
2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「数」の絵本を探すときは、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶことを意識しつつ、生活や遊びの中で、自然に数を楽しめる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、2歳の発達と「数」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
2歳で数の絵本を選ぶときは、数や数えることに親しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
穴をくぐるしかけで、
変身の喜びが味わえる!
食べることへの興味が広がり、
数への親しみが深まる絵本です
小さなあおむしが月曜日から次々と食べ物を食べていき、やがて姿を変えていくまでを描いたロングセラー絵本です。鮮やかな色彩の絵と、ページに開いた穴をたどる楽しいしかけが特徴で、2〜5歳の子どもは指でなぞったり数えたりしながら夢中になります。曜日や数、食べ物の名前に興味を持ち始める時期にもぴったりで、自然や生き物への関心を広げるきっかけにもなります。何度読んでも新しい発見があり、読み聞かせのたびに親子で一緒に数えたり食べ物を当てたりする楽しい時間を過ごせます。
絵本の分野
本の特徴
数との出会いが、こんなに楽しい!
遊びながら数の概念を学ぶ一冊です
身の回りにあるものを数えたり並べたりする体験を通して、数という概念に初めて触れる1〜4歳向けの絵本です。数字の暗記を急ぐのではなく、絵に描かれたものを指さしながら「いくつあるかな」と親子で一緒に数えていく過程を大切にした構成になっており、数を数える行為そのものの面白さに気づけるように作られています。ロングセラーとして長く読み継がれてきた内容だけに、無理のない自然な形で数への興味の芽生えを後押ししてくれ、読み聞かせの時間が数遊びのような楽しいやり取りに変わっていく一冊です。
絵本の分野
本の特徴
エルマーといっしょに数を見つけよう!
遊びながら数の概念を自然に学べる一冊です
カラフルなパッチワーク模様でおなじみのぞうが登場し、数をかぞえたり絵の中から何かを探したりして楽しめる一冊です。ページのあちこちに散りばめられた仲間のどうぶつたちや細かなモチーフを見つけながら、自然と数の感覚に親しんでいくことができます。じっくり見比べたり指でさしたりしながら遊べるので、一人で眺めるのはもちろん、親子で「見つけたね」と声をかけ合いながら読むのにも向いています。数や形への興味が芽生え始める年齢の子どもにとって、遊び感覚で数字と出会える楽しい体験になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
数えながら、思わず体が動く!
楽しく遊ぶうちに数への親しみが深まる絵本です
1から10までの数をパンダと一緒に唱えながら、体を動かしてたいそうができる絵本です。1はいちご、2はにわとりというように、数字とかわいい題材が結びつけられており、声に出して数えるうちに自然と数の順番が身についていきます。ページごとに違う動きが登場するので、読み聞かせのときにそのまま真似をして体を動かす遊びにも発展しやすく、じっと座って聞くのが苦手な年齢の子どもでも楽しく参加できます。2歳から5歳の、数への興味が芽生え始める時期にぴったりで、親子で一緒に声を出し、体を動かしながら数の世界に親しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
五味太郎の優しいイラストで、
数の世界が広がる!
遊びながら数学の基礎が身につく一冊です
「ことりが1わ、はなが1りん」というように、身近なものを数えながら1から100までの数字にふれていく絵本です。かわいらしい絵とともに、ものの数え方や10のまとまりの考え方が少しずつ積み重なるように紹介されていて、数字にまだ慣れていない子どもでも自然と数の世界に親しんでいけます。指さしをしながら一緒に数を数えたり、絵の中のものを数えてみたりと、読み聞かせの中で子どもが参加しやすいのも魅力です。数への興味を持ち始めたばかりの年齢の子どもが、最初に手に取る一冊としてじっくり楽しめる内容になっています。
絵本の分野
本の特徴
999匹の兄と1匹の弟、愛おしい絆!
家族の絆と数の世界を同時に味わう、
懐かしくて新しい一冊です
小さなおたまじゃくしのもとに、ある日ちいさな赤ちゃんがやってきて「しっぽもあるし、あしもあるし、ぼくのおにいちゃんでしょう」と話しかけてくる場面から物語が始まります。思いがけない出会いに戸惑いながらもうれしくなっていくおたまじゃくしの気持ちを通して、きょうだいのような関係や大きな数のなかまとの絆が優しく描かれています。数の多さを楽しみながら、家族や仲間を思う気持ちに触れられる内容で、きょうだいがいる子にもいない子にも、あたたかな気持ちで読み聞かせを楽しんでもらえる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
かぞえたり、くらべたり、
遊びながら発見!
数への感覚と論理的思考が自然に育つ絵本です
身の回りにあるものを数えたり、大きさや長さを見比べたりしながら、数やかたちの感覚を養っていく絵本です。ページの中にはさまざまなものが並び、「いくつあるかな」「どちらが多いかな」と問いかけながら見ていくことで、遊びながら数える楽しさに触れられます。ひらがなにも触れられる構成になっており、数と文字の両方に興味を持ち始める時期の子どもにちょうどよい内容です。読み聞かせでは、答えを急がず子ども自身に指さしや声で答えてもらう時間を作ることで、考える力や観察する力を引き出すきっかけになります。
絵本の分野
本の特徴
999ひきの中に、隠れた1ぴき!
名作で遊びながら、
数への興味が芽生える一冊です
春になり、かえるのおかあさんが999ひきのきょうだいたちを「おきなさい」と起こして回ります。ところが何度数えても998ひきしかおらず、どうやら大きいお兄ちゃんが寝坊しているようで、賑やかなきょうだいたちの様子がユーモラスに描かれます。数を数える場面が楽しく登場するので、2〜5歳の子どもが数への興味を持つきっかけにもなり、春らしい生き物たちの様子を感じられる内容です。読み聞かせでは一緒に数を数えたり、寝坊した兄ちゃんの行方を想像したりしながら楽しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
数を比べる楽しさが詰まってる!
遊びながら数の感覚が養える一冊です
りんごの数、子どもの数、動物の数など、身近なものの数をくらべながら「どちらが多いか」「いくつ違うか」を考えていく数の絵本です。絵を目で追いながら一対一で対応させたり、まとめて数えたりすることで、数字を暗記するのではなく実感として捉える力が育まれます。数唱ができるようになってきた子が、次のステップとして数の大小や比較の概念に出会う入り口として親しみやすく、読み聞かせの中で「こっちが多いね」「同じだね」と親子で言葉を交わしながら楽しめます。数への興味が芽生え始めた2歳から、就学前の学びの土台づくりまで、幅広く寄り添ってくれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
数え歌で七福神がやってくる!
リズムと日本文化を楽しむ一冊です
宝船に乗った七福神が、どんぶらどんぶらとやってくる愉快なお話です。恵比寿さまや大黒さま、弁天さま、太鼓腹の布袋さま、毘沙門天、長寿の象徴である福禄寿と寿老人と、七人の神さまが調子のよい数え歌にのって次々と紹介されていきます。声に出して読むと心地よいリズムが生まれる言葉遊びが魅力で、繰り返しを楽しみながら自然と名前や順番を覚えていく子もいるでしょう。船出していく神さまたちの姿には、めでたさや福を届けるという昔ながらの願いが込められており、正月や節目の行事とあわせて読むのにもぴったりです。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番偕成社 | 2〜5歳 | 食育むし・いきもの数 | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 数形 | ||
| 3 | 定番文溪堂 | 2〜5歳 | どうぶつ数探す・見つける | ||
| 4 | 定番講談社 | 2〜5歳 | 音リズム数しかけ | ||
| 5 | 定番玉川大学出版部 | 2〜5歳 | 数 | ||
| 6 | 定番ひさかたチャイルド | 2〜5歳 | どうぶつ数物語 | ||
| 7 | 偕成社 | 2〜5歳 | 数形探す・見つける | ||
| 8 | 定番ひさかたチャイルド | 2〜5歳 | どうぶつ数きせつ | ||
| 9 | 福音館書店 | 2〜5歳 | どうぶつ数探す・見つける | ||
| 10 | 定番こぐま社 | 2〜5歳 | 音リズム数きせつ |
数の絵本は、計算を覚えさせるためではなく、「いくつ?」「どっちが多い?」と数えたり比べたりする楽しさを育てます。生活や遊びの場面で数に触れる経験は、就学後の算数的なセンスの土台になります。問いかけながら読むと、考える楽しさが伝わります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 数の絵本は何歳から楽しめますか?
A. 1〜2歳から、絵を一緒に「いち、に」と数えるだけでも楽しめます。年齢が上がるにつれて、量を比べたり順番を考えたりと、楽しみ方が広がります。
Q. 2歳に「数」の絵本は向いていますか?
A. 2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「数」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は2歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。