
6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「生活」の絵本を探すときは、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶことを意識しつつ、起床・食事・着替え・外出・就寝など身近な生活が描かれた絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、6歳の発達と「生活」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
6歳で生活の絵本を選ぶときは、日常生活の流れや習慣に親しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
一人で初めてのおつかい、
ドキドキが詰まってる!
子どもの勇気と親の優しい見守りが伝わる絵本です
小さな女の子が、初めて一人でお使いに出かける様子を描いたロングセラー絵本です。慣れない道を歩き、お店の人とやり取りをする中で、緊張したり不安になったりしながらも、頑張って役目を果たそうとする姿が丁寧に描かれます。3〜5歳ごろは、家族の役に立ちたいという気持ちや、知らない場所へ踏み出すどきどき感が芽生える時期。読み聞かせを通して、子どもが感じる誇らしさや心細さに寄り添いながら、生活の中での小さな成長を親子で一緒に見つめられる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
ランドセルへのドキドキが、
心にジーンと届く!
成長の喜びと期待が、
親子で共有できる絵本です
もうすぐ小学生になる女の子が、新しいランドセルを買ってもらったうれしさから、家族や友だちにそれを見せて回りたくてたまらなくなる気持ちを描いたお話です。ランドセルを背負って歩く高揚感や、誰かに自慢したくなる素直な感情が、日常の風景の中でやさしく丁寧に表現されています。入学を控えた子どもにとっては自分の気持ちと重なる場面が多く、期待と少しの緊張を共有できる一冊になるでしょう。読み聞かせを通して、新生活への不安をやわらげ、楽しみな気持ちを後押ししてくれる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
1年生になるドキドキを応援する!
新しい世界への期待と不安が和らぐ絵本です
保育園や幼稚園での毎日を過ごしてきた子どもが、いよいよ小学生になる前の心の動きを描いた一冊です。楽しみな気持ちと同時にわきあがる不安や緊張感が、身近な生活の場面を通してていねいに表現されており、同じような気持ちを抱える5〜6歳の子どもが自分の気持ちを重ねやすい内容になっています。就学を控えた時期に親子で読むことで、不安を言葉にして共有したり、新しい生活への期待をふくらませたりするきっかけになります。入学準備の慌ただしい時期だからこそ、立ち止まって子どもの気持ちに寄り添う読み聞かせの時間としても役立つ一冊です。
絵本の分野
本の特徴
大人も子どもも、仕事の
意味を考えさせられる!
いろんな職業への興味が広がる絵本です
大人になったら何の仕事をしようか、まだよくわからない子どもが、いろいろな仕事について相談できる不思議な窓口を訪れるところから物語が始まります。世の中にはどんな仕事があり、それぞれの仕事にはどんな意味があるのか、身近な視点からユーモラスに描かれ、働くことそのものについて親子で考えるきっかけになります。将来の夢がまだ定まらない子はもちろん、すでに憧れの職業がある子にとっても、視野を広げるおもしろい発見があるはずです。大人が読んでも自分の仕事を見つめ直したくなる内容で、読み聞かせのあとに「どんな仕事がしたい?」と自然に会話が広がる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
アリも、魚も、ぼくも、
みんなつながってる!
すべての生きもののつながりを感じる絵本です
庭にいるアリも海を泳ぐ魚も、そして私たち人間も、もとをたどれば同じいのちの仲間であることを、やさしい語り口と絵で伝えてくれる一冊です。大昔に生まれたひとつの細胞から、気の遠くなるような時間をかけて命が受け継がれ、今の自分につながっていることを、子どもにもわかる形で描いています。生き物への興味が広がる時期の子どもに、自分自身も大きないのちのつながりの一部であることを感じさせてくれる内容です。読み聞かせを通して、家族や自然への親しみや、いのちを大切にする気持ちを自然に育むきっかけになります。
絵本の分野
本の特徴
戦争の中で歌った、
ある少年の心の物語!
命の大切さと希望を学ぶ、
深い一冊です
戦争によって家族を失い、たったひとりで路上に投げ出された十歳の少年が、それでも生きようとした実話をもとにした物語です。過酷な状況の中で誰かに助けられ、支え合いながら命をつないでいく姿が描かれ、戦争がひとりの子どもの日常や未来をどれほど奪ってしまうのかを、実感を持って伝えてくれます。4歳から6歳の子にはまだ理解が難しい部分もありますが、大人が寄り添いながら読むことで、平和や命の重さについて親子で話し合うきっかけになります。読み終えたあと、今ある暮らしのありがたさを静かにかみしめたくなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
いろんなお仕事が身近に感じられる!
世の中への視野が広がる貴重な一冊です
ゴミの収集や道路の整備、病院や消防など、まちの中で毎日誰かが担っている仕事にスポットを当て、それぞれの働く人たちの姿を丁寧に描いた一冊です。ふだん何気なく目にしている光景の裏側にある努力や役割を知ることで、社会が多くの人の働きによって支えられていることを子どもなりに感じ取ることができます。就学を控えた年齢の子にとっては、身近な大人の仕事に興味を持つきっかけになり、読み聞かせを通じて「働く」という営みについて親子で話し合うきっかけも生まれる、社会への視野を広げてくれる内容です。
絵本の分野
本の特徴
チコちゃんと一緒に、
ナゾが解ける楽しさ!
日常の「なぜ?
」への興味がどんどん広がる一冊です
人気のテレビ番組のキャラクターが素朴な疑問を投げかける形式で、日常の中の「なぜ」を一緒に考えていくシリーズの一冊です。今回取り上げられるのは、人と別れるときに手を振るのはどうしてなのかという身近な仕草の由来にまつわる疑問で、当たり前に行っている行動をあらためて見つめ直すきっかけを与えてくれます。3〜6歳の子どもにとっては、挨拶やお別れの場面を思い浮かべながら、言葉や仕草の意味に興味を持つよい機会になります。読み聞かせでは、クイズを出し合うような掛け合いを楽しみながら、生活の中のふとした疑問について親子で話し合う時間を持てるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
人間とどうぶつ、それぞれの家の秘密!
身近な住まいを新しい視点で知る一冊です
人はなぜ家に住むのか、雨や風、暑さ寒さから身を守るためにどんな工夫が凝らされてきたのかを、身近な暮らしの視点からやさしく紐解いていく一冊です。屋根や壁、窓など住まいを形づくる部分に目を向けながら、世界にはさまざまな形の家があることも伝わる内容になっています。小さな子どもにとって当たり前すぎて意識しない「家」というものを、あらためて発見の対象として見つめ直すきっかけになります。読み聞かせを通じて、自分の家や暮らしについて親子で話すきっかけが生まれ、身近な環境への興味や社会性を育む時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
色も形も自由に変わるファミリー!
親子で世代を超えて愛される一冊です
体を自由に変えられる不思議な一家が、自分たちにぴったり合う住まいを見つけようと、街のあちこちを訪ね歩くお話です。既製の家では家族の個性や暮らし方に合わず、それぞれの工夫や希望を出し合いながら、自分たちらしい住まいのかたちを探していく様子が描かれます。2〜5歳の子どもには、丸くやわらかい姿の家族が次々と形を変える楽しさとともに、家族で何かを一緒に考え、決めていく過程の面白さが伝わります。読み聪かせでは、どんな家がいいかを子どもと一緒に想像しながら話せるので、暮らしや家族について考える温かなきっかけになる一冊です。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | かぞく生活物語 | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 5〜6歳 | 感情生活小学校準備 | ||
| 3 | 新日本出版社 | 5〜6歳 | 感情生活保育園 | ||
| 4 | 集英社 | 5〜6歳 | 生活物語ごっこ遊び | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 4〜6歳 | どうぶつ生活物語 | ||
| 6 | 童心社 | 6〜6歳 | 感情生活物語 | ||
| 7 | 解放出版社 | 5〜6歳 | 図鑑生活物語 | ||
| 8 | 文溪堂 | 5〜6歳 | 図鑑生活シリーズ | ||
| 9 | 定番福音館書店 | 3〜6歳 | 図鑑生活 | ||
| 10 | 定番講談社 | 3〜6歳 | かぞく生活物語 |
生活の絵本は、起きる・食べる・着替える・寝るといった毎日のくらしを楽しく描き、生活リズムや自立心を育てます。主人公と一緒に「できた!」を体験することで、いやがりがちな場面もすんなり受け入れられることが多く、毎日の習慣づくりの味方になります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 生活習慣が身につかないときどうすれば?
A. 絵本の主人公をまねっこする形で誘うとうまくいきやすいです。「〇〇ちゃんみたいにやってみる?」と声をかけ、できたらたっぷりほめてあげましょう。
Q. 6歳に「生活」の絵本は向いていますか?
A. 6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「生活」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は6歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。