを育む一冊です
あたたかな春の日、女の子の心にふっとわきあがるうれしい気持ちを、やさしい言葉と絵でつづった一冊です。小さな出来事の中に「いいことって、こういうことかもしれない」と感じる瞬間が重ねられ、読み進めるうちに、日々のささやかな喜びに気づかされます。派手な事件は起こりませんが、そのぶん子どもの素直な感覚に寄り添う静かな時間が流れます。3〜6歳の子にとっては、自分の身の回りにも同じような「いいこと」があるかもしれないと想像するきっかけになり、思いやりの気持ちや、うれしいという感情そのものに触れる機会にもなります。
絵本の分野
本の特徴
恐竜と卵、予想外の
関係に心がほどける!
優しさと勇気の物語が心に残る絵本です
肉食恐竜と、たまたま出会った小さな動物たちとのやりとりを描く人気シリーズの一冊です。恐竜は目の前の相手を食べてしまおうと考えているのですが、なぜか懐かれてしまい、思うようにいかない展開が続きます。強面なのにどこか間の抜けた恐竜の姿がユーモラスで、幼い子どもたちも笑いながら物語に引き込まれます。友情や優しさといった気持ちの動きも描かれており、読み聞かせを通して思いやりの気持ちについて親子で話すきっかけにもなる、長く愛されてきた一冊です。
絵本の分野
本の特徴
オバケちゃんとママの
気持ちがぐっと近づく!
家族の関係が優しく温かく描かれた一冊です
いつもは優しいママが怒ると豹変してしまう様子を、オバケちゃんという愛らしいキャラクターを通して描いた一冊です。子どもにとって身近な「ママが怒る」という出来事を、少しユーモラスに、けれど気持ちに寄り添うように表現しており、イヤイヤ期を迎える子どもや、その姿に頭を悩ませる保護者にも共感を呼ぶ内容になっています。怒られて悲しい気持ちや、それでも変わらない親子の関係が伝わってくる展開で、読み終えたあとには自然と安心感が残ります。感情の揺れを言葉にする練習にもなり、親子で気持ちについて話すきっかけにもなる絵本です。
絵本の分野
本の特徴
そらまめくんの
新しいベッドはふわふわ!
思いやりと優しさの大切さが伝わる物語です
畑で育つそらまめくんが、大切にしているふかふかのベッドをめぐって繰り広げる、身近な仲間たちとのやりとりを描いた物語です。自分だけの特別な場所やものへの愛着、それを誰かと分け合うことのむずかしさや喜びが、優しいタッチの絵とともに伝わってきます。2〜5歳の子どもは、自分のお気に入りの毛布やおもちゃを思い浮かべながら、そらまめくんの気持ちに共感しやすいでしょう。読み聞かせの時間には、大切なものを守る気持ちと、友だちを思いやる気持ちの両方について、親子で自然に話すきっかけが生まれます。
絵本の分野
本の特徴
やさしさが次々と広がっていく!
思いやりの心が育つ名作絵本です
森の中にぽつんと置かれた一脚のいすに「どうぞ」と書かれた札が下がっているところから、心温まる出来事が続いていきます。次々とやってくる動物たちが、いすに置かれたものを見つけては自分の持ち物を代わりに残していく様子が、繰り返しのリズムとともに描かれ、小さな子どもでも展開を追いやすい構成になっています。誰かの親切がまた次の親切を生んでいく流れは、思いやりの気持ちを自然に感じさせてくれます。読み聞かせでは、次にどんな動物が現れて何を残していくのかを親子で予想しながら楽しめ、優しい気持ちがじんわりと広がる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
ユニークなオバケが
織りなす楽しい学校生活!
違いを認め合う心が育つ絵本です
人間の子どもたちにまじって、オバケちゃんが学校へ通う様子を描くお話です。ちょっぴり気弱だったり、みんなと違うところがあったりするオバケちゃんが、新しい場所でどきどきしながら過ごす一日が、ユーモアたっぷりに描かれます。初めての園や学校生活に不安を感じやすい2〜5歳の子にとって、自分の気持ちを重ねやすい主人公です。笑いながらも、集団の中でのふるまいや友だちとの関わり方を自然と感じ取れる内容で、読み聞かせのあとには「明日は自分もがんばってみよう」と思えるような、あたたかい気持ちが残る一冊です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 感情物語冒険 | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 3 | 定番福音館書店 | 3〜5歳 | かぞく感情物語 | ||
| 4 | 定番講談社 | 3〜6歳 | どうぶつ感情物語 | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | きせつ感情物語 | ||
| 6 | 定番ポプラ社 | 3〜6歳 | 感情ユーモア物語 | ||
| 7 | 定番講談社 | 3〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 8 | 定番小学館 | 3〜6歳 | 友だち感情物語 | ||
| 9 | 定番ひさかたチャイルド | 3〜6歳 | どうぶつ思いやり感情 | ||
| 10 | 定番講談社 | 3〜6歳 | 感情物語小学校準備 |
感情の絵本は、うれしい・かなしい・おこる・こわいといったさまざまな気持ちに名前をつけ、受けとめる力を育てます。登場人物に共感することで、子どもは自分の気持ちを言葉にできるようになり、友だちの気持ちを想像する土台にもなります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 感情の絵本はどう読むと効果的ですか?
A. 読んだあとに「どんな気持ちだったと思う?」と話してみるのがおすすめです。気持ちを言葉にする練習になり、自分の感情とも上手に付き合えるようになります。
Q. 3歳に「感情」の絵本は向いていますか?
A. 3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「感情」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は3歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。