
6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「感情」の絵本を探すときは、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶことを意識しつつ、気持ちを言葉にしやすく、子どもが共感できる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、6歳の発達と「感情」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
6歳で感情の絵本を選ぶときは、うれしい・かなしい・こわいなど感情を理解できる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
何度も生まれ変わるねこの
物語に涙が止まらない!
命と愛について深く考える時間が生まれる一冊です
何度も死んでは生き返り、そのたびに違う飼い主のもとで暮らしてきた一匹の猫の物語です。誰にも愛されても満たされなかった猫が、あるとき出会いを通して変わっていく様子が描かれ、生きることや愛すること、命の重みについて静かに問いかけてきます。3〜6歳ごろから感情や想像力が豊かになっていく子どもに向けて、親しみやすい絵と言葉で深いテーマを届けてくれる一冊です。読み聞かせのあとに親子で感想を語り合う時間も生まれやすい物語です。
絵本の分野
本の特徴
いじめられた子が、
本当の自分を見つける物語!
内面の美しさと成長の喜びを感じる絵本です
兄弟たちから邪険にされ、ひとりぼっちで家を出たあひるの子が、いくつもの季節を越えながら自分らしい姿へと近づいていく様子を描いた物語です。孤独や悲しみ、不安といった気持ちの動きが丁寧に描かれており、3〜6歳の子どもが登場人物の心情に寄り添いながら想像力を働かせるきっかけになります。つらい出来事の先に何があるのかを一緒に想像しながら、親子でゆっくりとページをめくり、心に残る読み聞かせのひとときを過ごせる名作です。
絵本の分野
本の特徴
違いを受けとめ、心で
つながる友情の物語!
相手を思いやる気持ちが育つ絵本です
ひとりで静かに暮らすくまのもとに、ある日やまねこがやってきたことから始まる、静かで詩情あふれる物語です。言葉少なに描かれる二匹の交流からは、孤独や喪失、そして誰かと心を通わせることの温かさがにじみ出てきます。抑えた色彩の絵が物語の余韻を深め、読み聞かせでは大人も子どもも自然と静かな気持ちになれるでしょう。友だちとの出会いや別れについて考え始める年齢の子どもにとって、感情の機微をそっと感じ取る豊かな体験になる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
特別な友だちからの
手紙が心を揺さぶる!
相手を思いやる気持ちが育つ絵本です
体がつながって生まれてきた双子の兄弟の日々の暮らしや思いを、手紙という形を借りて伝える絵本です。困難を抱えながらも懸命に生きる姿や、周りの人々との関わりが率直な言葉でつづられており、命の大切さや、人と人とが支え合うことの意味について考えるきっかけを与えてくれます。読み聞かせを通して、自分とは違う境遇にある人への想像力や思いやりの気持ちが育まれていくことが期待できる内容です。少し重いテーマも含みますが、年齢に応じて大人が言葉を補いながら読むことで、深い対話につながる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
ランドセルへのドキドキが、
心にジーンと届く!
成長の喜びと期待が、
親子で共有できる絵本です
もうすぐ小学生になる女の子が、新しいランドセルを買ってもらったうれしさから、家族や友だちにそれを見せて回りたくてたまらなくなる気持ちを描いたお話です。ランドセルを背負って歩く高揚感や、誰かに自慢したくなる素直な感情が、日常の風景の中でやさしく丁寧に表現されています。入学を控えた子どもにとっては自分の気持ちと重なる場面が多く、期待と少しの緊張を共有できる一冊になるでしょう。読み聞かせを通して、新生活への不安をやわらげ、楽しみな気持ちを後押ししてくれる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
橋の上で出会う、
おじさんの不思議な話!
心優しくなる、
生命の大切さが静かに伝わる名作です
学校帰り、橋の上でひとり川を眺めていた少年が、通りかかったおじさんからふしぎな話を聞かせてもらうところから物語は始まります。静かな川辺の情景とともに語られる不思議な話は、いのちや時間のつながりについて、子ども自身の感じ方で受け止められるように描かれています。派手な展開ではなく、じんわりと心に残るような静かな時間が流れるお話で、4〜6歳の子どもと一緒に読むと、聞き終えたあとにふと会話が生まれるかもしれません。親子でゆっくり向き合いたい夜の読み聞かせにおすすめの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
ヨシタケシンスケが描く初恋の輝き!
友だちへの気持ちの変化が優しく伝わる一冊です
小学2年生の男の子と女の子のあいだに芽生えた、ちいさな恋心を描いた物語です。気になる相手のことをもっと知りたい、でもどう声をかけたらいいのかわからない、そんな胸のドキドキやそわそわした気持ちが、子どもの目線で丁寧に綴られています。恋愛というと大げさに聞こえますが、ここで描かれるのは「誰かを特別に思う気持ち」の芽生えという、誰もが経験する自然な感情です。3〜6歳の子どもにとっては少し先の出来事かもしれませんが、友だちを好きになる気持ちや、人との関わりの中で生まれる小さなドキドキを知るきっかけになります。
絵本の分野
本の特徴
平和って、こんなに素敵なんだ!
やさしさの大切さが心に届く絵本です
小さな子どもの視点から「へいわ」とはどんなことかを、素直な言葉でつづった詩のような絵本です。ごはんを食べられること、家族と眠れること、友だちと笑い合えることなど、当たり前に思える日々の場面を通して、平和の意味がやさしく浮かび上がってきます。4〜6歳の子には難しい言葉を使わずに大切なテーマに触れる機会となり、身近な幸せに気づくきっかけになります。読み聞かせでは、家庭や友だちとの日常を振り返りながら、平和について親子で言葉を交わす穏やかな時間が生まれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
1年生になるドキドキを応援する!
新しい世界への期待と不安が和らぐ絵本です
保育園や幼稚園での毎日を過ごしてきた子どもが、いよいよ小学生になる前の心の動きを描いた一冊です。楽しみな気持ちと同時にわきあがる不安や緊張感が、身近な生活の場面を通してていねいに表現されており、同じような気持ちを抱える5〜6歳の子どもが自分の気持ちを重ねやすい内容になっています。就学を控えた時期に親子で読むことで、不安を言葉にして共有したり、新しい生活への期待をふくらませたりするきっかけになります。入学準備の慌ただしい時期だからこそ、立ち止まって子どもの気持ちに寄り添う読み聞かせの時間としても役立つ一冊です。
絵本の分野
本の特徴
布のおもちゃと女の子の、
心が通う冒険物語!
友情と別れ、
そして再会の喜びが詰まった絵本です
ぬいぐるみのきつね「こん」と女の子あきが、電車に乗っておばあちゃんの家を目指す旅の途中で起こる出来事を描いた物語です。大切な相棒を守ろうとするあきの気持ちや、道中で芽生える心細さと勇気が丁寧に描かれており、2〜5歳の子どもは自分のお気に入りのぬいぐるみと重ねながら聞き入ることができます。旅先で出会う人々とのふれあいも温かく、支え合うことの大切さがやさしく伝わってきます。親子で寄り添いながら読むことで、安心感とともに小さな冒険の高揚感も味わえる名作です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番講談社 | 4〜6歳 | どうぶつ感情物語 | ||
| 2 | 定番小学館 | 4〜6歳 | どうぶつきせつ感情 | ||
| 3 | 定番河出書房新社 | 5〜6歳 | どうぶつ感情物語 | ||
| 4 | 童心社 | 6〜6歳 | 思いやり感情きょうだい | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 5〜6歳 | 感情生活小学校準備 | ||
| 6 | 定番河出書房新社 | 5〜6歳 | きせつ感情物語 | ||
| 7 | 講談社 | 6〜6歳 | 友だち感情物語 | ||
| 8 | ブロンズ新社 | 5〜6歳 | かぞく思いやり感情 | ||
| 9 | 新日本出版社 | 5〜6歳 | 感情生活保育園 | ||
| 10 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 感情物語冒険 |
感情の絵本は、うれしい・かなしい・おこる・こわいといったさまざまな気持ちに名前をつけ、受けとめる力を育てます。登場人物に共感することで、子どもは自分の気持ちを言葉にできるようになり、友だちの気持ちを想像する土台にもなります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 感情の絵本はどう読むと効果的ですか?
A. 読んだあとに「どんな気持ちだったと思う?」と話してみるのがおすすめです。気持ちを言葉にする練習になり、自分の感情とも上手に付き合えるようになります。
Q. 6歳に「感情」の絵本は向いていますか?
A. 6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「感情」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は6歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。