
2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「形」の絵本を探すときは、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶことを意識しつつ、見立て遊びや、形をさがす楽しさがある絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、2歳の発達と「形」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
2歳で形の絵本を選ぶときは、丸・三角・四角など形に親しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
形あそびで観察力が育つ!
考える力が自然と身につく一冊です
まる、しかく、さんかくという三つの形を、太い輪郭とはっきりした色使いのシンプルな絵で見せてくれる一冊です。ページをめくるたびに同じ形がくり返し登場するので、子どもは自然と形の特徴をつかみ、身のまわりにある丸いものや四角いもの、三角のものを指さして教えてくれるようになります。文字も少なく展開も静かなので、絵本にまだ慣れていない小さな子との読み聞かせにもぴったりで、親子で「まるはどれかな」と問いかけながらゆっくり言葉を交わす時間になります。形という抽象的な概念を、難しい説明なしに絵と言葉だけで感じ取れるところが魅力で、数や図形への興味の入
絵本の分野
本の特徴
数との出会いが、こんなに楽しい!
遊びながら数の概念を学ぶ一冊です
身の回りにあるものを数えたり並べたりする体験を通して、数という概念に初めて触れる1〜4歳向けの絵本です。数字の暗記を急ぐのではなく、絵に描かれたものを指さしながら「いくつあるかな」と親子で一緒に数えていく過程を大切にした構成になっており、数を数える行為そのものの面白さに気づけるように作られています。ロングセラーとして長く読み継がれてきた内容だけに、無理のない自然な形で数への興味の芽生えを後押ししてくれ、読み聞かせの時間が数遊びのような楽しいやり取りに変わっていく一冊です。
絵本の分野
本の特徴
ことば遊びで想像が広がる!
形と言葉の楽しさが一度に学べる絵本です
「さよならさんかくまたきてしかく」というおなじみの言葉遊びの歌をもとに、ページをめくるたびに三角、四角、丸などの形が次々に連想でつながっていく絵本です。ただ言葉の響きを楽しむだけでなく、四角のページには四角い形をしたものがたくさん描かれているなど、絵の中に形探しの楽しみも隠れています。声に出して読むとリズムがよく、まだ長いお話が難しい2歳ごろの子から、形の名前や仲間分けに興味が出てくる年齢まで幅広く楽しめます。読み聞かせでは自然と親子で一緒に声を合わせたくなり、言葉のリズムと形の発見という二つの遊びが同時に味わえる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
描きうたで、遊びながら字を学ぼう!
言葉のリズムと創作の楽しさが広がる絵本です
顔や体を描きながら歌う「えかきうた」を、やさしい絵とともに紹介する一冊です。丸や線を組み合わせているうちに、いつのまにか動物や人の顔ができあがっていく過程を、声に出しながら楽しめます。リズムに合わせて指を動かしたり、実際に紙に描いてみたりすることで、言葉と手の動き、絵が結びついていく体験になります。まだ上手に描けない小さな子でも、歌うようにまねをするだけで一緒に参加できるのが魅力です。読み聞かせの合間に体を動かす時間としても取り入れやすく、親子で声を合わせるひとときを作ってくれます。
絵本の分野
本の特徴
かぞえたり、くらべたり、
遊びながら発見!
数への感覚と論理的思考が自然に育つ絵本です
身の回りにあるものを数えたり、大きさや長さを見比べたりしながら、数やかたちの感覚を養っていく絵本です。ページの中にはさまざまなものが並び、「いくつあるかな」「どちらが多いかな」と問いかけながら見ていくことで、遊びながら数える楽しさに触れられます。ひらがなにも触れられる構成になっており、数と文字の両方に興味を持ち始める時期の子どもにちょうどよい内容です。読み聞かせでは、答えを急がず子ども自身に指さしや声で答えてもらう時間を作ることで、考える力や観察する力を引き出すきっかけになります。
絵本の分野
本の特徴
夜の積み木で、こんな大冒険が!
寝る前の親子時間が魔法の時間に変わる絵本です
夜になり、積み木を使ってこっそりと何かを作り上げていく様子を描いた物語です。静かな夜の雰囲気の中で積み木が積み重なり、形を変えながら思いがけない世界が広がっていく展開に、小さな胸の高鳴りを感じられます。2〜5歳は積み木遊びやごっこ遊びが盛んになる時期で、物を組み合わせて何かを作る楽しさや、夜という特別な時間への好奇心とも重なりやすい内容です。読み聞かせでは声を落ち着かせて夜の雰囲気を演出しながら読むことで、寝る前のひとときにふさわしい落ち着いた気持ちを引き出し、想像の世界へと自然に誘う時間を親子で分かち合えます。
絵本の分野
本の特徴
丸いマンマルさんの不思議な気持ち!
感情が揺らぐ瞬間を優しく包む物語です
まんまるい姿をしたふしぎな存在が、ページの中でゆったりと動いたり、じっとたたずんだりしながら物語が進んでいきます。丸い形そのものが持つ愛らしさやおおらかさが、絵と言葉の間からじんわりと伝わってきて、子どもも大人も思わず気持ちがゆるむような時間を作ってくれます。難しい言葉や複雑な筋立てはなく、シンプルな展開だからこそ、絵をじっくり眺めたり、次はどうなるのかを親子で想像したりする余白がたっぷりあります。3歳から6歳頃の、身の回りの形や感情に興味を持ち始める子にとって、丸いものへの親しみや、誰かと一緒にいる安心感を感じ取るきっかけになりそう
絵本の分野
本の特徴
毎日の風景に
隠れた「しましま」を探す楽しさ!
世界を新しく見つめる感性が広がる一冊です
街を歩いていると、いろいろな場所に「しましま」が隠れています。床屋さんのくるくる回る看板、お散歩中の犬が着ている洋服、お店の屋根や日よけのテント。布を切り貼りしたような温かみのある絵で、身近な風景の中にひそむ縞模様が次々に登場します。ページをめくるたびに新しいしましまが見つかる構成なので、2歳頃からお子さんと一緒に「あ、ここにもあった」と指さしを楽しめます。色や形への気づきが育つ時期にぴったりで、読み終えたあとは実際の散歩道でも、電車の座席やマンホールの模様など、身の回りのしましま探しをしたくなるはずです。
絵本の分野
本の特徴
触ってこねて、何になるかな?!
世代を超えて愛される参加型絵本で、
創造性が目覚める体験です
粘土のようなやわらかいものを「こねて、のばして」いくと、どんな形になっていくのでしょう。ページをめくるたびに形が変わっていく様子を、シンプルな絵と言葉で追いかけていく一冊です。小さな子どもは手や指先の動きを想像しながら、目の前で何かが変化していく面白さを感じ取ります。難しい言葉や物語の筋を追う必要がないので、1歳頃からでも絵の変化を楽しむだけで十分に満足できます。読み聞かせでは、大人も一緒に「こねて、のばして」と声に出しながらページをめくることで、リズムや擬態語の響きを楽しむ時間になり、親子のやりとり遊びのきっかけにもなる絵本です。
絵本の分野
本の特徴
じゃんけんで笑顔が
生まれるひとときを!
友だちと遊ぶ喜びと公平さを体験する絵本です
うさぎやねずみ、くまなど、身近な動物たちが次々に登場して、ぐう、ちょき、ぱあを繰り出しながらじゃんけんをしていく絵本です。手の形がそのまま動物の顔や体に見立てられていて、ページをめくるたびに「つぎはどんな形かな」と親子で予想しながら楽しめます。勝ち負けだけでなく、形を比べたり数を数えたりする視点も自然に含まれているので、遊びを通して物の見方や関係性に気づくきっかけにもなります。じゃんけんはお友だちとの関わりの中でよく使う遊びなので、絵本で繰り返しに触れておくことで、実際の遊びの場でも自信を持って参加できるようになりそうです。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 2〜6歳 | 形 | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 数形 | ||
| 3 | 定番こぐま社 | 2〜5歳 | ことば形ユーモア | ||
| 4 | 定番福音館書店 | 2〜5歳 | 音リズムことば形 | ||
| 5 | 偕成社 | 2〜5歳 | 数形探す・見つける | ||
| 6 | 金の星社 | 2〜5歳 | 寝かしつけ形物語 | ||
| 7 | クレヨンハウス | 2〜5歳 | 形感情物語 | ||
| 8 | こぐま社 | 2〜5歳 | 色形 | ||
| 9 | 定番ブロンズ新社 | 1〜4歳 | 音リズム形しかけ | ||
| 10 | 鈴木出版 | 2〜5歳 | どうぶつ形友だち |
形の絵本は、丸・三角・四角といった基本の形に親しみ、身のまわりのものを形でとらえる目を育てます。「まるはおつきさま」のような見立て遊びは、観察力と想像力の両方を刺激し、図形の感覚の土台になります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 形の絵本はどんな遊びにつながりますか?
A. 読んだあとに「まるいものさがし」をしたり、積み木やブロックで形を組み合わせたりと、手を動かす遊びにつなげると理解が深まります。
Q. 2歳に「形」の絵本は向いていますか?
A. 2歳は自我が育ち、イヤイヤやこだわりが出やすい時期です。「形」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、気持ちを代弁してくれる絵本や、生活習慣の絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は2歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。