
2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「図鑑」の絵本を探すときは、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶことを意識しつつ、写真や絵が見やすく、眺めて楽しい図鑑を選ぶとよいでしょう。このページでは、2歳の発達と「図鑑」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
2歳で図鑑の絵本を選ぶときは、知識や観察の楽しさにつながる絵本・図鑑を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
こぐまの友情に心がときめく!
名作が贈る親子の絆と遊びの喜びが詰まった一冊です
二頭の子ぐまが森の中でじゃれ合ったり、木に登ったり、水辺で過ごしたりする姿を、写真ならではの自然な表情でとらえた一冊です。文章は少なく、こぐまたちの仕草や動きそのものが物語のように伝わってくる構成になっており、2〜4歳の子どもでも視線を写真に集中させながら楽しむことができます。読み聞かせでは、言葉を多く説明しなくても、子ぐまの表情や動作を指さしながら「なにしてるのかな」と語りかけることで、親子の会話が自然に生まれるでしょう。動物への興味や、友だちと過ごす楽しさを素直に感じ取れる内容です。
絵本の分野
本の特徴
色が違う温泉に入ると、
動物たちが大変身!
想像の世界を思いっきり楽しむ一冊です
あったかいお湯にみんなでつかると、体もこころもほっとゆるみます。この絵本には、ぞうやかば、うさぎなど、さまざまな生き物たちが登場し、それぞれの体つきや個性に合わせた愉快な温泉が次々に出てきます。長い鼻を伸ばしてつかる温泉や、体の模様がお湯に映る温泉など、想像力をくすぐる場面がユーモラスに描かれ、読んでいるうちに思わず笑ってしまう仕掛けがいっぱいです。2歳から5歳ごろの子どもは、動物たちのしぐさや温泉の形を見比べながら、自分だったらどんな温泉に入りたいかを想像して楽しめます。
絵本の分野
本の特徴
タグボートの一日に、
乗り物の世界が広がる!
働く乗り物への興味が深まる一冊です
港で働く小さなたぐぼーとが、大きな船を引っ張ったり押したりしながら一日の仕事をこなしていく様子を描いた物語です。海や船の様子がシンプルで力強い絵によって表現されており、働く乗り物の姿を通じて港の一日の流れを感じ取ることができます。乗り物が好きな2〜5歳の子どもにとっては、たぐぼーとの動きや役割に興味津々になれる内容で、繰り返し眺めたくなる魅力があります。読み聞かせでは、船の音や動きを声に出して真似しながら、働くことの大切さや達成感を親子で感じられるひとときになるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
秋の色と風情が、
ページ中いっぱいに広がる!
季節の美しさを肌で感じる感性が育つ一冊です
色づいた葉っぱが次々にあそびにきて、あきという季節がもつ色や表情を軽やかに見せてくれる絵本です。赤や黄色に染まった葉、木の実、風のにおいなど、身のまわりにある秋のうつろいが、やさしい言葉とともに描かれていきます。難しい説明はなく、目に映る色や形の変化をそのまま楽しむつくりなので、絵本を読みながら親子で「本当だ、色が変わっているね」と外の景色を見比べたくなるはずです。2〜5歳の子にとっては、季節の変化に気づく最初のきっかけになり、色の名前や違いにも自然と親しめます。
絵本の分野
本の特徴
飛行機の窓から見える世界がひろがる!
身のまわりへの気づきや観察力が育つ絵本です
飛行場を飛び立った飛行機が、よく晴れた空を進んでいくお話です。眼下には煙突や木々、山などさまざまな景色が広がり、進むたびに「きをつけて」という声がかけられます。シンプルな言葉とやさしい絵で描かれるので、小さな子どもでも情景を思い浮かべやすく、乗り物や景色への興味を広げるきっかけになります。くり返されるやさしい呼びかけの言葉は、読み聞かせのリズムとしても心地よく響き、安心感を与えてくれます。親子で一緒に空の旅を想像しながら、穏やかで温かいひとときを過ごせる絵本です。
絵本の分野
本の特徴
長い鼻でなんもできちゃう、
その秘密は?!
言葉遊びと想像力がぐんぐん広がる絵本です
ぞうの長い鼻をはじめ、いろいろな動物の体の一部に注目して「これでなにするの?」と問いかけながら進んでいく絵本です。長い鼻や大きな耳、するどいつめなど、身近な動物の特徴を子どもと一緒に見比べながら、その使い道を想像して楽しめます。言葉のリズムがやさしく、答えを声に出したくなる作りなので、読み聞かせの時間に親子でやり取りしながら読み進めるのにぴったりです。動物への興味と、言葉で考えたり答えたりする力を自然に引き出してくれる一冊で、2歳頃からくり返し楽しめます。
絵本の分野
本の特徴
生まれたての子ゾウ、本当のおはなし!
いのちの成長を身近に感じられる絵本です
テレビの全国放送でも紹介された、生まれてから半年ほどの子ゾウ「ひめちゃん」の成長を追った写真構成の一冊です。よちよちと歩く姿やお母さんゾウとの触れ合い、仲間との関わりなど、日々の暮らしぶりが写真とともに丁寧に描かれ、動物園で暮らす象の生態を身近に感じることができます。図鑑のように動物への興味を広げつつ、物語のようにひめちゃんの成長を追いかけられる構成なので、幼児から小学校低学年まで幅広く楽しめます。命の育ちや親子の情愛について、親子で感じ合いながら読み進められる作品です。
絵本の分野
本の特徴
虫たちのサーカスで大興奮!
小さな生き物への親しみが深まる絵本です
草むらや野原に暮らす小さな虫たちが、まるでサーカスの芸人のように次々と技を披露していく絵本です。跳んだり、糸を張ったり、体をくるりと丸めたりと、実際の虫の特徴や動きをもとにした愉快な演目が続き、見ているだけで虫たちの体のつくりやくらしぶりが自然と伝わってきます。ユーモラスな語り口と軽快な展開で、虫が少し苦手な子でも親しみを感じやすい構成になっています。2〜5歳の子どもにとっては、身近な生きものへの興味を広げるきっかけになり、読み聞かせの場では次はどんな芸が出てくるかと期待しながら、笑いとともに盛り上がるひとときが生まれるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
かぶとむし目線で虫の世界へ冒険!
自然の営みを温かく描いた物語です
卵から生まれたかぶとむしの「ぶんちゃん」が、幼虫からさなぎ、そして立派な成虫へと育っていく様子を、身近な生きものの物語として描いた作品です。土の中で過ごす時間や、姿を変えていく不思議さが、やさしい語り口で綴られています。実際に虫を飼っているような気持ちで、ぶんちゃんの成長を追いかけられるので、生きものに興味を持ち始めた2〜4歳の子にぴったりです。読み聞かせを通して、命がつながっていくことや、小さな生きものへの親しみを自然に感じられる時間になるでしょう。夏に虫探しをする前の導入としてもおすすめです。
絵本の分野
本の特徴
くわがたの冒険に
わくわくが止まらない!
虫への好奇心が芽生える絵本です
くわがた虫の男の子を主人公に、虫たちの暮らしぶりや仲間との関わりを描いた物語です。土の中や木のまわりといった身近な自然の中で繰り広げられる出来事を通して、虫という小さな生き物にも自分たちと同じような日常や気持ちがあることを感じ取ることができます。丁寧に描かれた虫や自然の様子は、図鑑的な興味を持ち始めた子どもの好奇心もくすぐってくれます。読み聞かせでは、くわがたの気持ちに寄り添いながら声をかけていくと、子どもも物語の中の出来事を自分のことのように受け止め、生き物への親しみを深めるきっかけになります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番こぐま社 | 2〜4歳 | どうぶつ図鑑 | ||
| 2 | 定番そうえん社 | 2〜5歳 | どうぶつ図鑑おふろ | ||
| 3 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | のりもの図鑑物語 | ||
| 4 | 定番小学館 | 2〜5歳 | 色図鑑きせつ | ||
| 5 | 定番童心社 | 2〜5歳 | のりもの図鑑シリーズ | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | どうぶつことば図鑑 | ||
| 7 | 定番ひさかたチャイルド | 2〜6歳 | どうぶつ図鑑物語 | ||
| 8 | 童心社 | 2〜5歳 | むし・いきもの図鑑ユーモア | ||
| 9 | 童心社 | 2〜5歳 | むし・いきもの図鑑物語 | ||
| 10 | 童心社 | 2〜5歳 | むし・いきもの図鑑物語 |
図鑑は、子どもの「知りたい」気持ちに応え、観察する楽しさと知識への入り口をひらきます。最初から全部読む必要はなく、好きなページを眺めるだけでも十分。興味のあるテーマの図鑑は、何度もめくるうちに自然と知識が広がっていきます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 図鑑は何歳から楽しめますか?
A. 2〜3歳から、絵や写真を眺めて指さしするだけでも楽しめます。年齢が上がると説明文も読むようになり、長く使える一冊になります。
Q. 2歳に「図鑑」の絵本は向いていますか?
A. 2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「図鑑」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は2歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。