
2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「かぞく」の絵本を探すときは、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶことを意識しつつ、親子・きょうだい・祖父母など身近な関係が温かく描かれた絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、2歳の発達と「かぞく」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
2歳でかぞくの絵本を選ぶときは、家族の愛情や日常が描かれた絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
世代を
超えて愛される14ひきシリーズ!
家族の朝ごはんが心あたたまる定番です
野ねずみの14ひき家族が、朝ごはんの準備から食卓を囲むまでの様子を丁寧に描いた作品です。畑で食材を集めたり、みんなで手分けをしたりしながら食事を整える過程が、岩村和朗ならではの緻密で温かな絵で表現されています。家族みんなで食べることの喜びや、当たり前の日常のありがたさが伝わってくる内容で、3〜6歳の子どもが生活習慣や食への関心を育むきっかけにもなります。朝の時間や食事前の読み聞かせにもふさわしい、シリーズを代表する一冊です。
絵本の分野
本の特徴
大家族の温かさと、
自然の恵みが詰まった絵本!
家族の絆と食の大切さを感じる、
ロングセラーです
大家族の野ねずみたちが暮らす人気シリーズの一冊で、家族総出で長いやまいもを掘り出そうと力を合わせる様子を描いたお話です。土を掘り進める作業の大変さや、みんなで協力しながら収穫を喜び合う姿を通じて、3〜6歳の子どもは自然の恵みや家族で力を合わせることの意味を自然と感じ取ることができます。細やかに描かれた野山の風景を眺めながら、食べ物がどのように育ち食卓に届くのかを親子で話し合うきっかけにもなる、季節の恵みを感じられる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
朝の出かけ際、楽しく笑える!
毎日の挨拶が自然と身につく一冊です
「いってらっしゃい」「いってきまーす」という毎日交わされるあいさつを題材にした、林明子の温かい絵と神沢利子の言葉が響き合う絵本です。1〜4歳の子どもにとって身近な生活のワンシーンをユーモラスに描いており、お出かけや見送りの場面を通して、家族や周囲の人とのやり取りの楽しさを感じ取ることができます。繰り返しのフレーズが心地よく、読み聞かせをしているうちに子ども自身も一緒に声を出したくなるような、生活習慣や社会性が自然と育まれる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
お母さんとのお出かけが、
子どもの目線で生き生き!
親も思わずクスッと笑う、
日常の大切さを感じる一冊です
お母さんと一緒にパンを買いに出かけたしろくまちゃんの、ちょっとした冒険を描くロングセラー絵本です。抱っこでポストに手紙を入れたり、ケーキを買ってもらえず泣いてしまったり、帰り道の公園ですべり台に夢中になったり。日常のささやかな出来事の積み重ねが、2〜4歳の子どもの毎日そのものと重なり、強い共感を呼びます。若山憲の温かい絵柄とシンプルな言葉が心地よく、親子でのお出かけ前後の読み聞かせにもぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
寝ない子だった作者の、温かい告白!
子育てのモヤモヤが、
愛おしさに変わる絵本です
寝かしつけの時間を長く描き続けてきた作り手が、自身の歩みを重ねながら綴った物語です。夜、子どもを寝かせるまでのひとときを見つめ直す内容で、子育てをしてきた人にも、これから子育てをする人にも語りかけてくるような静かな余韻があります。2〜5歳の子どもと過ごす眠る前の時間に読むことで、子ども自身も安心感に包まれますが、同時に読み聞かせる大人の心にも深く残る一冊です。親子で夜のひとときを共有しながら、それぞれの立場でこの本と向き合える貴重な作品です。
絵本の分野
本の特徴
ぼくのキモチ、ちゃんと
受け止めてほしい!
子どもの気持ちと親の想いが結ぶ一冊です
小さな女の子が、お母さんと離れる場面で心細さや不安を感じながらも懸命に気持ちを立て直していく様子を描いたお話です。日常のちょっとした出来事がきっかけで芽生える「置いていかないで」という切実な思いは、多くの子どもが経験する感情そのもので、共感しながら物語の世界に入り込めます。丁寧な絵で描かれる表情や仕草からは、幼い子どもならではの揺れ動く心がまっすぐに伝わってきます。分離不安を感じやすい2歳から4歳頃の子どもに寄り添い、読み終えたあとには親子で気持ちを話し合うきっかけにもなる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
999ひきの小さな命が
しかけで大集合!
数え数えながら、
生きものへの興味が広がる一冊です
たくさんのきょうだいがいる動物の家族を主人公に、にぎやかで温かい毎日を描いた人気シリーズの一冊です。数えきれないほどの兄弟姉妹が一緒に過ごす様子には、賑やかさとともに助け合いや思いやりの気持ちが自然に描かれ、めくって楽しむ工夫も味わいながらお話が進んでいきます。2〜5歳の子にとっては、大勢のきょうだいという設定そのものがユーモラスで親しみやすく、絵をじっくり見ながら数や動物の名前にも興味を広げられる内容です。読み聞かせのひとときには、次々と現れる仕掛けに親子で驚いたり笑ったりしながら、にぎやかな時間を一緒に楽しめる一冊になっています。
絵本の分野
本の特徴
オタマジャクシの成長が
101ちゃんで大冒険!
自然の変化と生命の不思議が身近になる一冊です
池に生まれたたくさんのおたまじゃくしのなかの一匹、101ちゃんを主人公に、卵からかえった小さな命がどんなふうに育っていくのかをたどっていくお話です。水の中で仲間と泳ぎまわる様子や、少しずつ体つきが変わっていく過程が、親しみやすい絵とともに描かれています。生きものの成長という自然の不思議に、小さな子どもでも興味を持って向き合える構成になっており、読み聞かせをしながら「今度は何が起きるかな」と一緒に想像を広げる時間になります。カエルや池の生きものに関心を持ち始めた子どもとの会話のきっかけにもぴったりの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
親子で遊ぶ動物たちが大集合!
親子の時間がもっと温かくなる読み聞かせの一冊です
お父さんに挑む子ぐまのお相撲や、鼻を使ってパパイヤを落とすゾウの親子など、いろいろな動物の親子が体を使って遊ぶ姿を描いた絵本です。短くリズミカルなことばが添えられていて、読んでいるうちに自然と体を動かしたくなるような、遊びに誘いかける雰囲気があります。動物たちの表情やしぐさがのびのびと愛らしく描かれ、親子の触れ合いのあたたかさが伝わってきます。2〜5歳の子にとっては、ページを見ながら実際に真似っこ遊びに発展させやすく、読み聞かせの時間がそのまま親子のふれあい遊びの時間になるような一冊です。
絵本の分野
本の特徴
もったいないばあさんの、
おばあちゃんの物語!
大切なことを次の世代へ伝えたくなる絵本です
物を大切にする心を伝えてきたシリーズに登場するのは、主人公のおばあちゃんです。掃除の仕方や食べ物の扱い方、季節の知恵など、暮らしの中の「だいじなこと」がおばあちゃんから孫へと伝えられていく様子が描かれ、世代を超えて受け継がれるものの温かさが感じられます。2〜6歳の子にとっては、身の回りのものを大事にする気持ちや、家族から教わることの意味を自然に感じ取るきっかけになるでしょう。読み聞かせでは、家庭でも似たような場面がないか親子で話しながら読むと、より豊かな時間になります。長く読み継がれてきた作品ならではの安心感もあります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番童心社 | 2〜5歳 | 食育かぞく物語 | ||
| 2 | 定番童心社 | 2〜5歳 | 食育かぞくきせつ | ||
| 3 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | かぞく生活ユーモア | ||
| 4 | 定番こぐま社 | 2〜4歳 | かぞく生活シリーズ | ||
| 5 | 定番文藝春秋 | 2〜5歳 | 寝かしつけかぞく物語 | ||
| 6 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | かぞく感情物語 | ||
| 7 | 定番ひさかたチャイルド | 2〜5歳 | どうぶつかぞくしかけ | ||
| 8 | 定番童心社 | 2〜5歳 | どうぶつむし・いきものかぞく | ||
| 9 | 定番こぐま社 | 2〜5歳 | どうぶつかぞくユーモア | ||
| 10 | 定番講談社 | 2〜6歳 | かぞく生活 |
かぞくの絵本は、親子やきょうだい、おじいちゃん・おばあちゃんとの温かな関わりを描き、「自分は愛されている」という安心感を育てます。何気ない日常のやりとりが、子どもにとってはかけがえのない幸せ。読み聞かせの時間そのものが、家族の絆を深めます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 下の子が生まれた上の子にも良い絵本はありますか?
A. きょうだいや赤ちゃんをテーマにした家族の絵本は、上の子の複雑な気持ちに寄り添ってくれます。「あなたも大切」という気持ちを、絵本を通じて伝えられます。
Q. 2歳に「かぞく」の絵本は向いていますか?
A. 2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「かぞく」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は2歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。