
1歳は身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増える時期です。「食育」の絵本を探すときは、生活・動物・乗り物など、身近な題材で参加できる絵本を選ぶことを意識しつつ、苦手克服を急がせず、食べ物の楽しさが伝わる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、1歳の発達と「食育」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
1歳で食育の絵本を選ぶときは、食べることに興味を持てる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
焼きたてパンケーキの
香りが漂う、親子時間!
リズムよく進む物語で、
食べることの楽しさが伝わる一冊です
しろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキの生地を混ぜ、フライパンで焼き上げていく様子を描いた、人気シリーズの一冊です。「ぽたあん、ぐつぐつ、ふくふく」といった耳に心地よい擬音が繰り返し登場し、2〜4歳の子どもが自然とリズムに合わせて言葉を口ずさみたくなります。ホットケーキが焼き上がっていく過程を追ううちに、食べることへの興味や、台所に立つ大人の様子への関心が育まれていくでしょう。読み聞かせのたびに何度も「もう一回」とせがまれる、家庭の食卓とも結びつきやすい定番の一冊です。
絵本の分野
本の特徴
春の喜びをまるごと味わえる!
季節の恵みを感じる絵本です
あかく色づいたいちご畑で、小さな子どもが夢中になっていちごを摘んでいく様子が生き生きと描かれた作品です。摘んでは味わい、また摘むというシンプルな繰り返しの中に、季節の恵みを感じる喜びやみずみずしい味わいが伝わってきて、2〜5歳の子どもにとっては絵を見ているだけでいちごの甘酸っぱさが想像できるような一冊です。食べることの楽しさや自然の恵みに触れる体験を、読み聞かせを通して親子で共有できる時間になり、実際にいちご狩りに出かける前後に読むと一層親しみが深まります。
絵本の分野
本の特徴
リズムに乗って、食べ物の楽しさ発見!
言葉の響きと食べ物への興味が広がる絵本です
食べることが大好きな子どもたちの気持ちを、リズミカルな言葉とユーモラスな絵で歌うように綴った詩の絵本です。ごはんやおやつ、身近な食べものが次々と登場し、口ずさみたくなるような軽快な調子で食べる喜びが表現されています。難しい物語ではなく、音のおもしろさと食べものへの親しみを味わえる構成で、言葉を覚え始めた2歳頃から声に出して楽しめます。読み聞かせでは、親子で一緒に声を合わせたり体を揺らしたりしながら、食事の時間がより楽しく感じられるようなひとときを作ってくれます。
絵本の分野
本の特徴
おいもさんたちの冒険が
テンポよく広がる!
言葉のリズムを楽しむ古典的な一冊です
お池やたらいの水にぽちゃんと落ちてしまったおいもさんたちが、そのあとどうなっていくのかを楽しく見せてくれるお話です。リズミカルな繰り返しの言葉と、丸くて愛らしいおいもさんの姿が印象的で、耳と目の両方で楽しめる構成になっています。まだ長いお話が難しい小さな子どもでも、テンポのよい言葉の響きに引き込まれ、思わず一緒に声を出したくなるでしょう。読み聞かせの場では、次のページをめくる前に「どうなるかな」と問いかけながら読むと、親子で想像を膨らませる時間になります。身近な食べものを題材にしているため、日常の食への関心にもつながる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
おかずたちがリズムよく踊り込む、
楽しい弁当箱の物語!
親子で一緒に繰り返しの心地よさを味わえる絵本です
おべんとうばこさんのところに、いろいろな食べものたちが「あいてますか〜」と次々にやってくる、やさしい語りかけが心地よい一冊です。おにぎりやたまごやきなど、身近な食べものが登場するたびに、おべんとうばこの中がにぎやかになっていく様子が、くり返しのリズムとともに描かれていきます。声に出して読むと自然と調子がついてくる言葉づかいなので、読み聞かせをしていると子どもも一緒に「あいてますか〜」と口ずさみたくなるはずです。1歳から4歳ごろの、食べものやお弁当に親しみを持ち始める時期にぴったりで、食育のきっかけにもなる内容です。
絵本の分野
本の特徴
いち、に、さん…数えて、
笑って、おやつの秘密!
数の概念と楽しさが一度に身につく一冊です
あかちゃん、あおちゃん、きいろちゃんという三匹が、帽子をかぶったりぶらんこに乗ったりしながら、いち、に、さんと数を数えて仲良く遊んでいきます。繰り返されるリズミカルな数え歌のような言葉が心地よく、色や数への興味を自然に引き出してくれます。楽しく遊んでいた三匹の前に、おやつの場面でちょっとした出来事が起こり、物語に小さな展開が生まれます。短くやさしい言葉で構成されているため、読み聞かせの時間も短く、集中がまだ続きにくい年齢の子どもでも最後まで楽しめる、繰り返し読みたくなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
野菜たちと仲良くなれるお話だ!
食べ物への親しみと好奇心が自然に育つ絵本です
にんじんやきゅうり、トマトなど身近な野菜が次々と登場し、それぞれの形や色の特徴が親しみやすいタッチで描かれる絵本です。シンプルで力強い絵柄が野菜そのものの魅力を引き立て、小さな子どもでも一目で何の野菜か分かりやすく楽しめます。食卓でよく目にする野菜が絵本の中に出てくることで、苦手意識のある子も興味を持つきっかけになるかもしれません。読み聞かせの際には、実際に食べたことのある野菜を話題にしながら読み進めると、食への関心を育む会話が自然に生まれ、親子で食卓を楽しむ時間にもつながります。
絵本の分野
本の特徴
りんごひとつから広がる数の世界!
数字への興味を自然に引き出す古典です
木からぽとりと落ちた一つのりんごをめぐって、森に暮らす小さな生きものたちが次々に集まってくるお話です。誰かが見つけ、誰かがかじり、また誰かがやってくるという繰り返しの展開は、小さな子どもにとって次に何が起こるか予想しながら楽しめる心地よいリズムを持っています。やさしい絵柄で描かれる森の仲間たちの表情や仕草も見どころで、りんごという身近な果物を通して「ひとつ」「わける」といった数や量の感覚に自然に触れることができます。言葉が少なく繰り返しの多い構成なので、1〜3歳の子どもが自分でページをめくりながら見るのにも向いており、読み聞かせでは声
絵本の分野
本の特徴
リズムよく、
楽しくくり返される言葉遊び!
何度も読みたくなる懐かしの名作一冊です
焼けていくおせんべいたちのやりとりを、リズミカルな言葉とくり返しで楽しく描いた一冊です。「やけたかな、まだかな」といった調子のよい響きが心地よく、読んでいるうちに自然と声に出したくなるような言葉遊びの楽しさがあります。ユーモラスな絵の表情も相まって、小さな子どもでも展開を予想しながら笑って楽しめる内容です。長く読み継がれてきた定番作品らしく、繰り返し読んでも飽きがこない構成になっており、読み聞かせの場では親子で一緒に声を合わせたり、リズムに乗って盛り上がったりする時間を作りやすい一冊です。
絵本の分野
本の特徴
「おべんとうバス」の
真珠まりこが贈る、おせちの大合唱!
リズムと笑顔に満ちた、
お正月の定番になる絵本です
おせちに入っているさまざまな食べ物たちが、名前を呼ばれるたびに元気よくお返事をしながら次々と登場していく絵本です。数の子や黒豆、えびなど、お正月らしい食材が次々と顔を出す様子はリズムがよく、繰り返しの言葉遊びが心地よく響きます。お返事をすることが大好きな年齢の子にとっては、一緒に声を出して参加できる楽しさがあり、食べ物への親しみも自然に育まれます。お正月の時期の読み聞かせはもちろん、日常の中でも食育につながる一冊として、親子で声を掛け合いながら温かい時間を過ごせます。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番こぐま社 | 1〜4歳 | 食育音リズム生活 | ||
| 2 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 食育きせつ物語 | ||
| 3 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 食育音リズムことば | ||
| 4 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 食育音リズムユーモア | ||
| 5 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 食育音リズムことば | ||
| 6 | 定番童心社 | 1〜3歳 | 食育数 | ||
| 7 | 定番こぐま社 | 1〜4歳 | 食育色図鑑 | ||
| 8 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 食育どうぶつ数 | ||
| 9 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 食育音リズムユーモア | ||
| 10 | 定番ひさかたチャイルド | 1〜4歳 | 食育音リズム物語 |
食育の絵本は、「食べなさい」と促すためではなく、食べ物や食事の時間そのものを楽しいと感じてもらうための一冊です。おいしそうな絵や、食べ物が主役のワクワクするお話は、苦手なものへの心のハードルをそっと下げてくれます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 好き嫌いが多い子にも効果はありますか?
A. 絵本で「この食べ物、おもしろい」と感じることが第一歩です。すぐ食べられるようにならなくても、食べ物への親しみが少しずつ好き嫌いをやわらげていきます。
Q. 1歳に「食育」の絵本は向いていますか?
A. 1歳は身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増える時期です。「食育」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、生活・動物・乗り物など、身近な題材で参加できる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は1歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。