
2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「食育」の絵本を探すときは、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶことを意識しつつ、苦手克服を急がせず、食べ物の楽しさが伝わる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、2歳の発達と「食育」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
2歳で食育の絵本を選ぶときは、食べることに興味を持てる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
二匹の友情と、
焼きたてカステラの香りが蘇る!
冒険心と友情の大切さを学べる、
心がぽかぽか温まる一冊です
野ねずみのぐりとぐらが森で見つけた大きな卵をどうやって運び、どんな料理にしようかと知恵を出し合う様子を描いた、日本を代表する定番絵本です。二匹の息の合ったやり取りや工夫する姿は、想像力が育まれていく2〜5歳の子どもたちの好奇心をくすぐります。焼き上がりを待つわくわくした気持ちや、森の仲間たちと分け合う温かさも自然に伝わってきます。読み聞かせを通して、友だちと協力する楽しさや食べることの喜びを親子で味わえる、世代を超えて愛される一冊です。
絵本の分野
本の特徴
穴をくぐるしかけで、
変身の喜びが味わえる!
食べることへの興味が広がり、
数への親しみが深まる絵本です
小さなあおむしが月曜日から次々と食べ物を食べていき、やがて姿を変えていくまでを描いたロングセラー絵本です。鮮やかな色彩の絵と、ページに開いた穴をたどる楽しいしかけが特徴で、2〜5歳の子どもは指でなぞったり数えたりしながら夢中になります。曜日や数、食べ物の名前に興味を持ち始める時期にもぴったりで、自然や生き物への関心を広げるきっかけにもなります。何度読んでも新しい発見があり、読み聞かせのたびに親子で一緒に数えたり食べ物を当てたりする楽しい時間を過ごせます。
絵本の分野
本の特徴
世代を
超えて愛される14ひきシリーズ!
家族の朝ごはんが心あたたまる定番です
野ねずみの14ひき家族が、朝ごはんの準備から食卓を囲むまでの様子を丁寧に描いた作品です。畑で食材を集めたり、みんなで手分けをしたりしながら食事を整える過程が、岩村和朗ならではの緻密で温かな絵で表現されています。家族みんなで食べることの喜びや、当たり前の日常のありがたさが伝わってくる内容で、3〜6歳の子どもが生活習慣や食への関心を育むきっかけにもなります。朝の時間や食事前の読み聞かせにもふさわしい、シリーズを代表する一冊です。
絵本の分野
本の特徴
大家族の温かさと、
自然の恵みが詰まった絵本!
家族の絆と食の大切さを感じる、
ロングセラーです
大家族の野ねずみたちが暮らす人気シリーズの一冊で、家族総出で長いやまいもを掘り出そうと力を合わせる様子を描いたお話です。土を掘り進める作業の大変さや、みんなで協力しながら収穫を喜び合う姿を通じて、3〜6歳の子どもは自然の恵みや家族で力を合わせることの意味を自然と感じ取ることができます。細やかに描かれた野山の風景を眺めながら、食べ物がどのように育ち食卓に届くのかを親子で話し合うきっかけにもなる、季節の恵みを感じられる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
あれ、これってお菓子?それとも…?!
言葉遊びと想像の楽しさが詰まった傑作です
チョコレートやキャンディ、ケーキなど、子どもたちが大好きなお菓子がたくさん登場する楽しいお話です。甘いお菓子の世界がどんなふうに広がっていくのか、ページをめくるたびにわくわくする気持ちが膨らみます。素朴で温かみのある絵柄が、お菓子のおいしそうな雰囲気や幸せな気分を伝えてくれ、見ているだけでも心が弾みます。3歳から6歳ごろの、おやつやお菓子が大好きな時期の子どもにはぴったりの一冊で、読み聞かせをしながら「どのお菓子が食べたい?」などと語りかければ、親子の会話も自然に広がります。
絵本の分野
本の特徴
お友だちの
お弁当から始まる想像の世界!
食べ物への興味と言葉遊びが広がる一冊です
おべんとう箱を開ける前のわくわくした気持ちを、やさしい言葉とあたたかい絵で描いた一冊です。おにぎりやおかずなど、身近な食べものが次々に登場し、何が入っているのかを想像しながらページをめくる楽しさが味わえます。日々の食事という当たり前の場面に隠れた小さな喜びを丁寧にすくい上げていて、食べることへの興味や関心を自然に育みます。読み聞かせでは食べものの名前を一緒に言ってみたり、好きな具材について話したりと、会話が広がりやすいのも魅力です。おべんとうの時間が待ち遠しくなるような、親子で楽しめる作品です。
絵本の分野
本の特徴
ねずみさんのなが
ーいパンで笑顔がほころぶ!
ことばの楽しさと想像力が広がる一冊です
ねずみさんが焼いた長いながいパンをめぐって、次々にいろいろな仲間が現れ、そのパンをどうしようかとにぎやかなやりとりが繰り広げられるお話です。パンの長さがどんどん強調されていく愉快な展開と、繰り返しのリズムが心地よく、言葉を覚え始めたばかりの2歳ごろの子どもでも耳で楽しめる作りになっています。絵はシンプルでわかりやすく、パンや仲間たちの表情から気持ちを読み取りやすいので、初めての読み聞かせにも向いています。食べものを分け合う場面からは、友だちと何かを共有する楽しさや、ちょっとした思いやりの気持ちも自然に伝わってきます。
絵本の分野
本の特徴
カレーライスがで
きるまでを、わくわく体験!
食べ物への興味と親子の時間が深まる一冊です
身近な献立であるカレーライスを題材に、材料をそろえて作り、みんなで食べるまでの様子を親しみやすく描いた絵本です。野菜を切ったり煮込んだりする工程や、湯気の立つ様子、食卓を囲む楽しさが伝わる構成になっており、食べることへの興味や関心を自然に育みます。普段口にする料理がどのように作られているのかを知ることで、食事の時間そのものへの関心が高まり、苦手な食材にも挑戦してみようという気持ちにつながることもあります。親子で「今日はカレーにしようか」と話しながら読む、食育のきっかけにぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
おとうふさんが病院へ。
お見舞いに来たのは…!
世代を超えて愛されるほのぼの昔話の傑作です
たなからおちて「たたたぜんしんだぼく」になってしまったおとうふさんのところに、こんにゃくさんがぺたりぺたりとおみまいにやってきます。だいこんさんやごぼうさんも誘おうとするけれど、それぞれお化粧の最中だったり大掃除の最中だったりして、なかなか思うようにいきません。食べものたちが人のようにおしゃべりし動き回るユーモラスな展開に、小さな子どもたちはきっと声をあげて笑ってしまうでしょう。くり返しの言葉やのんびりした調子が耳に心地よく、読み聞かせのひとときを親子でゆったり楽しめる、あかちゃん向けの昔話絵本です。
絵本の分野
本の特徴
心がほっこりあたたかくなるパン屋さんの
お話!
小さな子も大好きな、
優しい世界観の絵本です
にこにこと笑顔があふれるぱんやさんを舞台にした、小さな子ども向けの物語絵本です。焼きたてのパンが並ぶ様子や、お店で働く人たちのやり取りを通して、身近な生活の一場面を想像しながら楽しめる内容になっています。パンの香りや温かさが伝わってくるような描写に触れながら、子どもは自分がお店に行った経験と重ね合わせて物語の世界に入り込みやすいでしょう。読み聞かせでは好きなパンの話をしたり、登場人物の表情をまねしたりしながら、親子でほっこりとした時間を過ごすことができます。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 食育どうぶつ友だち | ||
| 2 | 定番偕成社 | 2〜5歳 | 食育むし・いきもの数 | ||
| 3 | 定番童心社 | 2〜5歳 | 食育かぞく物語 | ||
| 4 | 定番童心社 | 2〜5歳 | 食育かぞくきせつ | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 食育ユーモア物語 | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 食育生活物語 | ||
| 7 | 定番こぐま社 | 2〜5歳 | 食育音リズムユーモア | ||
| 8 | 定番フレーベル館 | 2〜5歳 | 食育生活 | ||
| 9 | 定番童心社 | 2〜5歳 | 食育ユーモア物語 | ||
| 10 | 定番 | 2〜4歳 | 食育物語ごっこ遊び |
食育の絵本は、「食べなさい」と促すためではなく、食べ物や食事の時間そのものを楽しいと感じてもらうための一冊です。おいしそうな絵や、食べ物が主役のワクワクするお話は、苦手なものへの心のハードルをそっと下げてくれます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 好き嫌いが多い子にも効果はありますか?
A. 絵本で「この食べ物、おもしろい」と感じることが第一歩です。すぐ食べられるようにならなくても、食べ物への親しみが少しずつ好き嫌いをやわらげていきます。
Q. 2歳に「食育」の絵本は向いていますか?
A. 2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「食育」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は2歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。