
3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「図鑑」の絵本を探すときは、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶことを意識しつつ、写真や絵が見やすく、眺めて楽しい図鑑を選ぶとよいでしょう。このページでは、3歳の発達と「図鑑」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
3歳で図鑑の絵本を選ぶときは、知識や観察の楽しさにつながる絵本・図鑑を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
人間とどうぶつ、それぞれの家の秘密!
身近な住まいを新しい視点で知る一冊です
人はなぜ家に住むのか、雨や風、暑さ寒さから身を守るためにどんな工夫が凝らされてきたのかを、身近な暮らしの視点からやさしく紐解いていく一冊です。屋根や壁、窓など住まいを形づくる部分に目を向けながら、世界にはさまざまな形の家があることも伝わる内容になっています。小さな子どもにとって当たり前すぎて意識しない「家」というものを、あらためて発見の対象として見つめ直すきっかけになります。読み聞かせを通じて、自分の家や暮らしについて親子で話すきっかけが生まれ、身近な環境への興味や社会性を育む時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
動物たちの得意技を次々発見できる!
自然界の多様性に気づく、
好奇心を刺激する一冊です
「はしれますか、とべますか」という問いかけとともに、さまざまなどうぶつたちの体のつくりや動き方の違いを見比べていく科学絵本です。速く走れるもの、高く跳べるもの、あるいは苦手なものなど、身近などうぶつから意外な生きものまで登場し、比べることで自然と観察の目が育っていきます。単なる知識の紹介にとどまらず、なぜそのような違いが生まれるのかを考えるきっかけにもなり、自然や生きものへの興味を広げたい年齢の子にぴったりです。親子でクイズのようにやりとりしながら読める、発見の多いひとときが味わえます。
絵本の分野
本の特徴
目、耳、手…からだの
部分が擬人化して大活躍!
自分のからだへの興味と理解が広がる絵本です
目や耳、手や足など、からだのいろいろな部分が「みなさん」として登場し、それぞれがどんな働きをしているのかをユーモラスに問いかけてくる一冊です。からだの動きと心の動きがどうつながっているのかを、身近な言葉と絵でやさしく考えさせてくれます。難しい説明ではなく、身近な自分のからだに目を向けながら「どうしてそう感じるのだろう」と想像を広げられる構成になっています。2〜5歳の子どもにとっては、自分の体の部分を指さして確かめながら聞ける親しみやすさがあり、自分の存在やからだへの興味を育むきっかけになります。
絵本の分野
本の特徴
想像の船に乗って、冒険へ出発!
長く愛される名作で、
冒険心を刺激する一冊です
大きな客船が港を出て、海の向こうへと進んでいく様子を、力強く親しみやすい絵で描いた一冊です。汽笛を鳴らして出港する船、波を分けて進む船体、すれ違う他の船や、行く先に広がる港町の風景など、船旅にまつわる情景が次々と登場し、船が好きな子どもの心をとらえます。細部まで描き込まれた船の姿は大人が見ても見応えがあり、乗り物の仕組みや旅の雰囲気を感じ取るきっかけになります。文章は簡潔なので、小さな子でも絵を眺めながら物語の流れを追いやすく、読み聞かせでは船の汽笛や波の音を声に出して楽しむこともできます。
絵本の分野
本の特徴
桜の美しさに心がときめく!
季節の移ろいを感じる感性が育つ一冊です
一本の桜の木が、冬の眠りから目覚めてつぼみをふくらませ、やがて満開になり、花吹雪となって散っていくまでを、静かに丁寧に描いた絵本です。派手な出来事は起こりませんが、木のまわりに集まる人々や生きものの様子を通して、季節がめぐる時間の流れそのものを味わうことができます。桜という身近な存在をじっくり見つめ直すきっかけになり、春を待つ気持ちや自然の美しさに触れる読み聞かせの時間にぴったりです。小さな子には色の変化を楽しむ絵本として、少し大きな子には季節の移ろいを感じる絵本として、長く親しめる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
トンボ池の冒険で、自然のすごさ発見!
生き物の営みへの興味が自然と芽生える傑作です
あまがえるが主人公となって、トンボが暮らす池の世界を探検していく自然観察の絵本です。水面や水の中、草むらといった池のまわりに広がる小さな生き物たちの様子が、細やかな絵とともに描かれ、トンボの成長や池の生き物たちのつながりを楽しみながら知ることができます。3歳から5歳ごろは身近な虫や生き物への関心が芽生える時期で、実際に池や水辺を訪れたときの発見にもつながる内容です。読み聞かせでは、絵の中にどんな生き物が隠れているか一緒に探しながら、自然への好奇心をじっくり育む時間になります。
絵本の分野
本の特徴
自由な形のバーバパパが大活躍!
柔軟な発想と家族の絆を感じる物語です
自由自在に姿を変えられる不思議な一家が、村にある水車小屋と関わっていく様子を描いた物語です。水の力で動く昔ながらの仕組みに興味を持ちながら、家族それぞれが持ち味を生かして周囲の人々のために力を貸していきます。牧歌的な風景の中で繰り広げられるやりとりは、協力することの楽しさや、身近な道具や仕組みへの興味を自然に引き出してくれます。カラフルで愛らしい姿の家族が繰り広げる展開は、小さな子どもにも親しみやすく、読み聞かせのひとときを穏やかで楽しいものにしてくれるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
魚の目で見た池の物語、
いのちの繋がりが見える!
自然界の営みを感じながら、
命への感謝が育つ絵本です
池のほとりに暮らす女の子とわちゃんと、水の中で生きる小さな魚シナイモツゴのトトくんが出会うところから物語は始まります。水面をはさんで、人間の目から見える景色と、魚の目から見える景色はまるで違うもの。命をつなぐ水のありがたさや、身近な池や川にひっそりと暮らす生きものたちの存在に、絵とことばを通してそっと気づかせてくれます。力強く生命感あふれる絵は、小さな子どもの心にも自然への興味と驚きを芽生えさせてくれるでしょう。読み聞かせのあとには、近所の川や池をのぞきに行きたくなるかもしれません。
絵本の分野
本の特徴
足元の地面の下には古代の動物たちが!
世代を超えて愛される、
不思議な世界への入口です
地面の下にはどんな世界が広がっているのだろうという子どもらしい疑問から出発し、土の中に眠るマンモスや古代の生きものたちの姿を掘り下げるように見せてくれる絵本です。細やかな絵で地層や土の中の様子が描かれ、普段は目にすることのない地下の世界への想像がふくらみます。恐竜や大きな生きものが好きな年齢の子どもにとっては、図鑑のような発見の喜びと物語のようなわくわく感を同時に味わえる内容です。読み聞かせでは「この下には何がいるのかな」と一緒に想像を巡らせながら、地面という身近な存在を新しい目で見つめ直す時間になります。
絵本の分野
本の特徴
寝癖の秘密を、イラストで楽しく探検!
身近な不思議への好奇心が目覚める絵本です
朝起きたときにできている不思議な寝ぐせに注目し、その仕組みや成り立ちについて独特の発想でユーモラスに考えていく絵本です。身近だけれど誰も深く考えたことのない寝ぐせという題材を通して、当たり前のことを面白がって観察する視点の楽しさを教えてくれます。日常のちょっとした不思議に気づき始める年齢の子どもにぴったりで、想像力を刺激されること間違いなしです。読み聞かせでは、親子で自分たちの寝ぐせを確かめ合いながら、身近な発見の面白さを共有する楽しい時間になるでしょう。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 図鑑生活 | ||
| 2 | 定番童心社 | 3〜6歳 | どうぶつむし・いきもの図鑑 | ||
| 3 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 図鑑生活 | ||
| 4 | 定番徳間書店 | 3〜6歳 | のりもの図鑑物語 | ||
| 5 | 定番童心社 | 3〜6歳 | 図鑑きせつ | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | どうぶつむし・いきもの図鑑 | ||
| 7 | 講談社 | 3〜6歳 | かぞく図鑑物語 | ||
| 8 | ひだまり舎 | 3〜6歳 | どうぶつ図鑑物語 | ||
| 9 | 定番童心社 | 3〜6歳 | どうぶつ図鑑物語 | ||
| 10 | ブロンズ新社 | 3〜6歳 | 図鑑生活ユーモア |
図鑑は、子どもの「知りたい」気持ちに応え、観察する楽しさと知識への入り口をひらきます。最初から全部読む必要はなく、好きなページを眺めるだけでも十分。興味のあるテーマの図鑑は、何度もめくるうちに自然と知識が広がっていきます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 図鑑は何歳から楽しめますか?
A. 2〜3歳から、絵や写真を眺めて指さしするだけでも楽しめます。年齢が上がると説明文も読むようになり、長く使える一冊になります。
Q. 3歳に「図鑑」の絵本は向いていますか?
A. 3歳は会話が増え、友だちやごっこ遊びへの関心が高まる時期です。「図鑑」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、物語性や、気持ちのやりとりがある絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は3歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。