
2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「きょうだい」の絵本を探すときは、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶことを意識しつつ、上の子・下の子それぞれの気持ちに寄り添えるお話を選ぶとよいでしょう。このページでは、2歳の発達と「きょうだい」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
2歳できょうだいの絵本を選ぶときは、きょうだいとの関係や、下の子が生まれたときの気持ちに寄り添える絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
999匹の兄と1匹の弟、愛おしい絆!
家族の絆と数の世界を同時に味わう、
懐かしくて新しい一冊です
小さなおたまじゃくしのもとに、ある日ちいさな赤ちゃんがやってきて「しっぽもあるし、あしもあるし、ぼくのおにいちゃんでしょう」と話しかけてくる場面から物語が始まります。思いがけない出会いに戸惑いながらもうれしくなっていくおたまじゃくしの気持ちを通して、きょうだいのような関係や大きな数のなかまとの絆が優しく描かれています。数の多さを楽しみながら、家族や仲間を思う気持ちに触れられる内容で、きょうだいがいる子にもいない子にも、あたたかな気持ちで読み聞かせを楽しんでもらえる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
雨の日、兄妹が見つけたふしぎな世界!
雨を新しい目で見つめる感性が磨かれる絵本です
雨の降る日、お留守番をすることになった兄妹が過ごすひとときを描いた物語です。窓の外にはしとしとと雨が降り続き、いつもと違う静けさの中で、二人は何やら不思議なものを目にしていきます。力強くやわらかな絵の表現を通して、雨音や湿った空気、光の揺らぎといった自然の気配が伝わってくるような作品です。2〜5歳の子にとっては、雨の日特有の少し心細いような、それでいてわくわくするような気持ちに寄り添ってもらえる内容で、読み聞かせでは、雨の日の窓辺を思い出しながら親子で静かに絵に見入る、豊かな時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
だれかさんへの思いや
りがあふれた物語!
誰かのためにという気持ちを自然に育てる絵本です
「これはだれかさんのぶん」と、身の回りのものを誰かのために取っておく気持ちを描いた絵本です。おやつやものを分け合う場面を通して、自分だけでなく誰かのことを思いやる気持ちが自然に描かれており、兄弟や友だちと物を分ける経験が増えてくる年齢の子どもの心に寄り添う内容になっています。やさしい絵と言葉で語られるので、難しい説明をしなくても思いやりのニュアンスが伝わります。読み聞かせでは、自分にも「だれかさんのぶん」を用意してあげたくなるような、温かい気持ちを親子で共有できる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
ペンギンきょうだいの冒険、いざ出発!
乗り物好きな子も友情の物語も楽しめる一冊です
ペンギンのきょうだいが列車に乗って旅に出かける様子を描いたおはなしです。車窓から見える景色や道中で出会う出来事を通して、きょうだいならではのやりとりやちょっとした冒険心が伝わってきます。2〜5歳の子どもたちにとって、電車や旅というわくわくする題材はとても魅力的で、ページをめくるたびに次はどこへ着くのだろうという期待感が膨らみます。きょうだいで助け合ったり譲り合ったりする場面もあり、家族で読めば旅の楽しさとともに、身近な人との関わり方を感じ取れる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
ながねぎの兄弟が、くすっと笑わせる!
個性的なキャラクターの物語が楽しい一冊です
長ねぎの姿をしたきょうだいたちが繰り広げる、くすっと笑える物語です。八百屋さんの店先や台所など身近な場所を舞台に、個性豊かな長ねぎきょうだいがそれぞれの持ち味を生かしながら騒動を巻き起こしていく様子が、テンポよく描かれます。野菜を擬人化した発想のおもしろさと、リズミカルな言い回しが小さな子どもの耳にも心地よく響きます。2〜5歳の子には、身近な食べものへの興味を広げるきっかけにもなり、読み聞かせの場では思わず声を出して笑ってしまうような、親子で共有できる楽しい時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
ペンギン兄弟と船で大冒険!
家族でドキドキ体験できる物語です
仲良しのペンギンきょうだいが、大きな船に乗って旅に出るお話です。小さな島に立ち寄って魚たちと泳いだり、船長さんが作ってくれる特別なハンバーガーを味わったりしながら、船はやがて大きな島を目指して進んでいきます。次はどんな島に着くのだろう、そこには何があるのだろうと、ページをめくるたびに新しい景色が広がるので、小さな子でも旅の高揚感を一緒に味わえます。きょうだいで力を合わせたり、時には言い合いをしながらも助け合ったりする姿は、身近な兄弟姉妹の関係にも重なり、親子で「うちもこんな感じだね」と話すきっかけになりそうです。
絵本の分野
本の特徴
兄姉になる子の気持ちが
いっぱい詰まってる!
新しい家族との関係を優しく描く絵本です
小さなあかちゃんの一日を、寝顔やしぐさ、泣いたり笑ったりする様子とともにやさしく見つめていく絵本です。おうちに新しい家族が増えたばかりのお子さんにとって、あかちゃんがどんな存在なのかをそっと教えてくれる内容になっています。ことばは少なく、シンプルな絵と展開なので、これからおにいちゃん・おねえちゃんになる2歳から5歳頃のお子さんにも無理なく届きます。読み聞かせを通して、あかちゃんへの興味や愛情が自然に育まれ、家族が増える喜びを親子で分かち合う時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
お兄ちゃんの思惑と現実の
ズレが、おもしろい!
兄弟姉妹の関係を温かく描いた一冊です
小さな弟に、自分が大好きな「ぽいぽい遊び」を教えてあげようとするお兄ちゃん(お姉ちゃん)の姿を描いたお話です。うまく伝わらなかったり、思い通りにいかなかったりする中で芽生える、じれったさと愛おしさが入り混じったきょうだいならではの気持ちが、身近な日常のワンシーンとしてやさしく表現されています。年下のきょうだいがいる子はもちろん、これからきょうだいが増える子にも親近感のわく内容で、読み聞かせを通して「教えてあげる」うれしさや戸惑いを一緒に感じられる時間になります。親子で「うちではどうかな」と話すきっかけにもぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
動物たちからのお手紙で、
おねえちゃんの気持ちがふくらむ!
新しい家族を迎える喜びと優しさが育つ絵本です
もうすぐ赤ちゃんが生まれる女の子のもとに、動物たちから一通ずつお手紙が届きます。お世話をするときの心構えや、一緒に過ごす楽しみについて、やさしい言葉でひとつずつ教えてくれる内容で、読み進めるうちに赤ちゃんを迎える準備がわくわくした気持ちに変わっていきます。きょうだいができることへの不安や戸惑いを抱えやすい2〜5歳の子どもにとって、自分も家族の大切な役割を担えるのだという安心感につながる一冊です。読み聞かせの時間には、保護者と一緒に「お姉ちゃん・お兄ちゃんになる」ということについて話し合うきっかけにもなり、家族みんなで赤ちゃんの誕生を待
絵本の分野
本の特徴
お姉ちゃんだって甘えたい!
姉妹の本音が通じ合う瞬間を感じる絵本です
弟が生まれて数か月がたった姉妹の日常を描いたお話です。お姉ちゃんになった上の子が、妹に向かって「お姉ちゃんはお母さんに甘えられない」という気持ちをつい口にしてしまう場面から、自分自身の甘えたい気持ちにも気づいていく様子が描かれます。きょうだいが増えたことで生まれる誇らしさと寂しさが入り混じった複雑な感情を、子どもの目線でやさしく丁寧にすくい取った内容で、同じ経験をしている子はもちろん保護者にとっても気づきの多い一冊です。読み聞かせを通して気持ちを言葉にする手助けにもなります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番ひさかたチャイルド | 2〜5歳 | どうぶつ数物語 | ||
| 2 | フレーベル館 | 2〜5歳 | 音リズム雨の日きょうだい | ||
| 3 | 金の星社 | 2〜5歳 | 食育思いやりきょうだい | ||
| 4 | ブロンズ新社 | 2〜5歳 | のりもの物語きょうだい | ||
| 5 | 童心社 | 2〜5歳 | 食育ユーモア物語 | ||
| 6 | ブロンズ新社 | 2〜5歳 | のりもの物語きょうだい | ||
| 7 | 絵本館 | 2〜5歳 | かぞく生活きょうだい | ||
| 8 | 童心社 | 2〜5歳 | かぞくユーモアきょうだい | ||
| 9 | こぐま社 | 2〜5歳 | どうぶつかぞく思いやり | ||
| 10 | 岩崎書店 | 2〜5歳 | かぞく感情物語 |
きょうだいの絵本は、新しい家族が増えるときの複雑な気持ちや、きょうだい同士のけんか・仲直りを自然に描きます。上の子が抱く不安や寂しさに寄り添うお話は、きょうだいができる前後の心の準備にも役立ちます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 下の子が生まれて上の子が不安定なときに読むといいですか?
A. 「同じ気持ちの子がいるんだ」と感じられるお話は、上の子の気持ちを受け止める助けになります。読んだあとに気持ちを聞いてあげると、より安心につながります。
Q. 2歳に「きょうだい」の絵本は向いていますか?
A. 2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「きょうだい」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は2歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。