
1歳は身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増える時期です。「感情」の絵本を探すときは、生活・動物・乗り物など、身近な題材で参加できる絵本を選ぶことを意識しつつ、気持ちを言葉にしやすく、子どもが共感できる絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、1歳の発達と「感情」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
1歳で感情の絵本を選ぶときは、うれしい・かなしい・こわいなど感情を理解できる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
イヤイヤ期、こんなに可愛らしい!
子どもの気持ちが丸ごと肯定される絵本です
「いやだいやだ」という短い言葉と力強い絵で、思いをうまく言葉にできない子どもの気持ちをそのまま描いた絵本です。何にでも「いやだ」と言いたくなる2〜4歳頃の姿がリアルに表れていて、読み聞かせのなかで子どもが自分と重ね合わせたり、親が子どもの内側にある気持ちに気づくきっかけになります。イヤイヤ期のただ中にいる親子にとって、感情を否定せず受け止め合う時間を持てる一冊で、長く読み継がれてきた定番として安心して手渡せます。
絵本の分野
本の特徴
赤ちゃんの笑顔と
言葉が呼び起こされる!
最初の物語との出会いが始まる絵本です
赤ちゃんが泣いたり笑ったりする様子を、やさしいタッチと短い言葉のリズムでつづった一冊です。「あーんあん」というシンプルな声の響きが繰り返され、まだ言葉を持たない赤ちゃんの気持ちにそっと寄り添うような構成になっています。日常のちょっとした場面から生まれる感情の動きが素直に描かれているため、読み聞かせをする大人自身も赤ちゃんの表情や声を思い浮かべながら楽しめます。声に出して読むことで音の心地よさが伝わり、赤ちゃんとの触れ合いの時間がより豊かなものになります。初めての絵本体験としても安心して手渡せる作品です。
絵本の分野
本の特徴
子どもの「ママ大好き」が
ぎゅっと詰まった!
親子の絆がより深く感じられる一冊です
やさしい詩の言葉で、子どもがママを大好きだと思う気持ちがまっすぐに綴られた一冊です。抱っこされたときのぬくもりや、そばにいるだけで安心する気持ちなど、小さな子が日々感じている素直な感情が、リズムのある言葉で表現されています。難しい物語展開はなく、詩を声に出して読むだけで親子の心が近づくような内容なので、1〜4歳の子どもが言葉の響きを楽しみながら、自分の中にある「好き」という気持ちに気づくきっかけになります。読み聞かせの時間は、特別な出来事がなくても、ただそばにいることの心地よさを親子で確かめ合うひとときになるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
ピートの楽観的なあの歌が心に響く!
どんなときも前向きな気持ちが大事だと学べる一冊です
お気に入りの四つのボタンがついた服を着た、いつも陽気なねこが主人公のお話です。歩いていく途中でボタンがひとつずつ取れてしまいますが、そのたびに慌てず騒がず「だいじょうぶ、へっちゃらさ」と歌うように受け止めていく姿が描かれます。困った出来事が起きても悲しみに沈まず前を向く様子は、小さな子どもが失敗やアクシデントとどう付き合っていけばよいかを自然に感じ取るきっかけになります。リズミカルな言葉の繰り返しがあるので、読み聞かせでは一緒に口ずさみながら楽しめ、親子で明るい気持ちを共有できるひとときになるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
だるまさんがあかちゃんに大笑い!
にらめっこで家族みんなが笑顔になる一冊です
にらめっこ遊びを題材にした絵本で、こわい顔をしただるまさんが「あっぷっぷ」と表情を作ってみせます。絶対に笑わないぞという顔つきのだるまさんですが、赤ちゃんの無邪気でかわいらしい様子を前にすると、だんだん我慢できなくなっていく様子が描かれます。にらめっこは子どもたちにとって身近で大好きな遊びのひとつで、絵本の中のだるまさんの表情の変化を見ながら、読み手も一緒に顔をゆがめたり笑ったりできる楽しさがあります。1歳から4歳ごろの子には、表情やしぐさを真似したくなる時期にぴったりで、読み聞かせの場でも自然と笑い声が広がる時間になるでしょう。
絵本の分野
本の特徴
みんなのいいおかおが
集まった、やさしい時間!
赤ちゃんが笑顔と表情の世界に優しく迎え入れられる絵本です
松谷みよ子の言葉と瀬川康男の絵による、赤ちゃんと家族の表情を描いたロングセラー絵本です。0〜3歳の子は、身近な人の顔や気持ちの変化にとても敏感な時期。ページをめくるたびに広がる「いいおかお」の表情を親子で真似しながら、笑顔や感情のやりとりを楽しむ読み聞かせの時間になります。シンプルな構成なので繰り返し読むうちに子ども自身も表情をまねするようになり、親子のコミュニケーションを深めるきっかけとしても親しまれています。家庭の絵本棚に一冊置いておきたい定番作品です。
絵本の分野
本の特徴
ぞうちゃんの気持ちに
そっと寄り添える!
子どもの「いやいや」を優しく受け止める物語です
ぞうちゃんが「いやいや」と首を横に振る場面から始まる、小さな子どもの気持ちに寄り添った絵本です。着替えやごはんなど、日々の生活の中で誰もが経験する「いやいや」の瞬間が、ぞうちゃんの素直な表情としぐさを通してやさしく描かれています。シンプルな言葉とはっきりした絵柄で、まだ自分の気持ちをうまく言葉にできない年齢の子どもにも状況がすっと伝わります。読み聞かせをする大人にとっても、子どもの「いやいや」を受け止めるヒントになる場面が多く、親子で気持ちを言葉にして共有するきっかけになる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
毎日がもっと好きになる、
そんな気持ちが育つ!
前向きな心と生活リズムが作られる絵本です
毎日の暮らしの中で出会う小さな喜びや、明日への期待感を、やさしい言葉とリズムで描いた絵本です。起きる、食べる、遊ぶ、眠るといった生活の一場面一場面に込められた気持ちを丁寧にすくいあげ、子どもが自分の毎日を重ねながら楽しめる内容になっています。読み聞かせを通して、今日という一日を大切に感じたり、明日を楽しみに思う気持ちが自然と育まれていきます。歌うように読めるリズミカルな文章は、生活習慣を身につけ始める時期の子どもに寄り添い、親子で笑顔になれる温かなひとときを作ってくれます。
絵本の分野
本の特徴
「わたしの」って何だろう?
心が広がる!
語呂合わせが生む発見と自分らしさです
赤ちゃんや小さな子どもにとって身近なものが、次々と「わたしの」という言葉とともに登場する一冊です。帽子や靴、コップなど、自分だけの持ち物を通して「これはわたしのもの」という気持ちを確かめていく展開は、所有の感覚や自己意識が芽生え始める時期の子どもの心にぴったり寄り添います。シンプルな絵と繰り返しのリズムで、初めての読み聞かせにも向いており、親子で指差しをしながら「これはだれの?」とやり取りする時間にもなります。言葉を覚え始めた子が、自分の世界を少しずつ広げていく様子を、優しく見守れる絵本です。
絵本の分野
本の特徴
ふれあいの喜びが、
シンプルに溢れている!
人とのつながりの温かさを感じる一冊です
日々の暮らしの中で交わされる「こんにちは」というあいさつを通じて、人と人とがつながっていく温かさを描いた絵本です。すれ違う人やまわりの生きものに向けられるあいさつの言葉が、次々と場面をつなぎながら広がっていく様子が描かれ、あいさつの持つ力やあたたかさが伝わってきます。あいさつを覚え始める年齢の子どもにぴったりで、日常生活の中で自然と実践したくなる内容です。読み聞かせでは、親子で一緒に「こんにちは」と声に出しながら、あいさつの心地よさを味わう時間になります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | イヤイヤ感情ユーモア | ||
| 2 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | イヤイヤ感情保育園 | ||
| 3 | 定番こぐま社 | 1〜4歳 | ことばかぞく感情 | ||
| 4 | 定番ひさかたチャイルド | 1〜4歳 | 音リズム感情物語 | ||
| 5 | 定番あすなろ書房 | 1〜4歳 | 感情ユーモア物語 | ||
| 6 | 定番童心社 | 0〜2歳 | どうぶつかぞく感情 | ||
| 7 | 定番講談社 | 1〜4歳 | イヤイヤどうぶつ感情 | ||
| 8 | クレヨンハウス | 1〜4歳 | 音リズム感情生活 | ||
| 9 | 定番こぐま社 | 1〜4歳 | ことば感情生活 | ||
| 10 | 童心社 | 1〜4歳 | ことば感情あいさつ |
感情の絵本は、うれしい・かなしい・おこる・こわいといったさまざまな気持ちに名前をつけ、受けとめる力を育てます。登場人物に共感することで、子どもは自分の気持ちを言葉にできるようになり、友だちの気持ちを想像する土台にもなります。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 感情の絵本はどう読むと効果的ですか?
A. 読んだあとに「どんな気持ちだったと思う?」と話してみるのがおすすめです。気持ちを言葉にする練習になり、自分の感情とも上手に付き合えるようになります。
Q. 1歳に「感情」の絵本は向いていますか?
A. 1歳は身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増える時期です。「感情」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、生活・動物・乗り物など、身近な題材で参加できる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は1歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。