
4歳は想像力が広がり、文字・数・ルールにも興味が出てくる時期です。「感情」の絵本を探すときは、考える楽しさや、言葉遊びのある絵本を選ぶことを意識しつつ、気持ちを言葉にしやすく、子どもが共感できる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、4歳の発達と「感情」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
4歳で感情の絵本を選ぶときは、うれしい・かなしい・こわいなど感情を理解できる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
何度も生まれ変わるねこの
物語に涙が止まらない!
命と愛について深く考える時間が生まれる一冊です
何度も死んでは生き返り、そのたびに違う飼い主のもとで暮らしてきた一匹の猫の物語です。誰にも愛されても満たされなかった猫が、あるとき出会いを通して変わっていく様子が描かれ、生きることや愛すること、命の重みについて静かに問いかけてきます。3〜6歳ごろから感情や想像力が豊かになっていく子どもに向けて、親しみやすい絵と言葉で深いテーマを届けてくれる一冊です。読み聞かせのあとに親子で感想を語り合う時間も生まれやすい物語です。
絵本の分野
本の特徴
いじめられた子が、
本当の自分を見つける物語!
内面の美しさと成長の喜びを感じる絵本です
兄弟たちから邪険にされ、ひとりぼっちで家を出たあひるの子が、いくつもの季節を越えながら自分らしい姿へと近づいていく様子を描いた物語です。孤独や悲しみ、不安といった気持ちの動きが丁寧に描かれており、3〜6歳の子どもが登場人物の心情に寄り添いながら想像力を働かせるきっかけになります。つらい出来事の先に何があるのかを一緒に想像しながら、親子でゆっくりとページをめくり、心に残る読み聞かせのひとときを過ごせる名作です。
絵本の分野
本の特徴
おもちゃが本当の友達に
なるってどういうこと?!
深い愛情と成長を静かに感じる名作です
男の子に贈られたぬいぐるみのうさぎが、古びたおもちゃたちの中で「ほんもの」になることを夢見るお話です。誰かに深く愛されることで心が通い、大切な存在になっていく過程が、やわらかな筆致で描かれます。ぼろぼろになっても愛され続けることの意味を、子どもなりに感じ取れる内容で、持ち物への愛着や友だちを思う気持ちが育ち始める3歳頃から楽しめます。読み聞かせでは、うさぎの気持ちに寄り添いながら、親子で「大切にする」というテーマについて自然に語り合うひとときになるでしょう。静かな余韻の残る一冊です。
絵本の分野
本の特徴
オズワルドのチャーミングな冒険!
個性的なキャラクターに心がつかまる一冊です
個性的な一匹のさるが主人公となり、周りとは少し違う自分らしさに悩んだり戸惑ったりしながら過ごしていく様子が描かれる物語です。友達や仲間との関わりの中で、自分の気持ちにどう向き合うかが丁寧に綴られており、素直な感情表現が子どもの共感を誘います。周囲となじめないもどかしさや、それでも自分らしくあろうとする姿は、幼い読者が自分自身の気持ちを見つめ直すきっかけにもなります。読み聞かせでは登場人物の心情に寄り添いながら、親子でやさしい言葉をかけ合うような温かな時間を過ごせるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
アカネちゃんの涙が
海に変わっちゃった!
子どもの心を優しく寄り添う感情の物語です
アカネちゃんという女の子の涙をめぐる出来事を描いた物語で、泣きたくなるような出来事に出会ったときの気持ちの動きが、丁寧な言葉と情景で綴られています。悲しみや戸惑いといった感情がどのように生まれ、周りの人やもの、時間の流れの中でどう変わっていくのかを、静かに見つめるような構成が特徴です。派手な展開ではなく、心の内側にそっと寄り添うような描かれ方は、感情を言葉にすることがまだ難しい年齢の子どもにとって、自分の気持ちを見つめ直すきっかけになります。読み聞かせでは、涙の理由を親子で語り合ったり、登場人物の気持ちに寄り添ったりする、静かで温かな
絵本の分野
本の特徴
見えるって、見えないって、
何が違うんだろう?!
他の人の気持ちを想像する力を育む絵本です
目が見えない人には世界がどんなふうに見えているのか、という問いをきっかけに、「見える」「見えない」ということについてやさしく考えていく絵本です。専門的な内容を難しく説明するのではなく、身近な疑問や会話を通して、人によって世界の感じ方が違うことを自然に伝えてくれます。答えを一方的に教えるのではなく、一緒に考える姿勢で描かれているため、子どもも大人も新しい気づきを得られる内容です。読み聞かせの場では、親子で「自分だったらどう感じるか」を話し合うきっかけになり、他者への想像力や思いやりを育む対話のきっかけとなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
おばあさんとの関係が、
あたたかく丁寧に描かれている!
世代を超えた絆が、
心に沁みる一冊です
長年暮らした家を離れて新しい住まいに引っ越すことになったおばあさんが、荷物をまとめ、思い出の品と向き合いながら旅立っていく様子を丁寧に描いた物語です。慣れ親しんだ場所を離れる寂しさと、新しい生活への一歩を踏み出す気持ちが、静かな筆致で綴られています。引っ越しや環境の変化を経験したことのある子どもはもちろん、まだ経験していない子どもにとっても、変化を受け止めていく心の動きを知るきっかけになります。読み聞かせでは、家族との思い出や大切なものについて話し合うきっかけにもなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
線がつながっていない電話の秘密!
想像の力で心がつながる体験ができる一冊です
山の上にぽつんと置かれた一台の電話。線はどこにもつながっていないのに、今日もまただれかがやってきて、その電話に向かって話しかけます。誰に、何を伝えたくてやってくるのか、静かで優しい雰囲気の中でそっと描かれていきます。言葉にできない気持ちや、会いたい人への思いをテーマにした作品で、大人にも深く響く内容ですが、小さな子どもにも「話す」「伝える」ということの温かさが素直に伝わります。読み聞かせでは声のトーンを落として、ゆったりとした時間の中で親子で心を寄せ合うようなひとときを過ごせる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
知らない大人なのに、
なぜかドキドキ・・・!
人への心配りと思いやりの気持ちが芽生える一冊です
ある日、家に見慣れない大人のお客さんがやってきて、主人公の女の子は少し戸惑いながらもその人と過ごす時間を経験します。よその家族と接するときの緊張や気恥ずかしさ、それでも芽生えるあたたかな気持ちが、子どもの目線で丁寧に描かれています。人見知りをしたり、大人の様子をこっそりうかがったりする姿は、多くの子どもが覚えのある感覚で、読み聞かせをしながら「そういう気持ち、あるよね」と親子で共感し合えるはずです。家族以外の人と関わることの小さな緊張と喜びを、やさしい言葉で伝えてくれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
もしも~だったら?
が次々と広がっていく!
失うことも乗り越えることも優しく学べる絵本です
もし大切なものをなくしてしまったら、という「もしも」から始まる想像の物語です。日常のなかで大事にしているものや当たり前だと思っている存在がなくなってしまったらどうなるのか、そんな問いを軽やかな発想とユーモアを交えながら描いていきます。子どもだけでなく大人にも、失うことや変わってしまうことについてあらためて考えさせられる内容で、読む人の経験によって受け取り方が変わる懐の深い一冊です。読み聞かせでは、子どもの「もしも」を一緒に想像しながら会話を広げる時間になり、大切なものについて親子で語り合うきっかけにもなります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番講談社 | 4〜6歳 | どうぶつ感情物語 | ||
| 2 | 定番小学館 | 4〜6歳 | どうぶつきせつ感情 | ||
| 3 | 定番ブロンズ新社 | 4〜6歳 | どうぶつ感情物語 | ||
| 4 | 定番こぐま社 | 4〜6歳 | どうぶつ感情物語 | ||
| 5 | 定番講談社 | 4〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 6 | 定番アリス館 | 4〜6歳 | 友だち思いやり感情 | ||
| 7 | 定番福音館書店 | 4〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 8 | 定番金の星社 | 4〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 9 | 定番講談社 | 4〜6歳 | かぞく感情物語 | ||
| 10 | ポプラ社 | 4〜6歳 | 感情ユーモア物語 |
感情の絵本は、うれしい・かなしい・おこる・こわいといったさまざまな気持ちに名前をつけ、受けとめる力を育てます。登場人物に共感することで、子どもは自分の気持ちを言葉にできるようになり、友だちの気持ちを想像する土台にもなります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 感情の絵本はどう読むと効果的ですか?
A. 読んだあとに「どんな気持ちだったと思う?」と話してみるのがおすすめです。気持ちを言葉にする練習になり、自分の感情とも上手に付き合えるようになります。
Q. 4歳に「感情」の絵本は向いていますか?
A. 4歳は想像力が広がり、文字・数・ルールにも興味が出てくる時期です。「感情」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、考える楽しさや、言葉遊びのある絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は4歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。