
1歳は身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増える時期です。「ユーモア」の絵本を探すときは、生活・動物・乗り物など、身近な題材で参加できる絵本を選ぶことを意識しつつ、くり返し・意外な展開・言葉遊びで声に出して楽しい絵本を選ぶとよいでしょう。このページでは、1歳の発達と「ユーモア」というテーマの相性を考えて選んだおすすめ絵本を紹介します。
1歳でユーモアの絵本を選ぶときは、親子で笑って楽しめる絵本を探している視点で、次のポイントを意識すると選びやすくなります。
絵本の分野
本の特徴
こぐまちゃんの運転手姿に、
思わず笑顔に!
ごっこ遊びの楽しさが膨らむ絵本です
おもちゃの車にまたがったこぐまちゃんが、今日はバスの運転手になりきってお客さんを乗せ、「はっしゃおーらいぶっぶうー」と元気よく走り出す様子を描いた一冊です。乗り物に興味を持ち始める1〜4歳の子どもにとって、身近な物を使って何かになりきるこぐまちゃんの遊び方は、そのまま自分のごっこ遊びのヒントにもなります。親しみやすいキャラクターと軽快な言葉のリズムが繰り返されるので、読み聞かせでも声に出しやすく、親子で一緒に運転手気分を味わいながら楽しい時間を過ごせる、シリーズならではの安心感のある内容です。
絵本の分野
本の特徴
こぐまちゃんと
ボールの掛け合いが最高!
世代を超えて愛される読み聞かせの定番です
「こぐまちゃん」シリーズの一冊で、こぐま社の絵本らしいシンプルな線と鮮やかな色使いが小さな子どもの目を引く作品です。ボールという身近な遊び道具を題材に、こぐまちゃんの動きや表情が生き生きと描かれ、1歳から4歳頃の子どもが繰り返し楽しめる内容になっています。短い文章とわかりやすい展開なので、初めての読み聞かせにも向いており、親子でボール遊びのまねをしながら読むこともできます。友だちとものを共有したり一緒に遊んだりする社会性の芽生えにもそっと寄り添ってくれる絵本です。
絵本の分野
本の特徴
イヤイヤ期、こんなに可愛らしい!
子どもの気持ちが丸ごと肯定される絵本です
「いやだいやだ」という短い言葉と力強い絵で、思いをうまく言葉にできない子どもの気持ちをそのまま描いた絵本です。何にでも「いやだ」と言いたくなる2〜4歳頃の姿がリアルに表れていて、読み聞かせのなかで子どもが自分と重ね合わせたり、親が子どもの内側にある気持ちに気づくきっかけになります。イヤイヤ期のただ中にいる親子にとって、感情を否定せず受け止め合う時間を持てる一冊で、長く読み継がれてきた定番として安心して手渡せます。
絵本の分野
本の特徴
すりすりすりすり、みんなやってくる!
ロングセラーの傑作で、
ふれあいの喜びを感じる一冊です
元気いっぱいのももんちゃんが、砂場でごきげんに遊んでいるところに、ひよこさんやきんぎょさんたちがやってきて、すりすりとくっついてくるあたたかいお話です。ももんちゃんはいいにおいがするようで、次々とおともだちが寄ってくる様子がユーモラスに描かれ、くり返しのリズムある言葉が心地よく耳に残ります。1〜3歳の子にとっては、体をくっつけあう触れ合いの心地よさや、友だちと関わる楽しさを感じ取れる内容で、読み聞かせのときには実際にすりすりと触れ合いながら読んであげると、より一層親子のスキンシップの時間として楽しめます。
絵本の分野
本の特徴
ちょうちょうがと
まるたびに、笑顔が広がる!
リズムと繰り返しが心地よい、
ロングセラー絵本です
ひらひらと飛んできた一匹のちょうちょうが、うさぎさんやキリンさんなど、いろいろな動物たちのところへ次々にとまっていくお話です。とまられた動物たちがくすぐったそうに笑う様子が、リズミカルな言葉とともにやさしく描かれ、次は誰のところに飛んでいくのかなと、めくるたびに小さな期待が膨らみます。繰り返しの言葉と軽やかな響きが心地よく、言葉を覚え始めたばかりの小さな子でも声に出して真似したくなるでしょう。読み聞かせでは、大人が声の調子を変えながら読むことで、親子で一緒に笑い合うあたたかなひとときが生まれます。
絵本の分野
本の特徴
風にふわり、顔が
コロコロ変わって大笑い!
動きと表情の変化を楽しむ、
想像力を広げる一冊です
びゅーんと風が吹くと、いろいろな顔やかたちがぐにゃりと変わっていく、見ているだけで笑いがこみあげてくる絵本です。ページをめくるたびに、まっすぐだった顔や物のかたちが風にあおられて思いもよらない姿に変化し、その大胆でユーモラスな絵の勢いに子どもは目を丸くして喜びます。言葉のリズムも軽快で、風の音や様子を表す響きを声に出して読むと、読み聞かせの時間がより楽しくなります。2歳頃の小さな子には色やかたちの変化そのものが刺激になり、少し大きくなった子にはどうしてこんな顔になったのかを想像したり、自分でも真似して変な顔を作ってみたりする遊びにつな
絵本の分野
本の特徴
おいもさんたちの冒険が
テンポよく広がる!
言葉のリズムを楽しむ古典的な一冊です
お池やたらいの水にぽちゃんと落ちてしまったおいもさんたちが、そのあとどうなっていくのかを楽しく見せてくれるお話です。リズミカルな繰り返しの言葉と、丸くて愛らしいおいもさんの姿が印象的で、耳と目の両方で楽しめる構成になっています。まだ長いお話が難しい小さな子どもでも、テンポのよい言葉の響きに引き込まれ、思わず一緒に声を出したくなるでしょう。読み聞かせの場では、次のページをめくる前に「どうなるかな」と問いかけながら読むと、親子で想像を膨らませる時間になります。身近な食べものを題材にしているため、日常の食への関心にもつながる一冊です。
絵本の分野
本の特徴
しゅっ!と汚れを落と
すと歯がピカピカに!
楽しく歯磨きへ導く工夫がいっぱいの一冊です
れっしゃが口の中を走り、汚れた歯をぴかぴかにみがいていく、はみがきの時間が楽しくなる一冊です。ページをめくって汚れの部分を「しゅっ!」と取ると、きれいな歯が現れるしかけになっていて、赤ちゃんや小さな子どもも思わず手を伸ばしたくなります。れっしゃが「しゅっしゅっぽー」と走る音やリズムのよい言葉が繰り返されるので、耳からも楽しめて、読み聞かせのテンポがそのまま心地よい時間になります。歯みがきをいやがりがちな時期の子にも、遊び感覚で歯みがきのイメージを持たせてあげられるのが魅力です。
絵本の分野
本の特徴
お弁当たちの冒険がますます面白い!
大人気シリーズの続編で遊びごころが深まります
にんじんやたまごやきなど、おなじみの食べものたちが元気に登場し、おべんとうバスに乗り込みながら繰り広げるかくれんぼ遊びを楽しめる一冊です。ページをめくるたびに顔をのぞかせる食べものたちの表情がユーモラスで、どこに隠れているのかを一緒に探す楽しさがあります。1〜4歳の子どもにとっては、身近な食べものが親しみやすいキャラクターとして描かれているため、自然と興味を持って絵本の世界に入っていけるでしょう。読み聞かせの際には「どこにいるかな」と問いかけながら進めることで、親子のやりとりが生まれ、参加する喜びを感じられる時間になります。
絵本の分野
本の特徴
型抜きしかけで、みんな一緒に大笑い!
読み聞かせの時間がもっと特別になる絵本です
しろくまさんがなくしてしまったパンツを探しに、いろんな動物たちのパンツをめくって確かめていくしかけ絵本の大型版です。ページの一部が型抜きになっていて、めくるたびに違う模様や柄のパンツが顔を出す楽しさがあり、小さな子でも直感的に参加できます。大きな判型なので、おうちで親子二人で楽しむのはもちろん、保育園や読み聞かせ会など大勢の前で読むのにもぴったりです。くり返しのリズムある言葉と意外性のあるしかけで、1歳前後から4歳ごろまで幅広く笑いを誘い、めくる・当てるという遊びを通して集中力や好奇心を育む時間になります。
色つきはその本が主に育てる分野、白はあわせて育つ分野です
| # | 本 | 対象年齢 | のびタネ分野 | テーマ | |
|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 定番こぐま社 | 1〜4歳 | のりものユーモア物語 | ||
| 2 | 定番こぐま社 | 1〜3歳 | 友だちユーモアシリーズ | ||
| 3 | 定番福音館書店 | 1〜4歳 | イヤイヤ感情ユーモア | ||
| 4 | 定番童心社 | 1〜3歳 | 音リズム友だちユーモア | ||
| 5 | 定番こぐま社 | 1〜4歳 | 音リズムどうぶつむし・いきもの | ||
| 6 | 定番Gakken | 1〜4歳 | 音リズムユーモアしかけ | ||
| 7 | 定番童心社 | 1〜4歳 | 食育音リズムユーモア | ||
| 8 | 定番アリス館 | 1〜4歳 | はみがきユーモアしかけ | ||
| 9 | 定番ひさかたチャイルド | 1〜4歳 | ユーモア物語シリーズ | ||
| 10 | 定番ブロンズ新社 | 1〜4歳 | どうぶつユーモアしかけ |
ユーモアの絵本は、親子で思いきり笑える時間をつくり、「絵本って楽しい」という気持ちを何より強く育てます。意外な展開やとぼけた言葉遊び、くり返しのおかしさは、子どもの心をぐっとつかみ、読書好きへの近道に。笑いの共有は親子の絆も深めます。
のびタネ絵本では、0〜6歳向けの絵本を年齢・のびタネ分野・テーマから探せます。このページのおすすめ絵本は比較表でひと目で見くらべでき、各タイトルのリンクから詳しい情報を見られます。気になる絵本を「もってる」「ほしい」に登録すると、おうちの本棚ののびタネ分野の傾向をグラフで確認できます。
Q. 笑える絵本は学びになりますか?
A. 「楽しい」という気持ちこそ、絵本を好きになる一番の力です。笑いながらくり返し読むうちに、言葉のリズムやお話の展開も自然と身についていきます。
Q. 1歳に「ユーモア」の絵本は向いていますか?
A. 1歳は身近なものへの興味が広がり、指さしやまねっこが増える時期です。「ユーモア」のテーマはこの時期の興味や発達に合わせやすく、生活・動物・乗り物など、身近な題材で参加できる絵本を選ぶとより楽しめます。このページの絵本は1歳前後の子が楽しめるものを選んでいます。
Q. おすすめ絵本はどんな順番で並んでいますか?
A. 対象年齢の「読みごろ」との近さと、定番度(多くの家庭で長く読まれているか)をもとにおすすめ順で並べています。気になる絵本はタイトルのリンクから詳しく見られ、「もってる」「ほしい」に登録できます。