
6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「ファンタジー」の絵本を探すときは、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶことを意識しつつ、現実にはない世界観にワクワクできるお話を選ぶとよいでしょう。このページでは、6歳の発達と「ファンタジー」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
6歳でファンタジーの絵本を選ぶときは、現実離れした世界観のファンタジーな絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
世界の名作アンデルセン童話、決定版!
親指サイズの女の子の旅にときめく一冊です
花の中から生まれた小さなおやゆびひめが、思いがけない出来事の連続に巻き込まれながら旅を続けていく、世界中で長く親しまれてきた童話です。ふくろうやねずみ、もぐらなど個性豊かな生きものたちとの出会いが次々と描かれ、繊細で美しい絵がその不思議な世界観を引き立てます。2〜6歳という幅広い年齢の子どもがそれぞれのペースで物語に入り込み、小さな主人公の心細さや驚きに寄り添いながら想像を広げられる一冊です。読み聞かせを通して、豊かな感情の育ちにもつながっていきます。
絵本の分野
本の特徴
日本の古い物語、
きつねの秘めた想いとは!
古典の世界観を味わう心豊かな時間になる一冊です
日本に古くから伝わる「殺生石」の伝説をもとにした物語で、美しい姿に化けた金色のきつねが登場します。人の心を惑わし、都で暮らすようになったきつねの正体が少しずつ明らかになっていく展開は、緊張感がありながらも日本の伝承文化に触れる貴重な機会になります。力強く情感豊かな絵とともに語られる昔話の世界は、4〜6歳の子どもにとって少し背伸びした物語体験になり、読み聞かせを通じて想像力や物語を追う集中力を育みます。日本の妖怪や伝説に興味を持ち始めた子どもにおすすめの内容です。
絵本の分野
本の特徴
「ひらけゴマ」の魔法の言葉で冒険へ!
東方の物語の興奮を、
親子で味わえる一冊です
「ひらけゴマ」の呪文で知られるアラビアンナイトの名場面を、テンポよく語り直した物語絵本です。宝物が眠る洞窟の秘密や、知恵と勇気で困難を乗り越えていく主人公の姿が、トルコブルーを基調にした雰囲気のある絵で描かれています。ハラハラする展開とユーモラスな語り口が組み合わさり、初めて昔話に触れる子どもでも物語の世界に引き込まれやすい構成です。読み聞かせでは呪文の場面などが盛り上がりどころになり、親子で声を合わせて楽しむ時間にもなります。冒険物語の面白さを味わう入り口としておすすめの一冊です。
絵本の分野
本の特徴
昔話の奥深さに、子ども
も大人も引き込まれる!
世代を超えて語り継がれる民話の力に触れる一冊です
日本各地に伝わる民話をもとにまとめられた一冊で、海の底に沈んでしまった鬼にまつわる不思議な物語が収められています。昔から語り継がれてきた話特有の重みと余韻があり、人間の心の奥にある恐れや悲しみ、そして許しといった感情の機微が静かに描かれています。4〜6歳の子どもには少し大人びた雰囲気を持つ内容ですが、物語の持つ独特のリズムや語り口が耳に残り、想像力を刺激します。読み聞かせでは、日常とは違う不思議な世界に触れることで、昔話の奥深さや日本の文化に自然と親しむ時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
昔話の奥深さに引き込まれる!
日本の昔話の面白さが心に残る一冊です
馬に魚を積んで山道を行商する男が、恐ろしい山んばに出会うところから物語は始まります。次々と馬の荷を奪われ、しまいには馬まで食われそうになる緊迫した展開の中で、男は知恵を働かせて逃げようとします。昔話らしい繰り返しの語り口と、力強く迫力のある絵が一体となって、聞く子どもをぐいぐいと物語の世界に引き込んでいきます。追いつ追われつのはらはらする場面は、読み聞かせをする大人の声にも自然と力が入り、親子で息をのむような時間になるでしょう。日本の昔話特有の言葉のリズムに触れられるので、言葉の感覚や想像力を育てたい4〜6歳の子どもにぴったりの一冊で
絵本の分野
本の特徴
竹から生まれた姫君の秘密!
日本の古典をたっぷり味わえる絵本です
竹の中から生まれた美しい姫が、多くの人々に愛されながら成長し、やがて月とのつながりの中で不思議な運命をたどっていく、日本で古くから語り継がれてきた物語を描いた一冊です。3〜6歳の子どもにとって、現実離れした出来事や切なさを感じさせる展開は想像力を大きく広げるきっかけになります。美しい語り口と丁寧な絵によって昔話の世界観がしっかりと伝わり、読み聞かせを通して親子で日本の伝統的な物語文化に触れる貴重な時間を持つことができます。
絵本の分野
本の特徴
月が語った、世界中の美しい物語たち!
子どもの想像の翼をはばたかせる傑作集です
屋根裏部屋にひとり暮らす貧しい画家のもとを、夜ごと訪れる幼なじみの月が、自分が世界中で見てきた出来事を語って聞かせるという形で綴られた短編集です。にぎやかなお祭りの様子や遠い北の国の暮らし、煙突から初めて外をのぞいた少年の喜びなど、国も場面も異なる小さな物語が次々と紡がれていきます。ひとつひとつは短いので、寝る前の読み聞かせにも取り入れやすく、日によって違う話を選んで楽しめるのも魅力です。月が見た世界を想像しながら聞くうちに、遠い場所や知らない暮らしへの興味が自然と芽生えていきます。
絵本の分野
本の特徴
冬の美しさが言葉と絵に輝く!
季節の自然観察と創意を育む絵本です
冬の澄んだ空気の中で、氷や霜が織りなす自然の美しさを背景に、季節の移ろいを感じさせる物語が描かれます。寒さの厳しい時期ならではの静けさや、そこに宿るささやかな驚きや発見が丁寧に語られ、自然の姿を想像しながら味わう楽しさがあります。四季の中でもとりわけ冬という季節に焦点を当てているため、寒い時期に読むといっそう情景が心に響きやすく、読み聞かせを通して季節感を豊かに感じ取る機会になります。落ち着いた語り口の物語なので、じっくり聞く力がついてきた年齢の子どもと静かに向き合う時間にふさわしい一冊です。
絵本の分野
本の特徴
銀色に輝く不思議な国へ、
一気に引き込まれる!
ファンタジーな冒険が、
創造の翼を広げる絵本です
雪や氷におおわれた北の国を舞台に、寒さの中に息づく不思議な生きものたちや、きらめく銀色の炎のイメージが広がっていく物語です。凍える風や静まりかえった雪原の描写を通して、厳しい季節の中にある美しさや神秘が語られ、読む子どもの想像の世界を大きく広げてくれます。ふだん目にすることのない極北の自然を舞台にした幻想的な展開は、現実にはない情景を思い描く楽しさを教えてくれるでしょう。3〜6歳の子どもにはやや長さや奥深さのある内容ですが、絵と言葉の織りなす世界にじっくり浸ることで、想像力や物語を味わう力が育まれます。
絵本の分野
本の特徴
小さな体に大きな勇気が宿る!
日本の昔話の温かみに触れる一冊です
子どものいなかった老夫婦が神様に祈り、指ほどの小さな体で生まれた男の子を授かるところから物語が始まります。小さくとも元気ないっすんぼうしは、椀の舟と箸の櫂で旅立ち、都でさまざまな出来事に出会いながら成長していきます。昔の資料をもとにまとめられた昔話らしい素朴な語り口と、味わい深い絵が響き合い、小さな体で困難に立ち向かう主人公の姿に子どもたちは心を動かされることでしょう。体の大きさに関わらず勇気や知恵で道を切り開く姿は、読み聞かせを通じて自信や挑戦する気持ちを育むきっかけになります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番金の星社 | 4〜6歳 | 物語冒険ファンタジー | ||
| 2 | 定番ポプラ社 | 5〜6歳 | どうぶつ物語ファンタジー | ||
| 3 | 定番こぐま社 | 5〜6歳 | 物語冒険ファンタジー | ||
| 4 | 定番童心社 | 5〜6歳 | 物語ファンタジーシリーズ | ||
| 5 | 定番福音館書店 | 5〜6歳 | どうぶつ物語ファンタジー | ||
| 6 | 定番童心社 | 4〜6歳 | 物語ファンタジー | ||
| 7 | 定番小学館 | 5〜6歳 | 物語ファンタジー | ||
| 8 | 定番岩波書店 | 5〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 9 | 定番福音館書店 | 5〜6歳 | きせつ物語ファンタジー | ||
| 10 | 定番星雲社 | 4〜6歳 | 物語冒険ファンタジー |
ファンタジーの絵本は、魔法や不思議な生き物が登場する現実離れした世界観で、子どもの想像力をぐんと広げます。日常では出会えない世界に触れることで、自由な発想や物語を楽しむ力が育ちます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. ファンタジーの絵本は何歳から楽しめますか?
A. 3歳ごろから、現実とは違う世界観のお話を楽しめるようになってきます。不思議な設定でも安心できる結末のお話から選ぶとよいでしょう。
Q. 6歳に「ファンタジー」の絵本は向いていますか?
A. 6歳は小学校入学を意識し、自分で読むことにも関心が出てくる時期です。「ファンタジー」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、読み聞かせと自分読みの橋渡しになる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は6歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。