
6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「図鑑」の絵本を探すときは、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶことを意識しつつ、写真や絵が見やすく、眺めて楽しい図鑑を選ぶとよいでしょう。このページでは、6歳の発達と「図鑑」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
6歳で図鑑の絵本を選ぶときは、知識や観察の楽しさにつながる絵本・図鑑を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
おじいちゃんの子ども
時代に引き込まれる!
世代と時間をつなぐ、
家族の物語を感じる一冊です
おじいちゃんが子どもだった昔の暮らしを、当時の遊びや道具、季節ごとの行事などとともに振り返っていく絵本です。今の生活とは違う昔の日常が、丁寧な絵とともに描かれており、電気や道具が少なかった時代に人々がどう工夫して暮らしていたかを具体的に感じ取ることができます。3歳から6歳の子どもにとっては、家族の年配の世代がかつて子どもだったという事実そのものが新鮮な驚きとなり、身近な祖父母への興味や親しみを深めるきっかけになるでしょう。読み聞かせの時間には、実際のおじいちゃんおばあちゃんの子ども時代を尋ねてみたくなるような、世代を超えた対話が生まれ
絵本の分野
本の特徴
日本中を駆け巡る、だじゃれの冒険!
言葉の響きを楽しみながら、
地理感覚も広がる絵本です
日本各地の地名や名物にちなんだ言葉遊びが次々と繰り出される、ことば遊び満載の一冊です。旅をするように日本を巡りながら、耳慣れた地名がだじゃれとして生まれ変わっていく様子が、リズムよくテンポの良い文章で描かれています。4〜6歳の子どもにとっては、言葉の音や意味への興味が広がるきっかけになり、まだ知らない地域の名前にも親しみを感じられるようになります。読み聞かせでは声に出して読むほど楽しさが増し、親子で次々に出てくるだじゃれに笑い合いながら、自然と言葉遊びの面白さを共有できる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
空へのあこがれが、
ページからふわり…!
冒険心と想像力をかき立てる一冊です
空を飛びたいと願った人々の姿を、独特の淡々としたユーモアと詩情あふれる絵で描いた作品です。翼を作ったり工夫を重ねたりしながら、空へのあこがれを抱き続ける人たちの様子が、静かで少し不思議な雰囲気の中に描かれていきます。派手な展開ではなく、じんわりと心に残るような味わいがあり、大人が読んでもふと考えさせられる一冊です。4〜6歳の子には、絵の余白や間を感じ取りながら、想像力を自由に広げるきっかけになるでしょう。読み聞かせでは急かさずゆっくりとページをめくり、子どもがそれぞれに感じたことを言葉にできるような、静かで豊かな時間を過ごせます。
絵本の分野
本の特徴
地球が回って季節は巡る、
その仕組みが分かる!
自然界の営みへの驚きと興味が広がる絵本です
朝がきて夜がくる、そして春から夏、秋、冬へと季節がめぐっていく。子どもたちが当たり前のように過ごしているその移り変わりが、実は地球が自分でくるくるまわり、さらに太陽のまわりを大きくまわっていることから起きていると、やさしい語り口で説明していきます。地球だけでなく太陽までもが宇宙の中で動いているという壮大な話へと広がり、身近な一日や一年の変化から宇宙そのものへと視野が広がっていく構成が魅力です。3〜6歳の子には、昼と夜、季節といった生活の中の実感を出発点にしているため理解しやすく、読み聞かせを通して空や自然への興味、科学的なものの見方の
絵本の分野
本の特徴
空気って、こんなに面白い!
見えない世界への好奇心が目覚める一冊です
わたしたちが毎日あたりまえのように吸ったり吐いたりしている空気は、目に見えないけれどどんな働きをしているのでしょうか。息をするしくみから、風や燃焼、生き物とのかかわりまで、身近な空気の不思議を、やさしい言葉と親しみやすい絵でひとつずつたどっていく科学絵本です。普段意識することのない空気の存在を、体感や生活の場面と結びつけながら考えさせてくれるので、3〜6歳の子どもが自分の体や身のまわりの世界に興味を広げるきっかけになります。読み聞かせでは、実際に息を吸ったり吐いたりしながら親子で確かめ合う時間にもなり、科学的な見方の芽生えを自然に育ん
絵本の分野
本の特徴
だじゃれで世界旅行しちゃおう!
言葉の面白さが満載の絵本です
世界各国をめぐりながら、次々と飛び出すだじゃれで笑わせてくれる愉快な一冊です。国の名前や名物、風景などにちなんだ言葉遊びが軽快なリズムで展開し、声に出して読むほどにおかしみが増していきます。まだ世界地理を知らない小さな子でも、音の面白さやテンポの良さで十分に楽しめる内容です。読み聞かせでは、大人も一緒になって声を出して笑いながら読むことで、言葉のリズムや音の響きに親しむ時間になります。だじゃれを通して言葉への興味が広がり、親子でくすくす笑い合う賑やかなひとときを過ごせる絵本です。
絵本の分野
本の特徴
渡り鳥の大冒険に、
ぐんぐん引き込まれる!
野鳥への興味と自然への畏敬が育つ絵本です
季節がめぐるとともに、はるか遠くまで飛んでいく渡り鳥たちの姿を描いた絵本です。北から南へ、また南から北へと、途方もない距離を渡っていく鳥たちがどんな空を越え、どんな海を渡っていくのか、ダイナミックな絵とともに知ることができます。鳥の巣の観察でも知られる作者らしい、自然への確かなまなざしが感じられる内容で、地図や地球規模の広がりを想像する楽しさもあります。小さな子どもには鳥たちの旅のスケールの大きさが新鮮な驚きとなり、少し大きな子には地理や自然のしくみへの興味の入り口にもなるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
チコちゃんと一緒に、
ナゾが解ける楽しさ!
日常の「なぜ?
」への興味がどんどん広がる一冊です
人気のテレビ番組のキャラクターが素朴な疑問を投げかける形式で、日常の中の「なぜ」を一緒に考えていくシリーズの一冊です。今回取り上げられるのは、人と別れるときに手を振るのはどうしてなのかという身近な仕草の由来にまつわる疑問で、当たり前に行っている行動をあらためて見つめ直すきっかけを与えてくれます。3〜6歳の子どもにとっては、挨拶やお別れの場面を思い浮かべながら、言葉や仕草の意味に興味を持つよい機会になります。読み聞かせでは、クイズを出し合うような掛け合いを楽しみながら、生活の中のふとした疑問について親子で話し合う時間を持てるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
一本の木が持つ歴史と力強さに感動!
自然への思いが深くなる一冊です
広島の街の片隅に立つ一本のエノキの木を通して、あの日起きた出来事と、そこからふたたび芽吹いていったいのちの姿を描いた物語です。大きな木は長い年月のあいだ人々の営みをそばで見つめてきました。傷つきながらも立ち続けた木の姿は、平和やいのちの大切さについて子どもと一緒に考えるきっかけになります。3〜6歳の子どもにとっては難しいテーマも含まれますが、木や季節の移り変わりといった身近なものを通して語られるため、絵本を眺めながら自然に心にとどめていくことができます。読み聞かせの時間には、静かに寄り添うような気持ちで読み進めながら、いのちのつながり
絵本の分野
本の特徴
砂漠のロバとの絆に心ぎゅっと!
異なる環境への想像が広がる一冊です
広く乾いた砂漠を舞台に、タタという名の一頭のロバの姿を通して、そこで生きる人々や動物たちのくらしが静かに描かれる絵本です。荷物を運び、人と共に歩むロバの日々の営みから、砂漠という厳しくも豊かな環境や、そこに息づくいのちのつながりが伝わってきます。派手な出来事ではなく、淡々とした情景の積み重ねが心に残る作りで、絵の力によって遠い土地の空気を感じ取ることができます。2〜5歳の子どもには、見知らぬ風景や動物への興味を広げる機会となり、読み聞かせでは大人も一緒に異国の景色に思いをはせるような、落ち着いた時間になるでしょう。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 5〜6歳 | かぞく図鑑物語 | ||
| 2 | 理論社 | 5〜6歳 | ことば図鑑ユーモア | ||
| 3 | 福音館書店 | 5〜6歳 | 図鑑物語 | ||
| 4 | 定番農山漁村文化協会 | 4〜6歳 | 図鑑きせつ宇宙 | ||
| 5 | 定番童心社 | 4〜6歳 | 図鑑 | ||
| 6 | 理論社 | 5〜6歳 | ことば図鑑ユーモア | ||
| 7 | 定番童心社 | 4〜6歳 | どうぶつ図鑑きせつ | ||
| 8 | 文溪堂 | 5〜6歳 | 図鑑生活シリーズ | ||
| 9 | 童心社 | 5〜6歳 | 図鑑きせつ物語 | ||
| 10 | 定番童心社 | 4〜6歳 | どうぶつ図鑑物語 |
図鑑は、子どもの「知りたい」気持ちに応え、観察する楽しさと知識への入り口をひらきます。最初から全部読む必要はなく、好きなページを眺めるだけでも十分。興味のあるテーマの図鑑は、何度もめくるうちに自然と知識が広がっていきます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 図鑑は何歳から楽しめますか?
A. 2〜3歳から、絵や写真を眺めて指さしするだけでも楽しめます。年齢が上がると説明文も読むようになり、長く使える一冊になります。
Q. 6歳に「図鑑」の絵本は向いていますか?
A. 6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「図鑑」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は6歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。